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好きなことだらけさ…

『ポリーナ、私を踊る』

2017年11月01日 | 映画 洋画

ロシア。4歳からバレエを始め、ボリショイバレエ団のバレリーナを夢見る
ロシア人少女ポリーナ(アナスタシア・シェフツォワ)。
貧しい家庭環境で育ちながらもバレエへの情熱は人一倍強く、
厳格な恩師ボジンスキー(アレクセイ・グシュコフ)のもとで
幼少の頃から鍛えられていた。
ボリショイバレエ学校へ通うポリーナは、ひたすら練習を続け、
将来有望なバレリーナへと成長し、両親の金銭問題に悩まされつつも
憧れのボリショイバレエ団へのオーディションに無事合格、
フランス人ダンサーのアドリアン(ニールス・シュナイダー)とも恋に落ちる。
だが入団目前、コンテンポラリーダンスと出会った彼女は
自分の中に湧き上がる感情を抑えられなくなり、
約束されていた輝かしいキャリアを投げ打ち、両親の反対を押し切ってアドリアンとともに
南フランスのコンテンポラリーダンスカンパニーへ行くことを決意する……。
これまでのスタイルと異なるダンスに戸惑いつつも、
著名な振付家のリリア(ジュリエット・ビノシュ)による厳しい指導のもと、
新たな挑戦へと挑むポリーナ。
しかしそこに待ち受けていたのは夢と愛に葛藤する日々。
気持ちばかりが空回りするポリーナは、練習中に足に怪我を負い、
いつしかアドリアンともすれ違うようになっていく。
やがて怪我は回復するものの、
美しいだけで何も感じられないダンスであることをリリアから指摘され、
ついに役から外されてしまう。
ダンスにも恋人にも見放され、すべてを失ったポリーナは、
新たな居場所を求めベルギーのアントワープにひとり降り立つのだった。
自分の力だけで生きていくことを決めた彼女は、オーディションや仕事探しに明け暮れる毎日。
結果を出せないまま時間だけが過ぎ、ホテル代すら払えない状況まで追い込まれてしまう。
両親にも真実を伝えられず、どん底を経験したポリーナだったが
ようやくバーでのアルバイトが決まり、再びダンスを始める。
そんなある日、子どもたちにダンスを教えている舞踏家カール(ジェレミー・ベランガール)の
即興的ダンスに刺激を受けたポリーナは、ようやく自分らしく踊ることの喜びを知る。
やがてカールの提案で、ふたりは振付家として
モンペリエ・ダンス・フェスティバルに挑戦することになる……。
(MovieWalkerより)


これ、フランスのコミックが原作なんですね。
知らないで観に行きました。
主演のアナスタシア・シェフツォワは
マリインスキー劇場のバレエダンサーで、これが映画デビュー。

主人公は輝けるクラシックバレエの道から、コンテンポラリー畑に飛び込む内容。
ダンスシーンは殆どがコンテンポラリーで
クラシックバレエは練習してるシーンしかなかったです。
象徴的だったのがバレエ学校で必死に練習してる場面では
トゥシューズでのポワントの足元が大写しになり、
コンテンポラリーの練習では他のダンサーからニーパッドを貸してもらう。
クラシックとコンテでは体の使う場所や立ち位置、重心の使い方が
まるで違うと言いますから、方向転換するのは大変なんだろうと。

しかし、ボリショイの入団が決まったのなら、
そちらを選んでから、コンテの道に進めばいいのにと
観ながら思ってました。あ~もったいない。
話が進むと仕事にもあぶれ、ダンスをする余裕もない。
それ見た事かとオバサン風をふかせていたら、
運よくイケてるダンスを教えている舞踏家と仲良くなる。
あーもー、そいつがとんでもないヒモ野郎だったらどーするんだ!!
あくまでオバサン目線ww
その舞踏家を演じたのは元パリ・オペ エトワール ジェレミー・ベランガール!!
彼と一緒に振付家の道を模索し始める。

最後は二人で舞台で踊ってるシーンから、恩師ボジンスキーに会いに行く場面が重なる。
ボジンスキーが立つ後ろの壁にはこれまでの歴代のダンサーの写真が飾っていて
その中に微笑むポリーナの写真も一緒にあったので、
ああ、彼女は自分の道をつかんで成功したのだなぁという事が分かる。
ダンスの映画というより、
若者よ、諦めずに自身の道を進めという自己実現の映画なんでしょう。

ポリーナの家のシーンがちょいちょい挟まる割には
裕福じゃない家庭ってのは分かるけど、
お父さんはいったい何の仕事をしてお金を稼いでいたのかとか、
なぜ亡くなってしまったのかとか、細かい設定が??
悪党が家に乱入して来るシーンはいらなかったのでは?





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2 コメント

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こんにちは(^^) (jun-sweets)
2017-11-04 11:15:23
挫折などを乗り越えながら夢を追う女性、
いかにもコミックでありそうな流れの内容ですね。
jun-sweetsさん (kurukuru)
2017-11-06 00:11:46
原作は第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞、BD書店賞、ACBD批評グランプリ受賞の
期待の新鋭バスティアン・ヴィヴェスが描くフランス発グラフィックノベル「ポリーナ」!!だそうです。
映画館にあったのをチラッと見てきましたが、かな~りアーティスティック。
日本のコミックとは一味違う。
そんなに読みたいとは思わなかったww。

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