7割接種でも「集団免疫」は獲得できない－尾身会長

国内の新たな感染者は1万699人、感染者の累計は90万4036人
国内では29日、新たに2日連続で過去最多を更新し始めて1万人を超える1万699人の感染が確認されました。
東京都の3865人、神奈川県の1164人、沖縄県の392人は1日の感染者としてはいずれも過去最多を更新しました。
埼玉県の864人、千葉県の576人、茨城県の166人、栃木県の142人、新潟県の53人はいずれも過去2番目の多さです。
これで国内の感染者は90万3324人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は90万4036人になりました。
また、新たに確認された死亡者は14人で、累計は1万5188人です。
厚労省の発表によると重傷患者は17人増えて539人になりました。

都内の新たな感染者は3865人、感染者の累計は21万610人
東京都では29日、新たに3日連続で過去最多を更新する3865人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は21万610人になりました。
このうち、10歳未満から30代2642人で全体のおよそ68%、重症化リスクが高い60代以上の感染者はおよそ5%の204人でした。
29日までの7日間平均は2224.1人で、前週比161.9%に急増しました。
なお、新たに確認された死亡者は3人で、累計は2288人です。

新規感染者数の動向


患者と死亡者の動向

国内事例・空港検疫の合計

都道府県の感染者数

感染大爆発
29日1日の新規感染者が全国で1万699人、都内で3865人といずれも過去最多を連日更新するなど、置き換わった感染力が強いインド由来のデルタ株の拡大により大爆発が始まりました。
このような状況の中で、菅内閣は感染拡大を抑え込む具体的な対策を講じないまま、東京五輪の開催を強行しています。
このデルタ株は、従来型と異なり、若い世代でも重症化する特徴があることから、1都3県や大阪府及び沖縄県では病床がひっ迫し、助かる命を助けられない医療体制の崩壊があちこちで始まっています。
現政権では、国民の命と暮らしを守ることができないのではないでしょうか。
SNSでは、秋の総選挙では「自民党・公明党以外に投票」がトレンド入りするなど、政権に対する批判が日増しに高まっています。
「感染状況によっては、東京五輪の中止も排除しない」と強調していた菅首相などの発言は何だったのでしょうか。
東京オリ・パラ大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は今月20日、「今後の感染状況の推移をみて、必要があれば（IOCや国際パラリンピック委員会、日本政府などと）5者協議を行うことが決まっている」と説明していましたが、
5者協議を開催する気配は全くありません。

世界の感染者1億9641万人超え、死亡者は419万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間30日5時21分の時点で1億9641万4175人となりました。
また、死亡者は419万4057人となりました。

主な国・地域の感染状況