野生のチカラ

1090g

友人が来ていたので、餌やりがてらコガモの水溜りへ。
双眼鏡では姿は見えなかったので、下まで降りず上から覗き込むと、結局順に3羽のコガモが飛び出ました。
が、舞竜やる気なし。まぁ横っ飛びなんで、やる気があってもまず獲れませんが・・
その後渡りをしましたが、反応もイマイチ。
今年最後はあまり良い感じで終われませんでした。
来年に期待！

その足で罠を見回りました。

先日ワイヤーを掘り出されてあった罠↓


今日行くと罠ごと無くなってる・・・これはヒトの仕業だ。。なんてことするんだよぅorz

なんか今年最後はブルーな気分で終わっちゃいましたが、鳥にしても獣にしても簡単には獲らせてくれないその野生のチカラ！天晴れ！ですな。

今年お世話になったみなさんと自然の恵み、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします！

むずかしい。

1100g　暖かいからか、ちょっと高い。

朝から、コガモの付く川の水溜りへ。いつも４，５ｍのブロック積の上から狙うのですが、逃げ切られてばかり。今日こそはと、はしごを使って川原へ降り、回り込んで水溜りを狙おうと思っていましたが、思ってもいない本流からカルガモが2羽飛び出す。思わず羽合せましたが、横っ飛び。6,70m位は本気追いを見せてくれましたが、追いつけず。。

本命の水溜りにはいつも居るはずのコガモの姿は見えず。こんなもんです・・・
赤がいつも狙ってコガモに逃げられるパターン。青が今日の歩いたパターン。緑がカルガモが2羽飛び出た位置。


その後隣町の銃禁の川へ。ここも鴨の姿は見えず。でもバンが4,5羽見えたので隠れたボサを押すために川へ降りましたが、長靴が水没しただけでバンは出せず。

それから渡りの訓練をしましたが、反応イマイチ。最後はルアーでも飛んで来ず。ルアー大好きの舞竜がルアーに来ないとはよっぽどです。ちょっと肉色が高かったからか？？

この間苦情を言われた川にはカルが4,5羽付いていましたがスルー。なんでこんなに気を使わにゃならん？？まず獲れないんですが・・・この辺りの鴨はまず棒立ちさせられません。獲れる気がしません・・・

罠破壊・・

先日イノシシを掛けた罠の10m程横に、もう一つ仕掛けていました。
イノシシが掛かっていたのは手前の罠で、当日はそのシシに動転して、隣の罠は未チェックで帰ってきてしまいました。
で、翌日何か胸騒ぎがして（？）、掛かった方の罠の回収も兼ねて同じ場所へ見回りに行きました。

・・・すると・・


空弾き？？
いや、何か様子がおかしいぞ？！



だぁ～！止め金具がひん曲げられて、圧着スリーブが抜け落ちてる～！！
・・・掛かってたんだ・・・orz

この間のイノシシと同じ日に掛かっていて夜中に逃げたのか？はたまた、この間のイノシシとの格闘中、大人しく隠れていたのか？翌日に掛かって逃げたのか？真相は分かりませんが、もし、この間の獲物の処理中に掛かっていて、その夜に逃げたのだとしたら悔やんでも悔やみきれんぜ・・・

何事もあせっちゃだめだ・・・

それから数日は全く獲物の気配がなかったのですが、今日見回りに行くと、3発の罠が空弾き。そして、この間獲ったイノシシの現場周辺で80kg程度のイノシシと遭遇しました。まだ行けるぞぃ！

鷹狩りで鴨を獲る事・・・

1085g

朝から山の罠の見回りがてら、いつもの川でカルガモを追わせました。30m程先から棒立ち気味に出たカモに良い所まで追いつくけど、100m程で逃げ切られ・・

農作業に出てきたおじさんが何か言いたげ。川を挟んで、「この辺の人はみんな川の鴨を見るの楽しみにしてるんやで。追いかけやんといたって！」と。。

その後、1時間半程車を走らせ、いつもの川へ。今度はおばさんが出てきて、「この間カモ獲ったでしょ？2羽居たはずなのに1羽しか見かけません。子供達も鴨を見るの楽しみにしてたし、残酷な所子供に見せたくないし、なんで自分の鷹はかわいがるのにカモを殺すの？おかしいでしょ？この辺でしやんといて！」と。。実際に鴨獲った所なんて誰も見ていないと思うのですが・・その前に、そんなに獲れませんって・・

