車には「車載釣り具」が乗っけてある。
いざという時に即座に忘れ物なきよう釣り場に直行するためだ。
が、更新が昨年で終わっているように、冬場にはかつてのようにもう釣りはしない。
釣りは好きだけど、このあたりじゃあ冬場は釣れない、もしくは釣れたとしてもしれている。
それを、「なんとかして」までねじまげて釣りに没頭できるほど暇ではなくなっている。
これも現実。
で、アリとキリギリスじゃないが、そうやって仕事をこなしていかないと釣れる夏場にも釣りに行っている場合じゃなくなってしまう。
だから、「釣れない時期」ぐらいは仕事に、そのほかのやるべきことを、片っ端らから片付けて、ようやく初夏にシーズンインできるわけだ。
わかっちゃあいたが、好きなので、なんとか理由つけちゃあ冬にも出かけるようにしていたが、昨今の釣果で見切りをつけ、刺身が食いたいならスーパーででも買ってきた方が特に冬場は安く済む、と今年は完全なオフにしている。
おかげで仕事ははかどっているし、近辺も妙に片付いてきた。
となると、だ。
一体何のための「車載釣り具」なのか?
半年も使わないものが、半年も「乗せたまま」になっているのである。
いや、他に乗せたいものがあるときや乗せようと思うのに、邪魔になっていたりもするのだ。
さらにさらに自分でも不思議なのだが、暇がないから、夏場でも、「急に見つけた暇」に直行するための「車載釣り具」であるはずなのに、なんでオールマイティな釣りができるようにたくさん積んでいるか...だ。
前打ち竿も2本、その他に投げもルアーもやれるし、工夫して「サビキ」もやれる用意になっている。
ルアーもサビキもわざわざ出かけてやったことなんかないくせに。
で、「イザという時」があったのか?と言えば、これまた一回もない。
ちゅうことは、俺の「車載釣り具」は「使わねーもの」を毎日運んでいるってことじゃないかと。
ボチボチ今シーズンの開幕が近付いてきたんで、「釣り具の整備」でもしようかと思っていたが、それすら忙しくて出来ていないのに、「いろいろな釣り」が出来る「車載釣り用具」は何の意味があるんだろうか?
昔は相当に遊べていたんだろう。
だから「あれもこれもやれる」気持ちになっていたんだろうが、冷静に考えたらもうそういう状況じゃないし、そういう状況が望ましくもなくなっている。
夏場に頻繁に出かける「近場」とて、所要時間が少なくて済むから続いているだけで、「釣り」に時間をかけられなくなっていることはわかっていたはずなんだが...
...というところはわかっているつもりだったんだけど...釣り師の宿命で「よっぽどか釣果が欲しかった」んだろうか?
「釣れる魚をはずさなく釣りたい」ばかりに、やるあてもない用具をたくさん積んでいたようだ。
もちっと絞ろう。
そもそもが休日でさえ「釣り」と「仕事」を天秤にかけて「仕事」を選ばざるをえない状況になっているというのに、「五目釣り師」ではなぁ...
ま、大体が、半年近く行かねーんだったら、冬の間だけでも降ろしときゃいいのに、という話だな。
全く。