beatitude

好きなことだらけさ…

モスクワ国立音楽劇場バレエ『白鳥の湖』

2010年04月18日 | バレエ

2010年4月17日(土) 17:00開演 オーチャードホール

久々に古典『白鳥の湖』全幕を観た気がします。
2008年7月にABTの『白鳥の湖』以来か。
(あの時はイーサン・スティーフィルの王子をオペラグラスでガン見してたような



今回のオデット/オディールは15日のエスメラルダで主役を踊った
ナターリヤ・ソーモワ。
エスメラルダとは全く違った雰囲気でかなり良かったです。
ジークフリード王子はセミョーン・チュージン。
THEロシアの王子様でした。

『白鳥の湖』もしっかりストーリーを追ったドラマティックバレエで楽しませてもらいました。
秀逸だったのは第3幕。オディール登場シーンです。
ロットバルトのマントから現れたかと思うと、すっといなくなり、
また民族舞踊を踊る配下のダンサーの間から現れては消える、
という動きを繰り返し、十分に王子を焦らし
否が応でも王子の関心をガンガン惹きつけます。いやいや、お見事!
そして王子はいつものようにコロッと騙されます。

ちょっと??だったのは第4幕。ブルメイステル版はハッピーエンドなので
ロットバルトジークフリードはどんなのかと思ったら
ロットバルトが岩の上の定位置で禍々しい羽をバサつかせ、
波打つ湖に引き込まれそうになる王子をオデットが助けようとする。
その行為が真実の愛の証になり、ロットバルト自滅。
けっこうあっさり勝ってしまいました
ジークフリードがロットバルトの羽をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、
なんて俗っぽい事はしませんでしたww


『白鳥の湖』はいろんなヴァージョンがあり、古典だけでも
各バレエ団で演出がいろいろで、何度観ても飽きません。
でも、好きなのはバットエンドかな。
ヘタレなジークフリード王子でも悲恋の方がグッときます。



今回の舞台セットも豪華でした。
一緒に来日してるオケはいいですね。舞台にぴったり合ってます。
(ティンパニー張り切ってましたねぇ。)
音楽の使い方が耳慣れた順番と違ったり、オディールの見せ場の曲も
これなんだ!だったりで新鮮でした。


〈キャスト〉

オデット/オティール:ナターリヤ・ソーモワ
ジークフリード王子:セミョーン・チュージン
王妃:ガリーナ・イスチェンコ
悪魔ロットバルト:アントン・ドマショーフ
道化:ドミトリー・ムラヴィネッツ
アダージオ:マリーヤ・セメニャチェンコ
パ・ド・カトル:ヴァレリア・ムハーノワ カドリヤ・アミーロワ 
セルゲイ・マヌイロフ アレクセイ・リュビーモフ

三羽の白鳥:エリカ・ミキルチチェワ イネッサ・ヴィクブラートワ 
アンナ・ハムジナ(2幕) マリア・ボロディネツ(4幕)

四羽の白鳥:キーラ・ブリシュナ アンナ・ヴォロンコーワ 
ガリーナ・イスマカーエワ アンナ・アルナウートワ

スペインの踊り:イリーナ・ベラヴィナ
ナポリの踊り:エカテリーナ・ガラーエワ
ハンガリーの踊り:マリア・ポタポーワ クリスティナ・ゴロヴァチョーワ
ドミトリー・ロマネンコ オレグ・ロガチェフ

マズルカ:マリア・ボロディネツ セルゲイ・マヌイロフ

指揮:フェリックス・コロボフ
管弦楽:国立モスクワ音楽劇場管弦楽団






『さらい屋五葉』

2010年04月17日 | アニメ

『さらい屋 五葉』 4/15(木) 深夜25:30~ フジテレビ

第一話 「形ばかりの」

これはいいぞ
前回オノナツメの作品をアニメ化した「リストランテ・パラディーゾ」の時は
画を見てオノナツメじゃない…これがアニメ化の限界なのか…と
不満タラタラでしたが、今回はイケる!

