Kurumatabiskyの 野に咲く花に魅せられて Part1

  



     野に咲く花のように風に吹かれて~♪

      晴れた日はフィールドにいます。

ショカツサイ

2018年10月03日 | 房総の野の花山の花
標準和名:ショカツサイ(諸葛菜)
別名:ムラサキハナナ(紫花菜)・オオアラセイトウ(大紫羅欄花)
学名 Orychophragmus violaceus
アブラナ科オオアラセイトウ属またはショカツサイ属
江戸時代に中国から観賞用に移入された花が野生化した一年草又は越年草で、全国の道端・線路脇・河川・畑の畔などに見られます。
房総の花期は、3月上旬から5月下旬です。








学術的に用いられる学名は属名や種名はラテン語で英語を併記することが多く国際共通なものです。
国内で議論するときラテン語の学名ではなにかと不便で、日本での名前があった方がいろいろと便利なことから、そのような目的で学界やその周辺で慣習的に用いられているものが「標準和名」というものです。
この植物の場合、属名と標準和名はふたとおりあります。
ひとつは、ショカツサイ属のショカツサイ(諸葛菜)
今一つは、オオアラセイトウ属のオオアラセイトウ(大紫羅欄花)
です。
植物分類で用いられる「植物和名ー学名インデックス YList」ではショカツサイを標準和名としています。
植物分類を学術的に研究するグループがそれぞれ慣用的に用いているためか、このようにケースは
「ヤイトバナ属ヤイトバナ」「ヘクソカズラ属ヘクソカズラ」「ジャクシソウ属アカツメクサ」「ジャクシソウ属ムラサキツメクサ」
などいくつかの植物にもみられます。

属名や標準和名は、百科事典・山野草図鑑などを編纂するときに大変重要な構成部分ですので慣用的に用いる標準和名はできるだけ統一されることが望ましいのですが、編集者や監修者によって表記の仕方はまちまちで現状では統一されていません。
オオアラセイトウ属 標準和名:オオアラセイトウ
オオアラセイトウ属 標準和名:ショカツサイ
ショカツサイ属 標準和名:ショカツサイ
これとは別に
ムラサキハナナ属 標準和名:ムラサキハナナ
と表記されたものもあり、これらの他にもハ
ナダイコン(花大根)の別名も使われます。
お手元に百科事典や山野草図鑑などがありましたら確認してみてください。


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