WALKER’S 

歩く男の日日

大鳥居

2010-04-19 | 10年青春18切符
 桜井駅を過ぎると列車は北へ向かう。山辺の道と並行して走る。左手にひときわ目立つ大鳥居が現れた。もちろん何の神社の鳥居か判らない。帰ってから調べると、大神神社(三輪神社)の鳥居らしい。しかも、驚いたことに神社は向こう側ではなく鉄道を挟んだ右手にある。ご神体は三輪山そのもので、拝殿も本殿もないということだった。日本で最古の神社だといわれている。

耳成山

2010-04-19 | 10年青春18切符
 和歌山から高田まで2時間13分かかったけれど、全然飽きなかった。高野口のあたりからは昨年高野山まで歩いて登ったその入り口、九度山の町並みと登り初めの峰峰が懐かしかった。橋本駅は南海線と隣り合わせ、見覚えのある風景が迎えてくれる。そしてここからは初め見る風景が続く、紀ノ川を離れて北上するとまもなく五条の町が現れる。何代か前のおはようパーソナリティのアシスタントがこの町の出身だったはず。その二つ先の吉野口に着くと、半袖Tシャツの外人男性が乗り込んできた。手にはアイフォンを持ち、首にはニコンの一眼レフをぶら下げている。桜並木が見えるとカメラを向けていた。御所が近づくと平野が開けてくる、奈良盆地は想像しているよりはるかに広大だ。
 高田から桜井線に入る、列車は方向を変え東へ向かう。まもなく左手に耳成山が見えてくる。右手には香具山が見えていたはずだけれど、この写真を撮るのに必死で全然気がつかなかった。

船岡山

2010-04-19 | 10年青春18切符
 列車が西笠田駅に到着する直前から船岡山が確認できた。紀ノ川の中州のこの上で釣りキチ三平が小鷹網の特訓を受けたのだった。

各駅停車

2010-04-19 | 10年青春18切符
 これから停まる和歌山線、桜井線の各駅がずらり並んでいる。高田の先,JR五位堂から王子までは、この列車は通らない。この区間は以前コンクールを見に来たときに通ったことがある。
 中年のご夫婦が席に荷物を置いて座らない。車窓の風景を見逃すまいと仁王立ち。奥さんの手にはチラシの裏に今回の旅の行程表が書いてある。大阪から和歌山での紀州路快速、和歌山から奈良まで、奈良から京都まで、すべてぼくと同じ列車の時刻表が書いてあった。出発地は長岡京、ぐるりんと畿内の都をゆっくり巡る青春18切符の旅、駅から出ることはできないけれど、だからこそ車窓の風景をじっくり味わう。

奈良行き

2010-04-19 | 10年青春18切符
 11時42分、奈良行きの列車がホームに入ってくる。