両方とも言葉は丁寧でも、敵意むき出しです。

両所とも、当然猟区内で、鷹で狩をすることに法律上何の問題もありません。
しかし、鴨を見て心癒される方も居るでしょうし、家の横で鴨殺されたりすれば、誰だって気分が良いものではありません。その辺のことは法律上問題が無くても、やはり獲るべきでない場所はあるでしょう。

でも、野の鴨を誰が見ているかなんてハンターには分かりませんし、ましてや、自分が野に居るものをかわいいと見ているからと言って、ハンターに一方的に獲るなというのはちょっとどうかとも思うのです。当然、「この鴨は私が毎日かわいく見ているから獲らないでね。」なんて、事前に言われればいくら猟区内でも獲ろうとはしませんが。。。それでも、それはハンターの価値観の問題であって、例えば、鴨を獲り、生計の一部にあてている様なプロのハンターなら、構わず獲るでしょう。

獲った鴨は持ち帰り、きちんと時間をかけて毛を抜き、捌き、頂くのです。
そうやって人間はありがたく命を食していたし、自分の手で命を奪うことで、命の重みを感じ、平和であったと思うのです。
野の獲物は簡単には獲れません。苦労して「肉」にありつくことで、「肉」のありがたみも感じることが出来るでしょう。

今の時代、人目の全く無い場所で鷹狩りの出来る狩場なんてそうそう無いように思います。
鉄砲や、罠なら山奥で行えますが、それでも、人の目が全然無いかというと疑問です。

魚釣りはどうでしょう？釣った魚を捌いて食べることは残酷？子供には見せてはいけない？魚と鴨の違いって？？
昔は庭で飼っていた鶏が捌かれ食卓に上ることも珍しくなかったと言います。（私は経験ないですが・・）でもそんな時代のほうが平和だったのかも・・・という気もします。

まぁ、何にしろ、今の時代では、ハンターなんて（特に鷹狩りなんて）ものはどんな高尚なゴタクを並べても、いらぬ存在でしょうし、「この辺でやめてくれ」と言われれば反論しても時間の無駄で聞く耳も持ってもらえないでしょう。下手に反論すれば余計に狩がやりにくくなりますので、「ハイ。ハイ。」と大人しく引き下がって来たわけですが・・

メインにしている狩場で一日に2回も一方的に苦情を言われると、さすがに落ち込みましたし、ヒトの猟欲も下がりっぱなしで、今日はKOでした。。

平和の象徴と人間が勝手に決めた鳩でも糞害が出れば獲ってくれ、保護していた鹿が増え、農被害が出れば、最近まで捕獲禁止だった雌鹿でも、今は獲れば報奨金が出ます。猟期以外でも有害鳥獣駆除で駆り出されます。

ヒトは息をしているだけでたくさんの生物の命を頂いています。1000キロ車を走らせれば、間接的に一体何羽の野の鴨が命を奪われるでしょう？
文明の恩恵を受けている私は、それがいけないことだとは言えませんし、生物は生きるために直接的、間接的に必ず他の生物の命を犠牲にしています。それだけは事実です。
ただ、そこまで思いを馳せて生きている人間はどれだけいるのでしょう？自分が多くの生物の命の犠牲の上に生かされていることを認識するのは大切だと思います。
私は、直接的に生き物の命を頂くハンターは、そうであって欲しいですし、そうであるべきだと思っています。

私は自然が大切ですし、自然が大好きです。

・・・でも外で遊びにくい世の中になったものです・・・

・・・しがない、なんちゃってハンターのボヤキです。。聞き流してください・・・

4度目の正直？？

3度連続空弾きばかりだった、例の罠に、今日、イノシシが掛かってました！60kg前後のオスでした！
4度目の正直でしょうか？
もう、半ば諦めていたのですが・・



しかも、めちゃめちゃ良いところ（右前足首）をくくってます。



分かりやすいイノシシ道で、ぬかるんでいて思いっきり足跡が残っている場所に仕掛けました。
でも、空弾きと、掛かった時の罠の仕掛け方の違いは分かりません。何が違ったのか・・・また、空弾きさせたのがこのイノシシとも限りません。若しくは違う動物？？う～む、分かりません・・・