監督は望月智充。『きまぐれオレンジ☆ロード』(懐かしい~)や
『絶対少年』の監督やってますね。
制作はマングローブ。『Ergo Proxy』や『ミツコとハッチン』作った会社です。


気弱ではずかしがり屋な性格が災いして浪人となり、
田舎から江戸に出てきた秋津政之助は、
ある日偶然出会った遊び人風の男・弥一に用心棒になるよう頼まれる。
しかし、政が守るべき弥一こそ拐かしを生業とする賊「五葉」の一味であった。

剣の腕を見込まれ一味に加えられてしまう政之助。
その五葉にはひとクセもふたクセもある個性的な面々が揃っていた。

盗賊団から足を洗い、娘と料理屋を営む梅造。
飾り職人で、かつては一匹狼の盗賊だった松吉。
素性の知れない妖艶な美女・おたけ。
そして政之助を五葉に引き入れた謎の男、弥一。

仕方なく五葉を手伝う政之助だったが、
五葉の仕事を通じて、五葉の面々が抱える事情に関わってゆく事となり、
人として成長を遂げていく。
(公式サイトより)


政之助の中の人が浪川大輔。
『閃光のナイトレイド』の伊波 葛。『花咲け~』のルマティ。『ヘタリア』のイタリア。
さすが芸歴の長いプロですね。同じ人が声をやっているとは…スゴ~イ!






『裏切りは僕の名前を知っている』

2010年04月16日 | アニメ

『裏切りは僕の名前を知っている』 4/14(水) 深夜25:30~ 東京MXテレビ

第1話 「刻、動き出す」


 「うわわっウケる~!」
 「アゴ、尖がってる気になる、アゴ!」
 「気にすんな『カイジ』を思えばなんてことない!」
 「恋シュミかBLの作画じゃん。」
 「OPトゲトゲ首輪だ。いきなりハードロックな兄さんかい!」
 「声優陣は豪華だよ
 「う~ん…」
 「この出だし、画を変えたら『北斗の拳』みたいだよ。ユリア~」
 「『北斗の拳』知らん!」

前半終了、CMになる。

 「子安キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!!!!!!!!!」
 「子安以外考えられないキャラだ!!!!!!」
 「まんま、子安だ!!!!!!」
 「ギャハハハ!!☆♪ヾ(≧▽≦)ノ彡☆ばんばん!!」

そう、うちは子安で異常に盛り上がる
自分は子安の声は好きです。
(『十二国記』のケイキに惚れた
でも、子安はキモイ
子安が出てるアニメはだいたい見る。
でも、子安はキモイ
(『鋼鉄三国志』は途中で見るのをやめました

シリーズ構成の高橋ナツコさん、『鋼鉄三国志』もやってましたね。
取りあえず、祇王天白(声:子安武人)が登場するまでは見るか。


養護施設で生活する天涯孤独な高校生・桜井夕月。
時折、触れた相手の思考が読めてしまう、特殊な能力を持っていた夕月は
常に自分の存在する理由を探し続けていた。
そんな夕月の前に突然現れた、どこか懐かしさを感じる美貌の青年『ゼス』。
ゼスは夕月に、死を招く赤い月の夜“ワルプルギスの夜”には
外に出てはならないと告げる。
その後、夕月の周囲では不思議な事件が続き、
千年以上も昔から続く悪魔(デュラス)との戦いに巻き込まれていく――――――
前世からの仲間という“戒めの手(ツヴァイルト)”の正体とは?
幾度も転生を繰り返し繰り広げられている、
悪魔(デュラス)との戦いの行方は―――
そして、夕月を見守り続けるゼスとの過去には一体何があったのか・・・・!?
(公式サイトより)






モスクワ国立音楽劇場バレエ 『エスメラルダ』

2010年04月15日 | バレエ

2010年4月15日(木) 14:00開演 オーチャードホール

寒~い雨降る中、行ってきました。
圧倒的ドラマチックバレエでした

1950年初演のブルメイステル版『エスメラルダ』を
現在の芸監セルゲイ・フィーリンがリニューアルし、2009年に初演した舞台です。
美術のワレリー・レヴェンターリは1950年初演のスタイルを再現するため、
当時の美術家アレクサンダー・ルーシンのメモやスケッチを参考に
舞台装置から衣装まで細部にわたって工夫したとプログラムにありました。
フロロとカジモトが争う第三幕の塔のシーンはルーシンのスケッチそのものでした。

誰が主役を踊っても大丈夫な感じの安定した舞台でした。
群舞にいたるまで、みんな高い技術を持ちながら、
しっかり演技もできる見応えのある舞台です。
ちょっと物足りなく感じるのは、抜きんでたスターダンサーがいないってことかな。
1幕の広場での祭りのシーンは同じ調子が続き長いなぁと感じたし、
フェビュス隊長とフルールの婚約パーティでは睡魔が襲ってきました

