beatitude

好きなことだらけさ…

『蛍火の杜へ』

2011年09月19日 | 映画 アニメ

「夏目友人帳」が大好きな下の娘と行ってきました

夏休みに、祖父の家に遊びに来ていた少女・蛍は、
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷い込んでしまう。
途方に暮れ、泣き出した蛍の前に現れたのは、狐の面を被った少年・ギン。
ギンに助けられた蛍は、毎年夏になると、ギンのもとを訪れるようになる。
そして、ふたりはいつしか惹かれあってゆく。
だがギンは、人でも妖怪でもない、触れると消えてしまうという不思議な存在だった。
(公式サイトより)


2003年からLaLaで連載している緑川ゆき原作、「夏目友人帳」の原点になるらしい
2002年に発表された妖奇譚「蛍火の杜へ」の短編アニメ映画化です。
自分は「蛍火の杜へ」も「夏目友人帳」も原作は読んでませんが、
「夏目友人帳」のアニメだけは娘と一緒に見てます。
現在3期目放送中ですが、あと1回で終わりかな。

映画は監督:大森貴弘、キャラクターデザイン:田晃、美術:渋谷幸弘、音楽:吉森信、
アニメーション制作:ブレインズ・ベースと、「夏目~」スタッフ総動員で制作されただけあって、
ファンにはたまらない仕上がりになっているんではないでしょうか。

ストーリーがまた切ない。
妖奇譚ではあるけれど、これはまぎれもなく少女漫画

実はこの手のマンガは今市子の「百鬼夜行抄」や
漆原友紀の「蟲師」を読んでいる自分には
(「蟲師」はアニメは大絶賛ですが、実写映画はやらなきゃよかったのにと思っています
「百鬼夜行抄」のTVドラマも残念なことになってたよなぁ)
二番煎じにしか思えず、夏目1期アニメが始まった時は
ええ、どうなの~と思いながら見てましたが、
夏目貴志萌えとニャンコ先生の可愛さも相まって、これが結構ハマるんでしたw
要は「百鬼夜行抄」や「蟲師」とは全然違う別物なんですよ。
(「夏目なんか劣化蟲師だ!」というお姉は未だに見ようとしませんがw)
画の感じ、静のテイスト、琴線に触れるエピソード…

「蛍火の杜へ」は直球少女漫画でした
相手が人でないもの…これはくるでしょう。



池袋シネ・リーブル、公開2日目、連休のお昼の回を目指して行ったら、
もの凄く混んでいて、結局夕方4時半の回のチケをやっと買えました。
かな~り前の席でした

もう少し話を膨らませて、90分くらいの映画にできそうではありましたが、
敢えてダラダラ延ばさず、蛍とギンの想いだけを描いていて
思ってたよりもいい作品でした。
混んだ中、頑張って観た甲斐はあったかもw