押しバネ式は、ワイヤーを締める方向に常に力が掛かっているため、外すのに難儀しました。。

でも、獲れて良かった！

捌くのに、４人がかりで４時間ほど掛かりました。
ちなみに、今晩は、先日の１頭目のぼたん鍋でした！めちゃめちゃうまかった！

空弾きばかり・・

職場近くの山2箇所に、2発ずつ、計4発のくくり罠を仕掛けています。
3発が押しバネパイプ式、1発が引きバネ式。

その内1箇所は罠近くにイノシシが来ている気配が全くありません。周辺にはきているので、罠を掛けた辺りを怪しんでいる様です。

で、もう１箇所の方は、イノシシの気配が濃いです。撒いたヌカは1日で食べられ、罠付近も踏みまくりで、3日連続同じ押しバネパイプ式罠が空弾き。。同じ場所に掛けなおしても、翌日に踏まれて空弾きしています。罠の上の土に足跡があるので、誤動作では無いと思われます。

今期、引きバネも併せて空弾きが10回近くあったと思います。

しかし、なぜ空弾きするのか・・・罠が締まるのは瞬間なので、獲物が罠を作動させた後、足を引き抜くのはかなり困難の様に思えますが・・

罠の輪の狭い部分の直径が12cmまでと法律が改正されたことで、なかなか輪のど真ん中を踏まず、ワイヤーを一緒に踏み込んでいるのかとも思いますが、それにしても罠を踏んでいるのに掛かる確率が低いように思います。やはり、締まるまでに足を引き抜いているのか？？どちらにしてもそう簡単に掛からないのが面白い！野生の能力と人間様の知恵比べです。

ワイヤーの上には土などの重いものをなるべく置かずに、落ち葉などで隠し、バネの力で素早く輪が締まるように工夫はしているのですが・・まだまだ研究が必要です。

カルガモ3羽目！

1090g

朝からイノシシ罠を見回りついでにコガモの付く水溜りへ行くも遠くから2羽出るだけ。羽合せも出来ず・・

隣町の銃禁の川。コガモ5羽ほどの群れを見つけ羽合せ！棒立ち気味に飛んだ奴には行かず、横っ飛びしたのを5,6m追いかけて土手へ・・やる気無いのかい？

また1時間30分ほど車を走らせ、必ず鴨が大量に居る川へ。。工事中・・でも鴨は居る！すごい川だ！

3,40羽のコガモ、カルガモ入り乱れに投げ入れるもどれに行くか迷った挙句、みんな飛び立たれ。。

近くの用水路にカル2羽発見！足元1mまで近づき（鴨も私もお互いの場所は見えず）波紋で鴨の場所を判断。太ももを叩くが出ず。でもこちらの存在に気づいた鴨は水路真ん中まで泳ぎだす。そこでハイ！声掛けで向こう側の土手上に飛んだ1羽に羽合せました。。が、俺の下手くそ！すっぽ抜け。どこへ投げとんねん？な方向へ舞竜は投げ飛ばされました・・・がそのまま右の鴨に向けて旋回。向こう土手で掴みました。しかし尻辺りを掴んでいたため、鴨に引きずられ、用水路にぼちゃん・・水路に入って見ましたが、腰辺りまで浸かっても足がつかない！舞竜は鴨を掴んだまま向こう岸に向けて泳いでいたので橋から向こう岸に回り込んで、何とか据え上げました。




赤はヒトと鷹の動き。黄色はカルガモ。青が掴んだ場所です。


帰って遅がけから捌きました。棒毛が多く結局12時回りました。それから、心臓と肝と砂ずりを焼いてビールでグイ！臭みもなくうまい！

速い！

1100g　ちょっと上げ目。

今日は休みが取れました。
先日イノシシをくくった罠と、空弾きが3発あって、生きてる罠は2発だけなので、罠のメンテで朝から山へ。

職場の近くの目をつけてた場所はイノシシが来ている様子なので、新型の押しバネ式1発と、引きバネ式1発を掛けました。これで計8つです。

8時30分から17時までたっぷりかかりました。。

昼過ぎの移動時に、いつもコガモが付く川の水溜りへ。
そっと近づくと、3,4m先からバタバタバタというものすごい音と共に何か飛び出しました。
「ん？？キジだっ！！」一瞬躊躇して、すぐに舞竜を投げる！・・・も、野生のキジはめちゃめちゃ速い！川を超え、200m程追いましたが、全く追いつけず。。ありゃ無理だ・・・

