黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

新型コロナウイルスのパンデミックはなぜ起きたか-2

2020-11-26 12:28:32 | 感染症
新型コロナウイルスのパンデミックはなぜ起きたか


1. 新型コロナウイルスはスペイン風邪の再来だ

☆ 主役は新型コロナウイルスだ。インフルエンザウイルスに代わって登場した。
 その舞台は、人種差別と貧困と格差社会の世界情勢にある。その為に人々の免疫は低下している。
 そしてウイルスの繁殖する気候も整った。
 それでパンデミックになった。
2.  伝染病学者バーネットは、インフルエンザの流行を分析し、
「パンデミック(世界的大流行)の起きる条件は、まず第1に適当な気候条件、第2には住民の大多数の免疫水準が低いこと、そして第3にそこに適当な型のウイルスが存在することである」という。
3. まさにスペイン風邪はそれに該当した。世界中の人々の免疫水準が低下していた。そこに変異したA型インフルエンザウイルスが出現し、冬から始まった。
スペイン風邪のパンデミックは1918年に起きた。その時に世界中の人々は免疫が低下した状況に置かれていた。1914~1918年は世界第一次大戦だったし、前年の1917年10月にロシア革命は起き、ソヴィエト政権が成立した。中国では辛亥革命1911年、オスマン帝国の青年トルコ革命1908年、メキシコ革命1910年、アジアでの民族運動が起こり、南アフリカ連邦が成立した。日本でも米騒動が起きた。世界中が戦乱、騒乱と飢えにさらされていた。戦争に動員されたり、革命に参加した若者たちがスペイン風邪で命を落とした。それで若者の死亡率が高かった。
4. 第二次世界大戦の時は、感染症が流行したが、パンデミックを起こすような適当なウイルスは登場しなかった。
その後もアジア風邪、ベトナム戦後の香港風邪、ロシア風邪、2009年の新型インフルエンザなどが流行したが、舞台が整っていなかったので、パンデミックにはならなかった。
エボラ出血熱やサーズは致死率が高い為に、パンデミックにならなかった。

5. スペイン風邪が流行した時の世界の人々の苦難の状況が、今起きている

☆ 今スペイン風邪の時の世界情勢が成立した。
 第1に、異常な気候。北半球の温暖化でシベリアの凍土や北極の氷、アルプスの氷河などが溶けだしている。同時にアメリカ大陸(アメリカ西海岸―カリフォルニア、オレゴン―とアマゾン―主にブラジル―)とオーストラリアの森林火災。中国の1/4とアメリカ北西部の砂漠化。中国と極東アジア、バングラデシュの集中豪雨と洪水。サバクトビバッタのケニア、エチオピア、ソマリア、イエメン、パキスタン、インドで大発生。それらがもたらす飢饉。
 海流も変化し、海の生態系も変化している。
 そして冬12月の武漢から始まった。
 第2に、世界中に「ブラックライブズマター(黒人の命は大切)」が広がり、共感を呼んだのは、人種差別と貧困と格差社会が世界に広がり、都市の貧困層の圧倒的な拡大が進んでいること。そして内戦、干渉戦争、内乱、政治的経済的混乱が広がっていた。それによって大量の移民、難民、農村からの出稼ぎ労働者が都市労働者の貧困層を形成していた。それが世界的に形成されてグローバル化していた。そのために自然免疫の低下した人々が大量に発生していた。
 第3に、そこに新型コロナウイルスが登場した。適度に強くて、致死率が高くなくその為に感染力が強い、未だ遭遇しなかったウイルスが。



