紅楼依緑 2005年制作 日展特選受賞
涼庭忘夏 2008年 日展入選
以前から ジュディーオングさんの 版画の素晴らしさは耳にしてました。
25歳の時 棟方シコウさんのお弟子さんの指導を受けるようになりました。
当初は 墨による黒白の世界に惹かれていたようです。
やがて 臙脂、グレイ、など少しずつ色が増えてゆきましたが、いずれも黒に似合った色合いの赤、灰色、緑です。
この色の選択も、また構図の大胆さ、また細部の気配り、すべて彼女の卓越した感性の表出ですね。
彼女の 表現したいという題材は、花と伝統的な古い屋敷です。
出来上がった作品を見ると、女性らしい対象への 愛というか好みが窺われてきます。
これまで処女作から最近お作品を通じて、彼女の作品の中に最初の黒白の世界がしっかりとその根底に存在しているのが判る。
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