WALKER’S 

歩く男の日日

早稲田摂陵高等学校ウィンドバンド 第58回定期演奏会

2017-02-19 | 演奏会



 第1部 フォーマルステージ
      スカイライナー                O・M・シュワルツ
      セレブレーション               P・スパーク
      恋は魔術師より火祭りの踊り       M・ファリャ
      三角帽子より粉屋の踊り、終幕の踊り  M・ファリャ
 第2部 コーラスステージ
      さくら          御徒町凧        作詞  森山直太朗 作曲
      さびしいカシの木  やなせたかし   作詞  木下牧子   作曲
      めばえ         みずかみかずよ 作詞  木下牧子  作曲
      瑠璃色の地球    松本隆       作詞  平井夏美  作曲
 第3部 カジュアルステージ
      マンマ・ミーア             B・ウルバース
      ベルギー落下傘兵行進曲     P・リーマンス
      イングレジーナ            D・チェーゼ
      ヒズオーナー             H・フィルモア
      ミシシッピ音楽の旅
         ミシシッピ組曲~セントルイスブルースマーチ~テネシーワルツ
           ~聖者の行進
 アンコール  ステージマーチングショー
            エスパニアカーニ
            ドレミの歌
            スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
            愛の挨拶
            威風堂々第1番
          グッドフェローシップマーチ

 今年も大阪まで鈴木竹男先生に会いに行って来ました。名前が変わっても学校が二度も変わっても、このバンドだけは常に鈴木先生の音楽に満ちたうれしい楽しいひとときを味わわせてくれます。
 今年も昨年に続き最前列Aの席が当たってしまいました。昨年はチューバの真ん前だったのですが、今年は3rdクラリネットのちょっと後ろ、1部ではハープが、3部ではチャイムが目の前1mのところにありました。最前列は全体のバランスや奏者の姿が一部しか見えないというハンデがあるように思われますが、それはそれで普通の席以上のおもしろみや楽しみ方があるものです。今回はクラの細かい音がダイレクトによく聞こえてくるのが先ず最高でした。ヒズオーナーのトリオのオブリガートなどメロディ以上にたっぷり聞こえて、今まで録音では聴いたことのないような痛快さで、自分もいっしょに吹きたいと本気で思いました。
 第2部は例年はゲストステージですが今年は初めてコーラス、これもぼくは大好きです。昨年はアンコールだったのが格上げになりました。周りに迷惑にならない程度にいっしょに歌いました。全部終わったときのピアノ伴奏の1stクラの女の子のはじけるような笑顔がなんとも印象的でした。笑顔といえばマンマミーアでドラムセットを叩いていた子も終わったときの笑顔が本当に良かった。タンバリンやカスタネットやバスドラムを叩いていた子は鍵盤の時以外は演奏中も終始笑顔で、本当に楽しんでいる感じがこちらにも伝わってきてうれしくなります。
 そして、やっぱりマーチングは最高です。目の前50cmの所でステップやなんかが行われる、半分こちらも参加してるような気分になって、大好きな曲ばかりが続いたこともあって、勝手に盛り上がって汗をかいちゃいました。ラストのグッドフェローシップマーチではこれで終わってしまうのが残念で悲しくて泣きそうになったくらいです。
 これこそが音楽なのだということを改めて思い起こさせるようなひとときでした。1年後が終わった瞬間から楽しみになるような演奏会、それ以上の演奏会があるでしょうか。