月明かりの下の独り言

こちらに舞い戻って参りました。
こちらで、ちょっくら暑苦しく真面目な話題に、取り組んでいきたいと思います。

[ドキュメンタリー]ブレアとブッシュ

2008-09-15 | つぶやく
NHKBS世界のドキュメンタリー
シリーズ「ブッシュの戦争」より
「ブレアとブッシュ」2007年BBC(イギリス)

トニー・ブレアは強調する。
「国際社会の結束」こそが、テロを効果的に抑えることができる。
彼の「信念」。
「他の人よりも私は信念を持っていた」

どこかの国の首相の「私はアナタとは違うんです」発言を思い出しちゃったよ。
ま、それは良いんだけどね。

「国際社会の結束」って、何?
その国際社会には、もしかして「西欧」と「アメリカ合衆国」しか入ってないじゃございません?

薄ら寒くなる言葉だった。

コフィ・アナン元国連事務総長の言葉が、このプログラムの中で、明確に私の気持ちを代弁してくれてる。

「NATO諸国の結束は、そんなに強大で、全てを超越するほど大きな存在なのでしょうか・・・(しばしの沈黙)・・・それが疑問です」


ブレアの頭の中の「国際社会」の枠組みを超えるようなビジョンを示さないかぎり、永久に、不幸な誤解のしたに、多くのテロが生み出されていくんじゃなかろうか。

ブレアの言う「国際社会」から外れている国や地域が示す「国際社会」への反応が、「国際社会」の思うとおりにならないことに対する「いらだち」を、彼のインタビューから感じた。

それこそが、この問題の解決を妨げている、というよりも、生み出している根源なのかもしれない。

BBCは、プログラムを作るにあたって、どうやらこの「国際社会の結束」自体のうさんくささにはあまり気付いていないようだ。
アナンさんの言葉は入っていたけれども。
あの言葉の真意を、作り手が分かっているのか、若干疑問が残る内容だった。

そして、彼の「信念」
国民があれほど反対しても、一国のリーダーの非常に個人的な「信念」で、戦争に突入してしまうものなのか。

そのことを考えると、また薄ら寒くなってしまった。


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2 コメント

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なにも‥ (みなづき)
2008-09-19 02:01:57
ペタのかわりに、なにかコメント書きたいけれど
ちょうどいい言葉がみつからないわ~。
ということで、アナログで‥。

ペタペタ‥!
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あはは~ (くぅ)
2008-09-20 13:47:27
ペタペタ、ありがと~
なにか言葉見つかったら、またよろしくね~
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