吉田尚記・著
「ツイッターってラジオだ!」(講談社)
発売記念ってことでサイン会?みたいなのに行ってきました。
場所は千駄木の往来堂書店という本屋さん。
夕方まで本郷方面でオシゴトだったので、地図を見たら歩ける距離かな~と思って。
でも甘かった。
夕方とはいえ暑い!
パソコン重い!
ハイヒールしんどい!
ここはどこ!?
なぜか住宅街に迷い込み、予想だにしなかった方角から根津神社に到着(むしろ不時着)。
せっかくだからお参りをして、鯉でも眺めながら休憩しようかと思って座ったら蚊に刺され。
のども乾いて死にそうだったので、ようよう見つけたカフェに入ってツイートしたら、本屋さんがリプライしてくれて道順を教えてくれました。
本屋さんに入ってみると、大きなパネルでサンドイッチマンみたいになったスタッフと「著者本人」と書かれたTシャツを着たよっぴーが立ってました。
よっぴーってば、私が本を差し出すと「こんな上品なご婦人が来てくれました」って。
がーん!おばさん扱い?!
たしかに服装は仕事モードだったけど…
たしかに店先でiPhone片手にたむろしてる若者たちとは明らかに属性違うけど…
ま、いいけど。
(素直に喜んだ方がよかったのだろうか)
何でお知りになりましたか的なことを尋ねられたので、正直に西川ファンですと。
いつもお世話になっております、いつもひどい目に遭わせてすいませんと身内気取りで挨拶すると、「いえいえお互い楽しんでやってますから」とまともすぎる返事が返ってきて恐縮したり。
少しおしゃべりをして本にサインしてもらって、前から気になってたことを質問してみた。
ツイッターで「吉田尚記」を検索しても
@yoshidahisanoriが出てこないのは何か理由があるのでしょうか?
「友達を検索」で出てこないのよ。「よっぴー」と打てば出るんだけど。
よっぴー、なんとこのことを知らなかった!
その衝撃の事実を早速ツイートするよっぴー(笑)。
駅弁売りみたいな台の上にはアニメのステッカーをベタベタ貼ったLet's NOTE。
あー、書いた書いたというのを横目で見つつ、それを携帯で確認する私。変な光景(笑)。
そうこうしているうちに順番待ちの人たちが増えてきたので店をあとにしましたが、楽しい時間でした。
よっぴー、どうもありがとう。
で、さっき読了しました。
まずね、おもしろかった!
私もよっぴー同様ニフティーサーブの時代から通信をやってて。でもあまり匿名でないタイプのコミュニティに所属してたわけなんだけど、ツイッターは先に始めた友人にどんな感じかと尋ねたら「昔のニフティみたいだよ」と言われたので始める気になったのでした。
日頃、ツイッターをやっていて漠然と感じていたことがどんどん掘り下げられていく感じが爽快でした。あー、わかるわかる、なるほどそういうことだったのか、と。
「59の方法」なんてサブタイトルでノウハウ本に見せかけてるけど、鋭いメディア論ですね。
いや、もちろんノウハウも書いてあるけど。
ただ私はフォロワーを別に増やそうとは思ってなくて。もちろん反応があるとうれしいけど、むしろ西川ファン以外の現実世界の知り合いにはツイッター(とブログ)のことは極力知られたくない(まじめな現場で初めて会う人に「ブログ、読んでますよ」と挨拶されるときの恥ずかしさといったら…)(だったらそんな恥ずかしいブログ書くなって)
だから最初は、私自身に向けたものではないかもとも思いながら読んでたんだけど、よっぴーの洞察力の鋭さとフランクな文体に引き込まれていきました。
ところどころに出てくる「親切」というキーワードが気になりながら読み進んでいくと、最終章でよっぴーは大上段に振りかぶります。
よっぴーってば、大きく出た!
と思いつつも、納得してる自分がいました。私たちの未来は明るい♪
それにしてもよっぴーって、ホントにラジオが好きなんだなーと思いました。
「ツイッターってラジオだ!」、Amazonで買う人は
ここ。
よっぴーが自分でRECボタンを押してぴったり3分で語りきってる宣伝動画が見事です。
よっぴーの書店行脚スケジュールは
ここ。
ラジオが大好きな人、ラジオ業界を目指してる若い人、かつて
西川貴教のオールナイトニッポンが大好きだった人、それから西川くん(
@TMR15)のフォロワーさんには特にオススメです。
オタクでいたずらっ子で誠実でまっすぐな西川くんのツイートがなぜ人を引きつけるのか。なぜ彼のフォロワーがどんどん増えるのか。
その答えがわかるんじゃないかと思います。
(イナズマロックフェスの前に10万フォローいきそうよね。そしたら何かスペシャルなことがあるかな?)
ちなみに西川くん関連のエピソードはp.37、p.56~57、p.82~83。p.79のロシア話もある意味西川チャンの奴隷譚。