6.なぜその条件が整ったか
(1)なぜ気候変動が起き、異常気象が発生したか。
 1)資本は、世界の気候を無視して生産を続け、利益を追求する。それを誰も止めることはできない。利益がなくなれば資本(企業)は存続できなくなるから。つまり資本主義そのものに原因があるのだ。経済が停滞したら資本主義は終焉に向かっていく。資本は常に利潤を求め、拡大再生産をすることによってのみ生き延びる。先進国は自分たちの経済活動、生産活動が自然を破壊することに気が付いた。
 2)異常な気候は続いている。これは産業革命が起こって以来の現象であり、先進国は必ず通過する現象である。イギリスではロンドンの煤煙、ロンドン型のスモッグによる大気汚染、酸性雨によるドイツの森の崩壊、アメリカでは沈黙の春を、日本でも大気汚染の公害をもたらした。それを技術の開発と発展途上国への押し付けで解消した。しかし、今は発展途上国で公害にまみれている。それを押し付けているのは先進国である。
 3)今地球温暖化に関して、発展途上国のCO2ガス規制を強制することは不可能に近い。それは先進諸国が通った道を、発展途上国には禁止しようとするものであるから。
 既に1972年の国連人間環境会議のアドバイザー委員会共同議長を務めたルネ・デュボスは、先進国並みの文化水準や都市交通システム、工業化を、発展途上国が求めることは自然な流れであり、止めることはできないと言っていた。50年後にそれは現実となっている。
 当時はまだ総体として捉えていたが、今はいろいろなテーマ別のNGOに分断されて、全体が見えなくなっている。気候変動をどう捉えるかも重要である。
 CO2 ガス規制しても無理である。自然を破壊して利益を得ようとするのを止められません。止めるためには、富の分配が必要である。1945年ですら、地球上に住む人間に必要な食料は十分あった。それが偏在していたにすぎないとシゲリストは言っている。今でもそうです。  その構造を止めるのは、・・・。そしてアマゾンの自然は破壊されている。アマゾンの先住民は、感染症の危機にさらされている。
 4)。地球の温暖化対策として国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」では気候変動は止められない。
 33歳の若者斉藤幸平は「かって、マルクスは資本主義のつらい現実が引き起こす苦悩をやわらげる「宗教」を「大衆のアヘン」だと批判した。SDGsはまさに現代版「大衆のアヘン」である。」(「人新世の資本論」)と明快に批判した。
 気候変動を止めるのは資本主義にはできないという。できるのが、ナオミ・クラインの言うコロナパンデミックの出口(新しい入口)であり、その先にあるのは、グリーンニューディールか、ポストキャピタリズムか、エコロジカル社会主義か、脱成長コミュニズムか。

(2)今まさにパンデミックを起こすのに適当なウイルス、つまり新型コロナウイルスCOVID-19が登場した。
 1)開発によって自然界と人間の世界が近づいたから、いろいろな動植物が人間の生活圏に入り込んできた。もちろん感染症の多くは、そうして人間界に入り、そして人間との適応関係を結んで消えて行く。
 ペスト、天然痘、ポリオは消え、インフルエンザやコロナは生存戦略を取り、生き延びている。新型コロナは、サーズの亜型、つまり変異種であり、生き延びる戦略を自然にとって、パンデミックを起こした。何年もかかるだろうが、いずれ新型コロナも人間と適応関係を結んで、平和共存していく。
 感染症の歴史は、我々にそう教えている。(ルネ・デュボス)
 ヒトゲノムが解明されたら、人類の感染症の歴史が刻まれていた。ということは、感染症の原因のウイルスや細菌のゲノムを、自分のゲノムに組み込むことによって、人は感染症と適応関係を結んでいったのではないかと考える。
 2)コロナウイルスはまずサーズ(SARS-Cov、 重症急性呼吸器症候群、死亡率9.6%)、マーズ(中東呼吸器症候群、死亡率34%)、そして今回の新型コロナウイルス(死亡率1~3%)へと変異して登場した。今度の新型コロナの正式名称は、SARS-Cov-2です。エボラウイルスも死亡率が高過ぎたから大流行には不向きだった。
 3)重症度は人間の側の免疫の低下によって決まる
ルネ・デュボスは結核菌の研究で、軽症者と重症者の結核菌どう調べても違いを見いだせず、そこで出した結論が、病気の発病や発病後の重症度は菌の側にあるのではなく、人間の側の免疫力の低下の度合いにあるとした。
 人間の側の免疫は、心と体は一体で、過重労働で疲れていても、ストレスや心労で疲れていても、免疫は低下する。ハンス・セリエは1936年の「ストレス説」発表後、その後発表された11万件のストレスに関する論文を読み、多くの職業や人間関係が免疫を低下させ、それだけで高血圧や高脂血症、心血管疾患を生じていると、1976年に「現代社会とストレス改訂版」に書いている。
 4)ヒポクラテス医学の復権を
 ヒポクラテスは、「健康とは、人間の本性のいろいろな成分、環境、および生活様式との間の調和のとれた平衡のあらわれである」。「心に起こったことはどんなことでも身体に影響が及び、またその逆も起こる。事実、心と身体との一方を他から分けて別々に考察することはできない」という。
 1970年、フランクは「病気の成因としての大衆の貧困」の講演の中で、「人民の健康の保全が国の責任である」との見解をとった。
19世紀にはコッホがコレラ菌を発見してから一疾病一病因説が主流になったが、ミュンヘン大のペッテンコファーは「急性感染症は、何か特別な健康上の問題が先行していない場合には成立しない」としてコレラ菌を飲んで発病しないことを見せた。パスツールも「細菌が問題なのではなく、その環境がすべてである」と述べている。
病理学者ウィルヒョウもドイツのシュレジア地方の発疹チフスの流行を調査し、その対策として「貧民に対するデモクラシー、教育、自由、繁栄を与えよ」との勧告を出した。
現代社会の貧困層と難民社会は、感染症の温床になるのは当然である。

