黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

新型コロナとインフルエンザの同時流行はあり得ません ( 第八報 )

2020-10-15 08:57:36 | 感染症
            新型コロナとインフルエンザの同時流行はあり得ません

   ウイルスの干渉作用で同時に大流行はしません



 第一に、一人の人に関して言うと、二種類のウイルスが同時感染して、同時に体内の同じ場所(呼吸器官や血液中)で繁殖することはありません。
 先行して感染したウイルスが先に繁殖して、後から入って来たウイルスの繁殖を抑制してしまいます。そしてそのウイルスが繁殖を終えると、待機していたウイルスが繁殖を始めます。だから同時に繁殖して同時にそのピークを迎えることはありません。しかし連続して発病をします。その為一部の人は同時に感染して、連続して発病しますが、時間差が出るので新型コロナの流行中には、インフルエンザは大流行には至らないのです。散発することはあるかも知れません。
 
Newtonの11月号には、今年の南半球の冬(7~9月)でのインフルエンザの流行が無かった理由について、一つは新型コロナの感染対策がインフルエンザの予防にも有効だったということ。二つ目は、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスに「干渉」した結果、インフルエンザの流行がおさえられたというもの、と書かれていました。確かに今回コロナウイルスがインフルエンザウイルスに干渉したことを証明する研究は出ていませんが、過去の経験から当然なのです。今でも新型コロナは南半球でも増え続けていますから、新型コロナ対策がインフルエンザに有効で新型コロナには効果が無いということもおかしな話です。
武漢では115例の新型コロナの患者のうち、5例がインフルエンザにも感染したと言う報告がありますが、時間をおいて感染したことは考えられますが、同時にピークを持って感染したとは言えません。その論文を見てはいませんが、回復後に検査して分かったのだと思います。

 昔、まだ麻疹が流行していた時代に、小児病棟内で麻疹が発生した時や、麻疹による肺炎を起こしたために入院させた時に、麻疹の子は隔離病室に入室させました。そして感染しなくなる時、つまり全身に発疹ができて赤みが取れて色素沈着になった時までは、隔離するか家での外出禁止にして退院させていました。だから他の子に接触する機会がないはずなのですが、その子たちの中にしばしば外出禁止が解ける前に風疹や水痘、おたふくかぜを発病する子が出たのです。
中に一人だけ麻疹の後、水痘にかかり、その後おたふくかぜにかかった子を診ました。麻疹も水痘もおたふくかぜも臨床的に診断が確定できる症状がありますので、潜伏期間の間に感染したとしか考えられませんが、隔離していたのでそれはあり得ません。(そこから判った潜伏期間は最大21日間です。)
 その間に接触していないのに感染したとは考えられず、結論は麻疹で入院する前に水痘やおたふくかぜに感染していたが、先に感染した方が先に体内で繁殖して発病し、その間じっと体内のどこかに潜んでいて、繁殖が終わるとそれに交代して繁殖を始めて発病するとしか考えられなかったのです。二種類のウイルスに感染しても同時に発病するなどということは、私には考え付かないことです。
 もし同時に感染したら、少しでも先に感染した方が発病し、それが治ったら次のウイルスが発病するのです。

 ですから同じ呼吸器官(気道)内で、コロナウイルスとインフルエンザウイルスが同時に繁殖することはないのです。同時に二種類のウイルスが、次々と人に感染して流行すること、つまり同時流行することはあり得ないのです。

 それを証明するのは、例年ですと冬が先に来る南半球のインフルエンザの流行を見て、北半球の流行を予測するのですが、今年の冬が終わった南半球のオーストラリア、南アフリカ、チリでは、コロナが流行し、インフルエンザはほとんど出ませんでした。このことはNewton11月号にも書かれていました。それをコロナ対策がインフルエンザの流行を抑えたと言う見解も出されていますが、それであればコロナウイルスの流行も抑えられるはずですが、抑えられずにコロナの流行は続いています。だから違うのです。

