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好きなことだらけさ…

『ブラック・スワン』

2011年05月12日 | 映画 洋画

ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、
元ダンサーの母親・エリカ(バーバラ・ハーシー)の寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。
そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、
優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。
さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、
ニナを精神的に追いつめていく。
やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、
現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。
(goo映画より)

古典バレエの演目の中でも、たぶん一番有名な「白鳥の湖」を題材に
サイコスリラーテイストで一人のバレエダンサーを描いた『ブラック・スワン』。
彼女が所属するバレエ界のディテールも、しっかり現実的に表現されていたと思います。
そう、彼らは優雅で華麗なダンサーではありますが、
過酷な練習に耐え、限界まで肉体を酷使するアスリートです。
さらに俳優なみの演技力も要求されます。
ニナは技術面はクリアでも表現力の部分が劣っていると指摘され、
(オデット〈白鳥〉は完璧でもオディール〈黒鳥〉が踊れてない)
主役交代になるかもしれないことに怯え、己をどんどん追い詰めてしまい、果ては…
という、ストーリー自体はそんなに複雑ではないのですが、
ナタリー・ポートマンの演技が圧巻でした。
役作りのために撮影の1年前から体を作り込み、ハーバード大で専攻した心理学も役立ち、
強迫性障害のバレエダンサーを迫真の演技で演じてました。
バックに流れるチャイコフスキーの音楽はアレンジも多彩。
CGも効果的に使われ、1回転するたびに羽が生えてロットバルトは邪悪な造形に、
黒鳥はまさに黒鳥そのものに、ニナの肌は心情に反応して鳥肌が立ったようにブツブツと変化します。
どこまでが現実でどこまでが空想なのか…

映画冒頭のニナの夢の内容、使われている音楽がそのまま、
バレエ『白鳥の湖』の冒頭オデットがロットバルトの魔力で白鳥に変えられる場面、序奏の音楽です。
あのシーンから舞台は終幕まで突き進みます。
終盤、ニナが黒鳥を踊るシーンは役を会得したダンサーが舞台上で魅せる
魔法が掛ったような高揚感、客席との一体感がよく表現されていて圧倒的でした。

バレエ好きとしては、演出家のトマ(ヴァンサン・カッセル)が
「まったく新しい『白鳥の湖』を発表する!」と言ってたわりには
ええ~っ古典からそんなに外れてないじゃんと思いながら観てましたw

珍しくプログラムを買ったんですが、中に首藤さんのインタビューが載ってました





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