7.新型コロナウイルスは現実の世界を明らかにした
 免疫を低下させた多数の人々が地球上に存在していることを明らかにした

 今の世界には、構造的な不平等があること。飢餓、貧困、暴力、人種差別、家父長制の危機です。また女性差別、宗教差別(ムスリムほか)、カースト制度など(アサド・レーマン)
 問題にしているのは、資本主義の暴力性であり、・・・採取/搾取主義の論理です。今、最前線にいる労働者が、自分たちは不可欠であると同時に使い捨てにされ、犠牲にされていると訴えています。新自由主義は、第二次世界大戦後に労働者が獲得したものを解体するための階級闘争だ。(ナオミ・クライン)
世界のNGOは、テーマ別にわかれた為に、現実世界を見えにくくしてしまった。
 新型コロナのパンデミックは、この世界の現実を明らかにした。
明らかにされたのは、
 第一は、格差社会を生んだのは、資本主義にあること(特に新自由主義)。
  それは対等な取引をしていても、格差社会が生じる市場経済に内在する不平等。
 第二は、内戦と戦争。
  第二次大戦後、「戦争をしないために」と先進諸国では、領土を確定しEUを作った。
しかし、それを壊したのは、社会主義諸国の経済の破綻と腐敗と、植民地から独立した諸国の権力を握った人々による腐敗。社会(文化、経済、宗教など)の発展の違いによる社会的権力構造の問題と国内の紛争と内戦や、国と国の紛争と戦争。
 第三は、工業の発展と農業の衰退。
大量の農民が都市労働者化し、出稼ぎ労働者の大量の発生と発展途上国の大都市周辺のスラム形成。そして公害。(これは先進諸国の歩んだ道の踏襲)
 第四に、医療が人間性を失っていること
  先進国での死亡率が高いのは、一つはアメリカや中国では、病気になってもすぐには医療機関にかかれない人たちがいて、その人たちは重症化して病院に担ぎ込まれる。
  一部の先進国では、トリアージ(患者の重症度の判定)が年齢でおこなわれているし、介護老人保健施設では、なかなか高齢者を病院へ送ってくれないという。(まだ日本ではそこまで行っていないと思う)
  病気の重症と軽症の違いは人間の側にあること。ストレスによる免疫力の低下。それらの為の症状の変化など。サイトカインストームも、人間の側の問題であり、精神的要因が関与している。本来、病気の症状は人間が病気と闘うための防衛反応である。それを抑えてはいけない。熱が出ても解熱剤を使って下げるのは、病気を隠すだけ。体の抵抗力を抑えるから熱は下がるが病気は進行する。軽い病気にはいいかもしれないが、コロナやインフルエンザ、麻疹にはしてはいけない。だが人々は、熱を下げて(隠して)働かなくては生きられないことが多い。スウェーデンはかぜでも一週間休める社会。
 第五に、だから対策は社会経済的に援助し、人間的な豊かな生活を保証すること。
それに必要なことは、先ずすべての低所得者に仕事か生活保護の保証を。学生のローンの支払い免除。一人親世帯への生活保障。GoTo 保証ではなく、打撃を受けたすべてのサービス産業への補償。


