草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

6月歌舞伎座昼の部は最高に見ごたえあり。

2006年06月20日 | 歌舞伎
1話目:君が代松竹梅は上方歌舞伎の若手が3人そろって舞いを披露。2話目:双蝶々曲輪日記 角力場(ふたつちょうちょうくるわにっき)は相撲取りの濡髪長五郎と放駒長吉という二人の長=蝶にかけたもの。幸四郎さんと染さんがいい舞台作っています。染さんのパルコの勇ましい浪人も、上方のアホの若旦那もどっちも好きだよ。ついでに4話目の気の良い職人もいい味出てます。
3話目の藤戸は吉右衛門さんが能『藤戸』を素材に世界平和への鎮魂歌として厳島神社に奉納されたというもので歌舞伎座では初上演。息子をなくした悲しい老婆が竜になって最後には成仏するというものだが、途中で出てきた歌昇さんと福助さんの踊りが清涼剤なってさわやかなしかし上手さでうならせる場面があって福助さんファンとしてはにやけてしまう。ピンクの着物がもう本当に可愛いんです。
最後の仁左衛門さんの「荒川の佐吉」には泣かされた。しかし今月の昼の部はこれでもか!の見ごたえ200%の舞台。
仁左衛門さんの佐吉さんに引き込まれてあっという間に2時間がたってしまう。最後はもうあちこちからすすり泣きやら鼻水をすする音まで、、、桜満開の旅立ちの朝「おとっちゃん」の声に、、もうね本当に一回見に行ってくださいよ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする