土佐清水高校出前授業

2018-06-25 15:50:50 | ニュース
セミが鳴き、日中は真夏のように暑いです。

今日は土佐清水高校1年生の有志の皆さんに、国立公園や地元竜串の海のすばらしさの話をしに行きました。

生徒の中に研究所のサマースクール参加者がおりました。

高校生になっても海の話に興味をもっていてくれて嬉しくなりました(目﨑)






2018年沖縄瀬底島の産卵観察13日目(最終日)

2018-06-03 23:56:50 | サンゴの産卵調査
今日は産卵観察最終日。

だったのですが、ソフトコーラルとコモンサンゴの産卵が今晩も止まらない!むしろ昨日よりも激しい!


19時前から放精が始まり、海は徐々に霧につつまれるように視界が悪くなり、しばらくしてピンクの卵が海中いっぱいになります。


その光景がとても幻想的で美しいのですが、とにかくソフトコーラルのウネタケの卵が多すぎる!


放出される卵が多すぎて、簡単にミドリイシ産卵のフェイク写真が撮れてしまいました。問題ですね。面白いけど。
(注意:この日はミドリイシは1種がわずかに産卵しただけで、この写真のようなミドリイシの大規模産卵は起こっていません。)


コモンサンゴの産卵は昨年と同様にいつまで続くんや!という感じで結局今回はコモンサンゴの産卵の終わりまで見られませんでした。残念なので、可能なら来年に期待。


今回の調査中、数日間にわたって散々写真の子に付きまとわれて、不気味な感じでした。急に手元に現れると流石にドキッとします。


今回の調査期間中は梅雨にも関わらず雨が少なかったのですが、最終日は土砂降りで海も荒れていました。海が荒れるて潮が満ちると、岩場の上り下りが危険でした。


昨年と比較して今年は水温が高く、昨年よりも多くのサンゴ種の産卵が確認できてとてもハッピーでした。
まだ見ぬサンゴの産卵を求めて、今後もどこかで潜り続けたいと改めて思いました。(目崎)

2018年沖縄瀬底島の産卵観察12日目

2018-06-02 18:19:34 | サンゴの産卵調査
今日はコモンサンゴとソフトコーラルのフトウネタケの放卵放精祭りでした。

フトウネタケはまず放精が明るい内から始まり、その5-10分後に放卵が始まりました。





放卵は2時間以上続き、放精もいったん止んだかと思ったらまたモヤモヤ精子を出す感じで海中がかなり濁りました。
フトウネタケの卵はあまり浮力がないのか海中をかなり漂うので、とても幻想的で見応えのある産卵でした。



そん中イシサンゴではコモサンゴ属のサンゴが何種もバンドルを放出しておりました。



昨年もそうだったのですが、サボテンミドリイシの一部が少しだけこの産卵に参戦しておりました。


その他にはクモヒトデの仲間が放卵放精しておりました。



産卵とは関係ありませんが、ハサミの大きいエビがウルトラマンみたいに泳ぎ回っていてついつい見入ってしまいました。



突然ですが明日がいよいよ最後の観察です(目崎)。

2018年沖縄瀬底島の産卵観察11日目

2018-06-01 00:26:55 | サンゴの産卵調査
今日から6月。日中から雨や曇りで水温が1-2℃低下、気温もぐっとさがっておりました。

が、今日は昨晩のハナガタサンゴ系の産み残し、サザナミサンゴ系の産み残し+コモンサンゴ祭りでした。

コモンサンゴ以外は数群体程度であまり多くなかったのですが、コモンサンゴがあちらこちらで産卵してミドリイシ類までとはいきませんが、海中がコモンサンゴのバンドルでいっぱいでした。

前から一度見てみたかったチヂミウスコモンサンゴが結構産卵したのでなかなか満足度の高い夜でした。





(目崎)