音楽舞台劇「クシナダとスサノオ」

出雲大社 平成の大遷宮 奉祝事業公演

東京チーム

2013-08-31 22:13:27 | 稽古日記
いよいよ1週間後に上演される、音楽舞台劇 『クシナダとスサノオ』
東京と島根とで それぞれ稽古が進んでいます


クシナダ役の五十嵐可絵さんと スサノオ役の柳瀬亮輔さんの
お2人のダンスレッスンを覗いてみましょうか


物語の後半、


クシナダとスサノオが力を合わせ オロチと戦うシーン


まるで 殺陣のようなダンスの稽古を・・・・・
笑顔で取り組んでいらっしゃる お2人です

そして アマテラス役のMyuさんも加わって


衣装も発表されました
色鮮やかな、そして 古代の特徴が表されている衣装となりました

それからスタジオにお邪魔して・・・・・


バンド練習、そして楽器のご紹介

音楽監督でもある片野真吾さんと 伊藤恵子さん、本間修治さん
この3人の ベース・ピアノ・パーカッションのコラボレーション

特筆すべきは このパーカッションの種類の多さです




例えば、下の写真の矢印で示した 銅板が連なったような楽器は『タイチン』といいますが
このように 日本では なかなか見ることも聞くこともないような楽器もたくさん使われます


このボックスの中も 全部 打楽器

あらゆる物を駆使して音を作り出す、打楽器の奥の深さに驚きです


このバンド演奏が どんな音色で神話の世界を奏でるのか・・・・・・・・・


本番を どうぞお楽しみになさってください

男の手仕事

2013-08-25 09:47:07 | 制作のようす
本日は しめ縄作りの様子を ご紹介しましょう
『クシナダとスサノオ』の舞台に なぜ しめ縄 とお思いでしょうが・・・
この しめ縄で なんと、『八岐大蛇』を作るんです

しめ縄作りに協力してくださるのは・・・・・・・


島根県雲南市吉田町の 『上山(うえやま)しめ縄クラブ』の皆さんです


使う稲穂は こちら
今年の稲です まだお米が付いてますね

慣れた手つきで どんどん編んでいかれます








舞台技術スタッフの 服部さんと横山さんも
しめ縄作りに挑戦です






男の人たちの手によって


みるみる内に 太く、立派なしめ縄が出来上がっていきます


刈られたばかりの 青々とした稲穂の香りに包まれ
順調に 作業が続きました

ところで・・・・・・・・・
「しめ縄で八岐大蛇を作る」とは どういう事かと お思いでしょう・・・・・



これがオロチの キバとなり


これがオロチの タテガミとなるのです

音楽舞台劇 『クシナダとスサノオ』の象徴となるであろう、
しめ縄で作られる 『八岐大蛇』


完成予想図が こちらです

全長4メートルにもなり、舞台の上から降りて登場して来る このヤマタノオロチ
早く 完成品に会いたいものですね



吉田の町役場では ツバメが営巣をしていた、そんな季節


演出・振付の 木村かなえ先生と 記念撮影です
上山しめ縄クラブの皆さん、どうもありがとうございました

ワークショップ(舞台づくり)

2013-08-23 12:41:03 | 制作のようす
今回は 舞台づくりの様子をご紹介

『よしず(たてず)』という葦(あし)を編んだものを使います


この『よしず』を何枚も組み合わせて大きな『壁』を作ります


図面を見ながら下書きをしてくれているのは、この日お手伝いに来てくれた 出雲市立河南中学校美術部のお2人


下書きに添ってテープを貼って


慎重かつ大胆に 「ザクザクザク~ッ」 とカットしていきます


その横では、神話をイメージした『雲』を切り出し


配置してみるとこんな感じ 神話の舞台っぽくなってきました


さらに 壁面には壁画のような図柄を書いていきます


この図柄も もちろんみんなが自分たちでイメージして考えてきた図柄です


最初は ちょっと遠慮しながらでしたが


そこは子どもパワーで どんどん楽しくなって


縄文時代の生活風景や 狩りの様子などが 次々に描かれていきます


ただの葦を編んだだけの、日除けに使う あの『よしず』が 素敵な舞台セットになりました




みなさん この手作りの衣装や舞台セットも含めて ぜひ観に来てくださ~い



ワークショップ(衣装づくり)

