ふぁいんな日記。

文章の中に主語がなかったら、それはたいてい西川貴教のこと(笑)。

DESTINY最終回の感想の続き。

2005-10-02 | TAKANORI
昨日の日記に結末に納得、とは書いたけど、それは「あーなるほどね」ってくらいの意味で、感動より不満のほうが多い。
おととしの「SEED」に比べて、どうして今回はつまんなかったんだろうと考えてみた。
以下、ネタバレご容赦。

やっぱ、キラが完璧な人間になっちゃったからかなー。
戦えば最強、言うことは正論。自分は悩まない。人には説教するだけ。つまんない。
それとシンの人間的な成長が描ききれてなかった。最後までガキんちょ。なんだよ最後の数分間の戦闘シーンで説教されて納得なのかよ。女に癒されて終わりかよ。

やっぱ登場人物が多すぎて、それぞれが引きずってるものを語りきれてないんだな。
ドラマとして語ることをせず、フラッシュバックの映像をちらちら出して説明したつもりになってる部分が多すぎたんだと思う。レイにしてもタリアさんにしても。

あと、うんざりなのは前作と同じく女性観。
「女って結局こういうもんだよねー」という前提で話がつくられてるような気がするのよね。だからその女の子の内面は何も語らない。(除ミーア)
キーワードは「母」ってことなのかな。
キリストを抱くマリアのようなルナ・マリアとシンのシーンがその象徴。浅知恵で弱々しくて守ってあげようと思ったら意外に芯が強くて、自分が傷つくと逆にやさしく抱きしめてくれる都合のいい存在。
……あっそうか、お月さまのマリアってことね!
一緒に泣いてくれる人ってことなら友情でいいのに、下手に恋愛沙汰なんかにするからルナ・マリアの関わるエピソードがことごとく陳腐になっちゃった。

あ、カガリはどうなったんだろ。時間切れで省略か(^_^;)。

ともあれ、なんだかんだ言いながら1年間、見続けた。
うん、けっこう楽しめたよ。
続編は……あるんだろうな。でないと片づいていないことが多すぎる。
それまであたし、付き合うのかなあ。わからんな。西川くん次第かな(^_^;)。
(↑2年前も同じことを書いたような気がする(笑))



ネット某所で「西川貴教のANNをあきらめない」という画像を貼る運動があるようで。
趣旨は大賛成なんだけど、ホームページのイラストを流用してるんだよね。
ニッポン放送の著作権を侵害しながら自分の主張だけするってのはいかがなものかと。
まあ思ったほど広がってないのを見ると、良識のある人が多いってことなんだろうとは思うけど。
皆さん無邪気にやってらっしゃるようなので水をさすのもアレなので、こっそり書いておくことにします。
コメント
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