 二つのウイルス感染症の同時の世界的大流行つまりツインデミックはあり得ないのです。

 今の感染症学者たちは、同時流行が起きると騒いでいます。私は新型コロナが流行している間は、インフルエンザの流行は無いと思います。
 もちろん、ウイルスと細菌とは同時に体内で繁殖することはあります。スペイン風邪の時の死亡の原因の多くは、インフルエンザの感染と同時にインフルエンザ桿菌が繁殖し、細菌感染によって死亡することが多かったのです。
 また細菌は、繁殖する体内の場所によって、同時の体内感染はあります。
麻疹、水痘、おたふくかぜなどの全身感染症はウイルスが血液中に入ります。その場合には、同じ血液中では繁殖できません。

インフルエンザワクチンも予防できるほどの効果もありません
 インフルエンザウイルスは呼吸器内でしか繁殖しないようです。まず腸内には、「胃液の壁」と言いますが、強酸性の胃液の中を生きて通過することが困難なのです。胃液の中で生きていられるのはピロリ菌の他はごく少数です。だからほとんどの細菌は胃の中で死滅し、小腸まで通過して行けないのです。だから胃液の壁が出来上がるのが6~8歳と言われており、その年齢以後は下痢をすることはありません。大人では腸内にインフルエンザウイルスもコロナウイルスも、例外を除いては繁殖できません。
 またインフルエンザウイルスの血液中での繁殖も確認されていません。インフルエンザ脳症が起きることもありますが、脳内にインフルエンザウイルスを確認されてはいないのです。確認されたのはインフルエンザウイルスのゲノムの一部でした。それでインフルエンザウイルス脳症の原因として解熱剤の使用が疑われています。もちろんコロナウイルスもその危険性が心配されます。かかったと疑われたら決して解熱剤を使ってはいけません。
 
 それでコロナウイルスも血液中で繁殖できるかどうかが疑われています。もしできなければ、インフルエンザワクチンと同様に、コロナウイルスワクチンも、麻疹や風疹ワクチンのような感染を防ぐ効果は期待できないこととなります。
 それはワクチンをしても、全身状態が悪ければ死亡することもあり得るということです。

 インフルエンザワクチンは、それ程有効性の高いものではありません。厚生労働省もそのホームページではそれを認めています。しかし、表ではそうは言いません。
 それは、今世界では製薬企業がワクチンを製造していて、製薬企業が寡占状態ですので、ほとんどの国の薬を支配しています。メディアつまりテレビ、新聞、インターネットなどの広告を見たら、ほとんどが製薬業界のCMだと判るでしょう。つまり世界のメディアは製薬企業に支配されています。
 昔インフルエンザワクチンは効かないと発言して、翌日インフルエンザワクチンを打つ場面を放映させられたニュースキャスターがいました。(電通などの広告会社を通して製薬業界から圧力がかかったからです。テレビやネットを見ればよく分かりますが、製薬業界は大きなお得意様で広告を止められたら経営が成り立たないのです。)
 
 血液中の抗体を作っても、呼吸器内の感染を防ぐことはできません。気道の粘膜細胞の免疫が必要なのですが、インフルエンザワクチンも新型コロナウイルスのワクチンもそれを期待できません。一部の学者は細胞免疫もできると言いますが、証明はできないと思います。
 期待できるのは、死亡率を減らしたり、入院率を減らすことができるだけです。

コロナワクチンができてもインフルエンザワクチンと同じで、感染を防ぐ効果は期待きませんし、副作用が心配です
 マスコミからはワクチンへの過大な期待が寄せられ、政府は大量のワクチンを買いこむそうですが、阪神大震災の時も、2009年の新型インフルエンザ流行の時も、買い付けたワクチンは大量に余り、一部は廃棄され、一部はメーカーに買い取らせました。2009年の時は国内産のインフルエンザワクチンだけで十分間に合い、海外製のワクチンはすべて余ってしまったのです。しかもその見返りに子宮頸がんワクチンやヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンなどを国内の臨床実験なしに買い入れたのです。

今後、コロナワクチンについても、その効果と副作用について警戒すべきだと思います。

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