くてくてのフォト日和

-カメラのおかげ-

七変化

2015-06-21 00:05:04 | 川崎
歩道に植わっているアジサイ。たぶん、きっと、同じ木です。
見事に青花とピンク花が共存しています。


これも同じ木。こちらは1つの花で色が違います。

土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイの根から吸収され、花の色素と結合し青花となります。
中性~弱アルカリ性の土壌ではピンク花になります。
ほかに品種特性や土壌中のリン酸含量、水分量が影響します。

同じ株でも根から送られてくるアルミニウムの量に差があるため、枝により花色が微妙に異なってくるので、青とピンクが共存する場合があります。

日本は雨が多く基本的に酸性土壌なので、露地植えのアジサイは一般的に青花となります。
歩道の花壇などでは品種改良した花だったり、土壌が変わっているのでしょう。
土壌の影響をうけるため、同じアジサイでも来年はまた違う色になっているのかもしれませんね。