草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

東海道中膝OK? 「大津」→「京 三条大橋」

2018年04月24日 | 東海道53次

いよいよ京都三条大橋に向けた最後の道中となります。「長安寺」を過ぎると大きな国道沿いを歩くのでちょいと憂うつです。沢山水、お茶飲みながら歩きます。おー煉瓦のトンネル!萌え~

    

次は「逢坂山関跡」ですが、「逢坂山」と言えば?思い出すのが百人一首の「蝉丸」です。

平安前期の歌人で、盲目でありながら、大変な琵琶の名人であったともいわれていますが、「これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも あふ坂の関」はなんとなく覚えやすかも?

我が家の子供たちには最後まで百人一首は教えられなくて(-_-;)中学一年で帰国して日本の中学に入ったミート君が「お母、「ひゃくにんひとくび」って何?」と私を絶句させた(-_-;)

しかし、マニラ時代は我が子だけでなく、我が家に遊びに来る子供、ボランティアでやっていた日本語クラスに参加する子供たちに「BOZUーMEKURI」を普及させた覚えはあります。

やはり「姫」や「殿」よりも「坊主」のインパクトは大きくて(笑)「BOZU、BOZU」と大人気、だけど持ち札全部取り上げだよ!でこの蝉丸が出たら全員の札没収!!「ひゃ~」って楽しい!

ってのが私の蝉丸エピソードでした(お粗末)

閑話休題。

この場所の蝉丸の存在たるや、半端ないです。関大明神蝉丸宮と称される上社に、下社である関蝉丸神社、分社の蝉丸神社など、蝉丸を祀る三つの神社が存在しています。

そして「逢坂の関」も「大津絵の版元第一号店の後だったり、名物ウナギ屋さんがあったり、休憩所も完備しておりました。広重様の浮世絵もあります。

    

逢坂の関の他の歌もあります。清少納言の「夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)るとも よに逢坂の 関は許(ゆる)さじ」と

三条右大臣の「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」  

「逢う」という響きで恋人や愛しい人に逢えるというイメージなんでしょうね。石碑あり、常夜燈あり、その存在感たるや想像以上でした。百聞は一見に如かず(笑)

    

さぁて、いかほど歩いたか?と歩数計を見たら、まさかの「0」なぜか「STOP」になっていた(笑)こんな事初めてだわ、最終日のおまけエピソードか!でここから再開10,000歩くらいな気がするけど?

    

「右京三條」とか「元祖走井餅本店」とか「大津算盤」もこの辺らしいけど、今となっては鉄道の線路と国道で風情もあったもんじゃないのは仕方ないかな。

    

広重様の東海道五十三次に、沸き出る走井と名物「走井餅」を商う茶屋が描かれている。この茶屋が現在の「月心寺」である。とのことです!ボロボロだがな(-_-;)

      

ほぉ、京都と宇治の分岐点なんだ!「追分」ってことですね。車石とは、牛車(荷役)用の轍を石に刻み敷設したもの。

    

分かりにくい旧道へのアプローチを分かり易く表示してくれてあって感謝、週末という事もあり結構東海道歩きと思しき人もたくさんおられます。

    

「山科地蔵徳林庵」の付近からは、京都の名所が立ち並び、いよいよといった雰囲気を感じます。いちいちお寺や神社の前で写メ撮らないようにする!

    

このまままっすぐ「三条大橋」を目指したらもう少し早く着きそうだけど、私がずーっと参考にさせていただいた「人力」さんのサイトを参考に「天智天皇陵」を目指したのですが、

    

な、なんとその雰囲気だけはあるけど、実際に「天智天皇陵」などには入れるはずもなく(-_-;)そのあたりはランニングコースなどにも整備されている場所でした。

      

「本圀寺(ほんこくじ)」というお寺はあるのですが、住居表示も「山科区御領なにがし」とあるのです。気になっていた「琵琶湖疎水」という表記があったり最近できたばかりのトイレにトイレットペーパーホルダーが無いとか、色々思うところがありました(笑)

    

「しかしかなり歩きました。次の「亀の水不動尊」前に「150 Years Old House」という古民家があったので休憩しました。松姫に戴いた「生フィナンシェ」甘くて美味しい!

    

見落としそうな参道を登って(-_-;)たどり着いた頂上?と思ったらなんと住宅街(@_@)そしてこんな不思議なお不動様(笑)この旅初めてのお賽銭弾み、ろうそくとお線香灯してきました。

「南禅寺」手前でもまたオマケの「つつじ鑑賞会」通り路なので寄ってみました。なぜか「京都水道局」の団扇を持って歩くことに(笑)「蹴上がりのつつじ」有名らしいです。

    

  

「南禅寺」界隈になると本当に京都観光客が溢れております。そして南禅寺の迫力、凄いです。ここもゆっくり来てみたい。

何の行列?と思ったら「ブルーボトルコーヒー」だった(-_-;)「ゆどうふ」が名物なんですね。今どきのお嬢さんたちの着物着て観光!流行っていますね。

    

真っ赤な鳥居の「平等院」をスルーして三條大橋目指します。せっかくなのでちょっと手前の「明智光秀首塚」に寄りました。「白川」に柳が抜群に似合います。京都っぽい(*^^)v

    

昨日テレビで紹介されていて2020年のNHK大河は長谷川博己さんで「明智光秀」らしいです。また滋賀県がブレイクしそうです。ここにも長谷川さん来たのかな?

さぁいよいよ三條大橋です。さすがに写真撮影お願いしました。と思ったらシンガポールからのカップル(笑)まぁいいか、ミート君やマリーナベイサンズの話にまで発展したけど(笑)

    

「東京から2年半かけて歩いてきた!」と自慢させていただきました。分かるかな?2018年4月21日12時12分完歩!(スタートは2016年2月11日でした)

    

「弥二さん喜多さん」の像の前で写真撮って、FBに上げて、LINEで広重ごっこの事をご存知の皆様に送りました。皆様から暖かいコメント戴き感激!

西から本目の「擬宝珠」にある「刀傷」を確認。そのまま「行きたい場所」に突進したので三條大橋周辺の観光はしてない(笑)


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