尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

四万温泉ふたたび-牧水像、重伝建、水沢うどん

2017年06月21日 22時49分49秒 |  〃 (温泉)
 20日から一泊で群馬県北部の四万(しま)温泉に旅行。去年12月にも行ったばかりだけど、他の宿の優待券が今月いっぱいなので、まあ梅雨時に行くことになった。天候的にはちょっと記憶にないぐらいの大外れで、20日は山奥の方だというのに30度。暑くて外を歩く気にならない。そして21日は全国的に大雨大風で、トイレと食事以外は車の外に出たくない。

 ということで、あまり書くことがないんだけど、四万温泉水沢うどん(両日ともに昼食に食べた)のことは後に回して、まず1日目のドライブの話。今回は最近話題になることが多い「チャツボミゴケ公園」に2日目に行こうと思っていた。だけど、二日目は大雨らしく、行けるかどうかわからない。1日目に近くまで行ってみようかなと思った。今回はレンタカーの旅行である。

 伊香保周辺から長野原方面をめざし、「道の駅 八ッ場ふるさと館」で休憩。ここは初めて。例の「八ッ場(やんば)ダム」を作るということで、付け替えられた道にできた新施設である。できてないダムを見下ろす場所で、足湯もある。ダムに沈む前の川原湯温泉には3回泊まっていて、ダムをめぐる様々の出来事を思い返すと複雑な思いもあるけど、道の駅としてはキレイでお土産も多い。あまりに暑い日でボケていたか、カメラを車に置いたままだったので、八ッ場ダムの現状写真は無し。

 その後、道の駅六合(くに)を目指す。「六合」というのは付近の旧村名だけど、難読中の難読だろう。そこへ行く前に、大きな看板で「重伝建」とある。これは一体何だろう。通り過ぎた後でも説明板があり、なんか見どころがあるらしい。「赤岩地区」とある。これは「重要伝統的建造物群保存地区」の略だった。知らなかったのである。中身は読めばわかる通りの趣旨で、赤岩地区は「山村・養蚕集落」として選ばれた。ということで、車でざっと流してみたけど、暑いから外へ出たくない。まあ、今度ということで。近くには「長英の隠れ湯」という温泉施設もある。高野長英である。

 道の駅六合で、やはりこれ以上奥へ進むのは無理という感じの時間になり、暮坂峠沢渡温泉経由で四万を目指すことにする。ここは昔若山牧水が歩いて通った道で、「新編みなかみ紀行」(岩波文庫)は明治の温泉事情が判る面白い本。ここには以前来ていて、そこに立つ牧水の碑も見ている。牧水の詩の一部が書かれているが、「名も寂し 暮坂峠」とあるのが忘れがたい。上州の北の方へ来るたびに思い出すフレーズである。今回はまあ写真を撮らなくてもいいかなと思った。

 ところが妻が「肖像があったよね」という。マントを羽織った像があったという。もう覚えていない。ここにあったんだっけ。他じゃないの? と言いつつ車を出したら、妻が「トーナンにあったって出てる」という。僕は碑の「東南」に牧水の像があるのかと思い、それなら写真を撮ってもいいかなと思ってUターンした。何しろ牧水像なんか全然覚えてないのである。と思って車を戻したら、何と「盗難にあった」という看板があったのである。2016年7月10日、牧水像を盗んでいったヤツがいるのである。いや、トーナンが盗難だったとは…。だけど、どうしてそんなことをするんだろうか?
   (2枚目が像のない詩碑)
 今回の宿は「鐘壽館」(しょうじゅかん)である。有名な「やまぐち館」の近くにある宿で、何しろお湯がよく出ている。お風呂がいっぱいすぎて、入りきれない。エレベーターもなくて、足が悪いとちょっと大変かなと思うけど、実にぜいたくにお風呂巡りをできる宿。食事も美味しかった。繁忙期を避ける旅行をしていると、他の客に会わない時もある。お風呂独り占めで、うれしいんだけど、なんだか申し訳ない感じもする。カワイイ猫が2匹いる宿で、猫と思えないほど寄ってくる。特にラッキーちゃんがひと懐こい。猫好きの人にお勧めの温泉宿。(猫写真はうまく撮れなかった。)
   
 お風呂はいっぱいあり過ぎて、どこから入ろうかと思うけど、裏山に特別の露天風呂「山里之湯」があるという。ここは鍵がかかっていて、旅館の人に案内をしてもらわないといけない。結構な急坂で、なるほどこれは大変。そして3つの風呂がある。晴れてないと行けないと思うけど、もちろんかけ流しの名湯がぜいたくにあふれる。これだけで時間が過ぎてしまうけど、館内にもっとある。
   
 上の最初の写真が「男風呂」で、そんなに大きくないし、作りは結構古いんだけど、誰もいないから快適。それよりもっとすごいのは、露天風呂だった。ただ夕方4時から6時までは女性専用で、ここの写真は2日目の朝のもの。滝のように源泉があふれていて(打たせ湯ではないと断りがある)、その広さは迫力一杯。どこから出ているかと思うと、案内に旅館の下から出ているとある。さらに無料の家族風呂が3つもあるので、全部は入ってない。飲泉所も館内にあるから、何度も飲んでしまう。

 四万温泉はあたりが柔らかく、若い時にはちょっと物足りない感じもあった。でも「4万の病を治す」というだけあって、この癖のないお湯が年齢とともにありがたくなってくる。自然、文化体験が草津や伊香保より弱いけど、それに勝るほどの良泉だと思う。どの旅館もそれぞれ面白いと思うけど、できれば全館制覇したい温泉。あらためて四万温泉(それに近くの沢渡温泉)を大宣伝しておく次第。

 ところで、伊香保近くの水沢うどんは、讃岐、稲庭とならび「日本3大うどん」と称している。10年ぐらい行ってないので、一日目に食べに行く。ちょっと昼食には遠いので、敬遠してしまうのである。今回は地図をよく見て、「駒寄スマートIC」(パーキングエリアからETCで出る)を使えば、案外行きやすいと調べて行った。これが大正解。「大沢屋」とか「山本屋」なんかの有名どころは行ってるので、どこにしようかと「山源」というところ。ゴマダレしかないけど、また案外麺が細いけど、美味しかった。二日目も水沢でいいかなと今度は「松嶋屋」に行く。大雨で写真を撮る気にならなかった。こうなると、大沢屋なんかにもまた行ってみたくなるなあ。他の地区にはないほど、うどん屋が並んでる地帯である。
 
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