2013-08-22 19:08:20 | 制作のようす
『クシナダとスサノオ』は、東京と島根の 2つの地でのコラボということで
それぞれが別々の場所で稽古していくという、ちょっと変わったスタイルですが
もう1つ、面白い取り組みをしています

それは、今回のミュージカルに使用する 衣装や舞台を、出演者自らが手作りするという点です

ワークショップと称して、出演してくれる子供たちに集まってもらい


美術監督の土屋先生から 物語の歴史設定や 今回作る衣装、舞台などについて説明をしていただきました



小さなお子さんは 親御さんと一緒に真剣に、そして 楽しみながらイメージを膨らませていきます





そして いよいよ衣装作り

まずは衣装の原型になる 布の型取りをしていきます


すでにみんな仲良し


切った布に、自分たちでイメージした 縄文時代の柄を下書きして



みんなで模様をつけていきます



ひとつひとつ丁寧に


細かい作業が続きます



そして、思い思いの・世界で1つしか無い・自分だけの・自分で作った衣装が完成



出来上がりを試着して


みなさんのお越しを お待ちしていま~す

その頃 東京では。。。

2013-08-21 12:32:30 | 稽古日記
子供たちが初めての稽古をしていた ちょうど同じ頃、東京でも歌合わせの稽古が始まりました


こちらは クシナダ役の五十嵐さん


こちらは スサノオ役の柳瀬さん


こちらは アマテラス役のMyuさん


そして音楽監督の 片野先生


物語のイメージを共有して、いざ 歌合わせ



さすがプロの方は最初から自分の歌のように


とても贅沢な時間を過ごすことができ、かなりラッキーでした(笑)


大社の地で このミュージカルを観ることが出来るかと思うと今からかなり興奮です


これからの仕上がり具合を どうぞお楽しみに


そろそろ今までの練習の様子を♪

2013-08-20 21:53:22 | 稽古日記
このブログを立ち上げてから、何度も訪問くださっている皆様
大変長らく お待たせいたしました

今回、初めて訪問くださった皆様
ようこそ いらっしゃいました


出雲大社 平成の大遷宮 奉祝事業公演『クシナダとスサノオ』
オーディションから最近の活動までを やっと公開できる準備が整いました

今回は オーディションの様子と初稽古の様子を ご紹介いたします




まずはオーディション


今回は 地元出雲や松江を中心に、子ども(村人)役に何人も挑戦してくれました


歩きながらリズムを取るのって、意外と難しいんです


中には 遠く滋賀県から来てくれた子も



そして後日、合格者のみんなで いよいよ初稽古


身体をほぐしながらの 発声練習などや



少しずつではありますが ダンスの練習も





そして 初日から何曲かの歌を覚える子供たち。。。凄いですよねぇ



このような感じで いきなりハイレベルな稽古をやってのける子供たちが魅せる、古(いにしえ) の物語
『クシナダとスサノオ』

チケットはお早めに~


公演情報

2013-08-08 01:15:57 | お知らせ
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝事業公演
『クシナダとスサノオ ~出雲に生まれし愛の国~』
公演情報です


【 日 時 】
  平成25年9月7日(土)18:00
  平成25年9月8日(日)11:00/14:30

 
【 会 場 】
  大社文化プレイスうらら館 だんだんホール 地図>
  〒699-0711 島根県出雲市大社町杵築南1338-9
 
【 料 金 】
  前売:大人2,000 円・高校生以下1,500 円
  当日:大人2,300 円・高校生以下1,800 円 ※全席自由

 
【 取 扱 】
  ローソンチケット[Lコード:66726]
  0570-000-407(オペレーター)
  0570-084-006(自動音声応答・要Lコード)
  http://l-tike.com/
 (ローソン・ミニストップ店頭Loppi)
 
