WALKER’S 

歩く男の日日

高松のゲストハウスと旧い遍路道

2016-07-21 | 16年四国の旅

 高松でいつもお世話になっていた、ビジネス旅館三鈴が今回何度電話しても留守電だったので、前に一度泊まったことがある三友荘に予約を入れました。楽天でネット予約ができたし3600円だったので、納得はしているのですが、昨日へんろみち保存協力会のサイトを見てみると、近くに新しいゲストハウスができていることが分かりました。ちょうど2年前に琴電長尾線花園駅の近くにできたゲストハウス若葉屋で、英語の地図にはちゃんと載っていました。3800円の個室が二つ、3500円の個室が一つ、3000円のドミトリーが一つ(男女共用、8人部屋)です。お風呂はちゃんと湯船があるタイプ、コーヒーはセルフで飲み放題。3ヶ月前からネットで部屋を指定して予約が可能です。キャンセル料はないからお遍路でも安心。これで、電車に乗って一宮寺の近くのそらうみまで引き返す必要もありません。そらうみは今年から3800円に値上げになっていました。
 高松にはそれ以外にも新しいゲストハウスができていて、瓦町駅の西側に「Ten to Sen」、花園駅の西側にKincoというゲストハウスがありました。いずれもシャワーのみなのでお遍路には向きません。

 高松市内を抜ける旧い遍路道があることは、枯雑草さんのブログを見て認識はしていたのですが、三鈴に泊まるとどうしてもいつもの赤線の道を行くしかなかった。でも
、来年は若葉屋なので歩くことができます。ちなみに旧い道というのは、へんろ地図に赤線がある川沿いの道ではありません。日本語の地図にはありませんが英語の地図にはちゃんと赤点線があります。ただし、枯雑草さんの地図に記載された道と一部違った所もあるし、道自体がなくなっているところもあるので、少し考えながら歩かねばなりません。枯雑草さんによると、この旧い道は江戸時代後期、お遍路が城下を歩くことを禁止されて生まれた道だということでした。明治になってからは徐々に讃岐別院に向かって斜めに突っ切る道がメインになっていったようです。現代歩く人はほとんどいないようですが要所に遍路シールが貼られています。現代の道は歩道がなくて車の往来が激しい所がしばらく続くので、その道を避けるためにも旧い道を行く人がもっと多くなってもいいと思います。でも知らなければ歩きたくても歩けません。

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