1日の感染者は、全国で194人、都内で107人！ 非常事態宣言解除後最多を大幅に更新

国内の新たな感染者は194人、感染者の累計は1万9802人
国内では2日、新たに194人の感染が確認され、国内の感染者は1万9090人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万9802人になりました。
1日の新たな感染者が100人超えたは5日連続に、190人を超えたの5月3日以来になりました。
なお、新たに確認された死亡者は1人で、死亡者は累計で990人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値です。
リンクを追えない新たな感染者が次々と見つかっていますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」から感染したものとみられます。
緊急事態宣言解除後、じわりじわりと感染が拡大していますのて、「密閉」「密集」「密接」の3密を避けるとともに、「うがい」「手洗い」「マスクの着用」を徹底するなど、新型コロナウイルスに感染しないよう、「新しい生活様式」を実践しましょう。

都内の新たな感染者は107人、感染者の累計は6399人
東京都で2日、新たに107人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
1日の新たな感染者数は緊急事態宣言解除後最多となり、100人を上回ったのは5月2日以来です。
このうち、20代と30代が合わせて71人と全体のおよそ66％を占めています。
また、45人は感染経路が不明とのことで、家庭内感染も増えています。
1日の新たな感染者が50人超えたは7日連続になりました。
これで都内の感染者数の累計は6399人となりました。
なお、新たに確認された死亡者はなく、死亡者の累計は325人です。

緊急事態宣言前の状況に近づいている！
菅官房長官は2日の記者会見で、東京都と緊密に連携を取っていくとの見解を示しました。その上で、「直ちに緊急事態宣言を出す状況に該当するとは考えてない。」と述べました。
本当に楽観できる状況なんでしょうか？
ここ10日間の感染拡大は、東京都から他県に急速に拡がっていることを如実に示していますので、社会経済活動に配慮しつつも、県を跨いだ移動にブレーキをかける必要性を強く感じます。

高齢者や持病のある人に感染させてしまう可能性
20～30代の若い世代で無症状の感染者が多く確認されてますが、これら若い世代が感染しているとの認識がないまま広範囲に行動しているため、高齢者や持病のある人に感染拡大のリスクが高くなっています。
このような感染者が、他の疾病や歯科治療などにより、病院や歯科医院を受診した際に、医師や看護師などに再感染してしまい、さらに患者に再々感染させてしまって、クラスターが発生する原因となりかねません。
ホストクラブやキャバクラなど夜の繁華街での感染拡大が顕著ですので、特に注意が必要です。

国内の感染状況

世界の感染者1076万人超え、死亡者は51万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の3日午前3時の時点で1076万1214人となり、1076万1千人を超えました。
また、死亡者は51万7647人となり、51万7千人を超えました。

国別の感染者は、アメリカが271万3195人と最も多く、ブラジルが144万8753人、ロシアが66万231人、インドが60万4641人、イギリスが31万4992人などとなっています。
また、国別の死亡者は、アメリカが12万8421人、ブラジルが6万632人、イギリスが4万3991人、イタリアが3万4818人、フランスが2万9878人などとなっています。

主な国・地域の感染状況