  大社文化プレイスうらら館
  0853-53-6500
  http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1310104798186/
 
  島根県民会館チケットコーナー
  0852-22-5556
  http://www.cul-shimane.jp/hall/
 
  出雲市民会館
  0853-24-1212
  http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1187145685925/
 
  ビッグハート出雲
  0853-20-2888
  http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1154569615501/
 
  平田文化館
  0853-63-5030
  http://hiratabunkakan.jp/



チケット絶賛発売中です
あなたも新しい神話の1ページを開いてみませんか

『クシナダとスサノオ』とは?

2013-08-05 22:28:09 | お知らせ
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝事業公演
音楽舞台劇『クシナダとスサノオ~出雲に生まれし愛の国~』公式ブログにお越しくださり 
ありがとうございます


本年(平成25年)は、島根県出雲市にある出雲大社が 60年に1度の大遷宮の年にあたることから
様々な奉祝行事がとり行われています

この平成の大遷宮 奉祝事業の一環として、音楽舞台劇『クシナダとスサノオ』を上演します



まずは、この音楽舞台劇を主管するzero projectの記事から1部抜粋・加筆して『クシナダとスサノオ』が どのような音楽舞台劇になるのかをご紹介します


古事記の中でも有名な須佐之男命(すさのおのみこと)の大蛇退治の話から
新しい愛の神話『クシナダとスサノオ』が誕生します。

オリジナル音楽と歌、ダンス、そして朗読による音楽劇
島根と東京の出演者、スタッフが心をひとつにして
これまでにないエネルギッシュな作品を創り上げます。




< 脚本・演出&振付・舞台美術 >
脚本は 今年1月に10年振りの再演を果たし絶賛を浴びた島根県民ミュージカル『ビリーブ・イン・ミー』を手がけた 高橋知伽江。


演出・振付は 島根県出身で、今年20周年を迎える島根県民ミュージカル『あいと地球と競売人』に長年関わってきた 木村かなえ。


舞台美術・衣装は両作品の美術も手がけ、劇団四季の美術部長として「CATS」の舞台美術総合デザインなども担った 土屋茂昭。


< 音楽と演奏 >
音楽監督であり作曲も手がける片野真吾は 舞台音楽を中心に活動中であり、本作品でも自らベースを演奏。


ピアノは 現在、府中市にて ピアノ/リトミック教室を主催しながら 演奏活動を活発に行っている 伊藤恵子。


演奏活動の他に 音源制作・楽曲提供も並行して行っている、パーカッションの 本間修治。


以上、3人の演奏家による臨場感あふれる音楽で 舞台を彩ります。


< 出演者 >
クシナダ役には 劇団四季在団中『マンマ・ミーア』『二人のロッテ』で主演を演じ、現在はフリーで活躍中の五十嵐可絵。


スサノオ役には 音楽座、わらび座などオリジナルミュージカルを中心に大活躍している柳瀬亮輔。


アマテラス役に ヒーリングシンガーのMyu。


この3名に オーディションで選ばれた地元を中心とした 30名の子どもたちが加わり
いにしえの物語に現代の魂を吹き込みます。



古事記の中では、須佐之男命の妻となる櫛名田比売(くしなだひめ)については
ごくわずかしか書かれていません。

しかし、『クシナダとスサノオ』では、この静かなるヒロインに光をあて
彼女の愛が スサノオを勝利に導く感動の物語となっています。
天照大御神の大きな愛と クシナダの献身的な愛に支えられ、大蛇に立ち向かうスサノオの姿は
現代に生きる私たちに勇気と励ましをくれることでしょう。



このブログでは、上演までの1ヶ月 稽古の様子や舞台裏を中心に
音楽舞台劇『クシナダとスサノオ~出雲に生まれし愛の国~』が出来上がるまでを綴っていきます

どうぞお楽しみください