ストーリーは『ノートル・ダム・ド・パリ』と同じ
ジプシー娘、司教、せむし男、女ったらしの警備隊長、それぞれの
報われない愛の話なので、ドロドロした感情が底辺にあるし、
エスメラルダは処刑されてしまうし、フロロはカジモドに突き落とされるし、
エレガントな踊りを観るっていうのと違って、なんとも…。

それにしても音楽と踊りがピッタリ合っているのは凄かった。
ホントにピタッピタッとよく合っていました。
ステンドグラスに見える幕も綺麗でした。

このメンバーでの『白鳥の湖』が楽しみです。

〈キャスト〉
エスメラルダ:ナターリヤ・ソーモア
フェビュス:ミハイル・プーホフ
クロード・フロロ:ウラジーミル・キリーロフ
カジモド:ロマン・マレンコ
グドゥラ:ガリーナ・イスチェンコ
フルール・ド・リス:カドリヤ・アミーロワ
ジプシー:ヴァレリア・ムハーノワ
将校:セルゲイ・クジミン ドミトリー・ハムジン
道化:デニス・ペルコフスキー ウラジーミル・ドミトリエフ ドミトリー・ムラヴィネッツ
王:エリマル・クガートフ ヴャチェスラフ・コンドラーチェフ ユーゲニー・トゥルポスキアディ
ジェンジェーリ:エカテリーナ・ガラーエワ

指揮:アントン・グリシャン
管弦楽:国立モスクワ音楽劇場管弦楽団





『月に囚われた男』

2010年04月14日 | 映画 洋画

予告観た時点で、これは観ねばってんで、いそいそ行ってきました。

往年のSF大作映画が頭を巡る々…
『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』…
監督自身がスタイリッシュなSF映画ではなく
あの頃の映画に敬意を表して作ったとか。
33日間の短い撮影期間、低予算で作ったインディーズ映画ながら、
見応えのある映像で、大成功のようです。

その監督はデヴィット・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズ。
父が『地球に~男』なら息子は『月に~男』ですか。
邦題の付け方上手いですね

〈ストーリー〉
このミッションは、何かおかしい。

地球に不可欠なエネルギー源ヘリウム3を採掘するため
月にたった一人派遣させられた男、サム・ベル。
世界最大の燃料生産会社ルナ産業との契約期間は3年。
地球との直接通信は衛星事故により不可。
話相手は1台の人口知能ロボット・ガーティだけ。
そして任務終了まで2週間をきり、愛する妻子が待つ地球へ帰る日が迫った時、
突然幻覚が見え始めサムの周りで奇妙な出来事が起こり始める。
なぜ俺しかいないはずの月に、俺と同じ顔の人間がいるんだ?
なぜ俺は地球に戻れないんだ? そしてなぜ俺は…。

――この時の俺には、まだ自身の哀しい運命を知るよしもなかった。
(公式サイトより抜粋)



人間ひとりにロボット1台、閉ざされた空間、
ストーリーをコンパクトにまとめたら
星新一の「ショートショート」のような話だなぁと思いながら観てました。
徐々に自分自身の事が分かってくるというか、
信じたくなくとも、理解せざるおえない状況に追い詰められるあたりが面白いです。

最後の落とし所が星新一とは真逆かな?という印象です。
自分的にはちょっと残念かも。意外に真っ当な最後でした。

クローンにもロボット三原則は有効なんでしょうか。





『イルゲネス4』 『やさぐれぱんだ3』

2010年04月12日 | コミック

「イルゲネス 04」 原作:桑原水菜×画:石据カチル マッグガーデン

原作の小説版を読まずに、コミックだけ読んでるんですが
画で描写されるとハードな内容がかなりくる!
自身の秘密を知ったフォンがどう出るか楽しみなところだ。






「やさぐれぱんだ3」 山賊 著 小学館文庫

相変わらずぬるい…
しかし、この脱力感が大好きです
巻末のマンガっぽさの考察は「ああ、ちょっとは考えてるのかぁ。」とww





それにしても、今日の入学式は寒かった。
朝、出かける時より昼頃式が終わって外に出た時凍えるかと思った
行事の度に天候に恵まれない上の娘。
今回は真冬のような日でした…(ノ_-;)ハア…






今週はバレエ~♪

2010年04月11日 | バレエ

受験生のいる生活が終わり、
3/27に『アンナ・カレーニナ』を観に行ったのを皮切りに
今週は国立モスクワ音楽劇場バレエです

「エスメラルダ」と「白鳥の湖」に行ってきま~す。
今年はバレエ公演にいっぱい行こうと思っているので、
4/13(火)の「オープニング・ガラ」は諦めました
(バレエは高いです

