WALKER’S 

歩く男の日日

7日目 (1) どしゃ降りで写真撮れず

2008-06-14 | 08年四国の旅
 夜半過ぎからひどいどしゃ降りだ。警報が出ているに違いない。7日目にして初めての雨がこのどしゃ降り、運がいいのか悪いのか。出発予定の6時になっても全く弱まる気配がないので、30分遅らせることにする。6時半になっても弱まった感じはほとんどないけれど、これ以上遅らせることはできないので、仕方なく出発することにする。女将さんが見送りに出てくれる。「来年もまた来てね」と何度もお願いされる。
 ひどい雨だけど傘1本で歩き始める。風がないのでさほど歩きにくいことはない。別格4番鯖大師までは4.4km、1分遅れの43分で到着、この雨を考えればまずまずの出足だ。靴の中もほとんど濡れずに来たけれど、さすがのゴアテックスもこれだけの降りだと1時間以上保たないだろう。
 鯖大師の納経所は本堂の隣だけど人はいない。しばらく待ってもどうにもならないので寺務所へ行く。そちらの方に住職がいて記帳できるようにもなっていた。「雨でたいへんやねえ」とまず声をかけていただく。御影と花曼陀羅シールと一緒に金運のお守りを頂く「これを財布の中に入れておくといいからね、気をつけて」と最後にも声をかけてくれる。「ありがとうございます」丁寧にお礼を言って寺務所をあとにする。お寺を出る頃には靴の中はぐっしょり濡れていた。2kmちょっと歩くと遍路道と国道の分岐点だ。ぼくの持っている地図では遍路道の方が近道であると書いてあるけれど、現地の標識には国道の方が近いと書いてある。ぼくは地図の方を信じて2回目から5回目まで遍路道を歩いたのだけれど、細かく測定してみたら、国道の方がわずかだけど近かった。それで今回は5年ぶりに国道を行くことにした、海南駅の近くに遍路小屋があるので、そこで休憩することにする。
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