その後コガモを追わせましたが、何となく生追い気味。真剣に追っていたらあるいは・・な場面もありましたが、舞竜さん、今日は何となくやる気が見られませんでした。

くくり罠、初イノシシ！！！

昨日ちょいと飲みすぎて、少し頭痛のまま長○の罠を見回りました。

１個目、前後の餌は食べられてあるのに、罠は完璧に避けられています。。
２個目獲物の姿は見えず。。
ちょっと３個目に目をやると・・・ん？なんか様子が変。仕掛けの塩ビのパイプが掘り出されてます。「あ～あ、噂には聞いてたけど、ほんとに罠を掘り返すんや～。バカにしやがって～」と思った瞬間、ゴソゴソ。のっそり・・・なんだ～？牛？？（って思うほどでかく見えた）


だぁ～！！！！イ、イ、イノシシだぁっ～！！！！か、か、掛かってる！俺の罠に～！！とまじで心の中でどもりながら、転げるように車に戻り、猟仲間のおっちゃんに電話する。

おっちゃん旅行で酔っ払い。。。戻るのに１時間３０分ほど掛かるというのです。。いや、止め刺しなんかしたことないし～と思いながら、とりあえず、鉄砲とかナイフを取りに帰る。そのうちへべれけのおっちゃん帰宅で、迎えに行き、ろれつのまわらんおっちゃんの御指導の元、無事止め刺しと血抜き処理は終了。

その後、腹を抜き、夕方からまたしても忘年会の僕は、おっちゃん達に後の解体をお願いし、大阪へ旅立ったのです。。

かくして、師匠に基本を教わり、なんやかやとそれを自分なりに改良し、仕掛け場所も自分でチョイスし（ちょっとヒントもらったけど）、３年越しでくくった初イノシシは無事解体されたのでした。（されたはず？？）おっちゃん達の見積もり曰く、２０貫超（約８０ｋｇ）くらいらしいです。初モノにしては上出来でしょう？！

いやぁ、感動しましたわ！

しかし、ギリギリの場所くくってます。しかも、足が折れて骨が突き出してました。で、も一個の罠はまた空弾き。。もっと素早く罠を締める様改良が必要です。↓

カルガモ2羽目！（半矢かも・・）

1070g

今日は昼から用があり、一日お休みを頂き、昼まで出猟！
天気ええわ～

いつもの隣町の銃禁の川へ・・
カルを2羽発見し羽合せるも横っ飛びで逃げられました。
同じ川の上流でコガモ4,5羽発見！回り込んで近くで覗くとカルも3,4羽居る！
カルのホン横につけて、エイッ！っと羽合せるもまたしても横っ飛び。追いつくも掴む寸前ダイブのいつものパターンで潜られ・・
しかし、逃げ遅れたもう一羽がいる。パニクッてるのか半矢なのか、飛ばない（飛べない？）
舞竜はそいつに向かってダ～イブ！・・・掴めない。。その後ヒトも川に入って大捕り物。。舞竜ったら泳ぎながら鴨を追い回す。追いつけねぇ～よ・・・そうこうしているうちに、鴨を見失いました。舞竜もぐっしょり。。

でショボンと車に戻ると、さっきのポイントから100m程上流に、カル一羽発見！さっきのか？？と思いながら近づくと茂みの中へ。プレッシャーをかけるが飛ばない！（飛べない？）

どうせ、鷹を投げても潜って逃げるんでしょ？知ってるもんねぇ～とばかりに、川へ降りて隠れた辺りの茂みを押す。たまらず飛び出たカルガモ。でも飛ばない・・2,3mまで距離を詰め、バタついた瞬間に舞竜を放す！潜る瞬間に掴みました。上げてみるとしっかり頭取り。



赤はヒトと鷹の動き。黄色はカルガモ。青が掴んだ場所です。

う～ん、これって鷹狩？？獲ったは獲ったけど、なんともかっこ悪い、人様にはお見せできない獲り方でした。20点・・・


捌いてみたのですが、キレイな個体。飛ばないだけで弱っている風でもなく、銃創などの外傷は見当たらないし、内臓も大丈夫そう。食べちゃって大丈夫でしょうか？？鳥インフルエンザも怖いんですが・・・