国立モスクワ音楽劇場バレエ団は2007年にも来日してますが、
その時は、何や勘や別のバレエ団に走ってて、
気にはなってましたが、逃してました。

両作品ブルメイステル版で「白鳥~」はハッピーエンド。
バッドエンドの方が好きなんですが、ダンサーは
踊る役者と言われるドラマティックバレエだそうなので、楽しみです

 さて、明日は上の娘の入学式です。
だぁ






『けいおん!!』 『犬夜叉 完結編』

2010年04月10日 | アニメ

『けいおん!!』 4/6(火) 深夜25:29~ TBS

第1話 「高3!」

唯ちゃん、澪ちゃん、律っちゃん、紬ちゃん、梓ちゃん、おかえり~ってかんじ~。
高3、高2になっても相変わらずぽやぽやバンドやってますねぇ。
みんな同じクラスになれて、よかったね。

2期目、スタッフもすべて同じで、おばさんは何も言う事がないよ。
女の子、かわいいです。




『犬夜叉 完結編』 最終回

第26話 「明日へ」

やっと見ました。最終回はビミョーだったと聞いていましたが、
まあ、それぞれ納まるところに納まり、大団円ですか。

かごめちゃん、戦国時代に嫁にいったんですね。
やっぱり、若いと好きな人の元に迷わず行けるよねぇ。
それも高校出たて。これから自分の生き方を構築するんだもの、一番いいかも。
背中を押した母もキモが座ってるよ。





『閃光のナイトレイド』

2010年04月08日 | アニメ

『閃光のナイトレイド』 4/5(月) 深夜25:30~ テレビ東京

第1話 「救出行」

アニメノチカラ第2弾、原作・制作 A-1 Pictures、監督 松本淳、
松本監督は『PERSONA-trinity soul-』作ってますね。

1930年代の上海が舞台なので、やや取っつきにくい感じがしました。
第1話を見ただけでは、面白いのかどうか分かりませんが、
作画はしっかりしてるし、背景は『ソ・ラ・ノ・オ・ト』同様、現地取材もして
実にリアルに表現していて期待が持てます。
 
桜井機関とは、葵、葛、雪菜、棗、それぞれの過去や関係が
話が進んでいくとともに徐々に明らかになっていくのでしょう。
そそるストーリーで引っぱっていって欲しいものです。

今回はなんと言っても伊波葛がカッコヨカッタです。
中の人(浪川大輔)が『花咲け』のルマティと同じ人とは思えない渋さ!
おまけに瞬間移動の画がまたいいなぁ。
2話目は誰がカッコイイのかな?


1931年、魔都「上海」。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦を経て、中国大陸へと進出した日本陸軍。
その中に歴史上葬られた特殊スパイ組織“桜井機関”が存在した。
覇権国家が群雄割拠する上海で、
特殊な能力を持つ彼らは決して表舞台に出る事なく、
様々な事件の裏で暗躍する。
そんな最中、とある陸軍の一部隊が忽然と姿を消す。
それはやがて世界を揺るがす大事件への序章であった――。
(公式サイトより)






『薄桜鬼―新撰組奇譚―』

2010年04月07日 | アニメ

『薄桜鬼―新撰組奇譚―』 4/6(火) 深夜26:00~ 東京MXテレビ

第1話 「雪華の都」

いやはや、THE乙女ゲーでした。下の娘、大喜び!!
自分は見ないかなぁ…

全体的に、ガタイのイイ男子高校生に囲まれてる居心地の悪さが…
「2次元ではアリだ」と娘の声が

キャラ設定は普通イメージしてる新撰組とは違って面白かったけどね。
ウザい沖田総司、ショタな藤堂平助、ゴツイ永倉新八、老け過ぎた井上源三郎。


時は文久三年十二月の末。
消息を絶った父を探しに江戸より上洛した雪村千鶴は、
京の街で血に飢えた化け物に襲われそうになる。
“人斬り集団”として知られる新選組に助けられるものの、
偶然にも彼らの秘密の一端に触れたことで屯所に軟禁されてしまう。
次々と現れる謎多き人物たち。
そして深まりゆく新選組の闇――。
行方不明の父を捜すうち、千鶴は秘密の全容や
自身の出自について知ることとなり、
新選組と運命をともにしていく――。

幕末という動乱の中、信念のために刀を振るう男たち。
しかし、その影でもうひとつの争いが始まろうとしていた――。
(公式サイトより)

まあ、楽しみにしてるヤツがいるから、録ることになるんで
時間があったら見るかな。