8.COVID-19が明らかにした世界の現実は、

1) アメリカは最大の感染症の温床国
☆アメリカでは近年感染症のアウトブレイク(地域的流行)が起きている
〇 アメリカでは、年間所得が1万5千ドル(170万円)未満の世帯数が増加し、都市に住む100万人以上になっていて年々増加している(主にヒスパニックと黒人)。アメリカ人(現在は3億3千万人)の半数は年収300万円以下という。アメリカでは2016年頃から、感染症のアウトブレイク(地域的流行)が起きている。A型肝炎はデトロイト他4州、二ヨークのレジオネラ症、ほかにクラミジア、サイクロスポーラ症、C型肝炎、梅毒、淋病、それに小児の感染症であるはずの百日咳やおたふくかぜが成人にも流行している。
〇 アメリカでのCOVID-19によるニューヨーク市の死者数は、ヒスパニック系34%、黒人28%、白人27%、アジア系7%でした。
 アメリカの貧困層は、黒人とヒスパニック系が半数弱で、過半数は白人です。
〇 アメリカは最大の移民受け入れ国で過去5年間に477万人になるという。
〇 また中南米からの移民が従来の黒人と共に都市の貧困層を形成していて、英語が話せない国民が1割に達するとも言う。1918年のスペイン風邪の時に、アメリカでは識字率の低い地域に死者が多かったと言う。
       以上、「温床と化す米国の大都市」(日経サイエンス別冊2018.10.)より
☆アメリカでは貧困と拡大する所得格差が進行している。
       「なぜ中間層は没落したのか――アメリカ二重経済のジレンマ」より
〇格差拡大の歴史
 奴隷制とその後遺症である。今までアメリカでは貧困者を黒人と同一視したが、貧困層の半数は白人であり、残りの半数が黒人と褐色人種(ラテン系アメリカ人)である。
 トランプの「偉大な」とは「白人の」の婉曲表現で、人種差別は富裕層の道具で、貧しい白人に、経済的窮状から目をそらさせている。
〇アメリカは二重経済である。裕福な部門と貧しい部門の別々の部門があり、別々の経済発展をしている。マンチェスター大学教授ルイスは経済発展の理論を提示した。それによると、発展途上国はいわゆる二重経済をもち、それを「資本主義」部門と、「生存」部門と名付けた。資本主義部門は、資本と労働の両方を利用した近代的生産の拠点で、その発展は資本の量によった。生存部門は貧しい農民からなり、その人口は土地や自然資源の量に比べてあまりにも大きい為、最貧の農民一人当たりの生産性はゼロに近かった。ルイスが考えたのは、アジア、アフリカ、中南米の国々で最大の国は中国であった。多数の農民が小規模農業に従事し、生存部門を構成していた。ほとんどの発展途上国はそうした二重経済であったが、日本、韓国、マレーシア(私はその頃発展した台湾、香港、シンガポールを加える)は1960・70年代に急成長を遂げ、人口のほぼ全体が資本主義部門へ組み込まれた「成長の奇跡」として知られているという。(この国々がコロナの少ない国。日本がコロナの少ない理由である)
〇アメリカの富裕層、社会の上層は人口(3億2千万人)の20%で約6400万人、トップ1%のさらに1割の資産は増え続け、1978年以来、3倍に増加し、1916年の水準に近い。トップ1%の年収の下限は33万ドルで資産の下限は400万ドルである。収入がトップ10%に入るアメリカ人の所得は10万ドル以上である。人口のトップ1%の中のさらに1%、3万人が金融・実業分野の経営者と考えられる。さらにその1%がアメリカで最も富裕な人々として毎年公表される「フォーブス四〇〇」のリストに入る。その中の1%四人 の一人がトランプ大統領である。アメリカの人口の30%(約1億人)は年収3万ドル以下である。
〇最大の見えざる政策は「大量投獄」の拡大である。その多くは黒人であるが囚人の多数ではない。それがシングルマザーを生み、貧困層の最底辺を形成している。多くの州で「三振即アウト」法を制定した。これは重罪の前科が二度ある者による再犯は軽犯罪でも終身刑とする法律である。これが1990年代に広まり、アメリカの囚人人口は、50万人以下から現在の200万人以上へと急上昇し、薬物の罪が過半数を占めた。黒人男性の三人に一人は、一生の間に刑務所を経験することになる。ラテン系男性は六人に一人、貧しい白人男性17人に一人である。白人と黒人の薬物使用率は同じであるのだが。
ブラッククライブズマター運動は今年5月の警官による黒人圧殺事件が契機であったが、2008年から2015年までの間にシカゴ警察に撃たれた400名の4分の3が黒人であった。
たった一人の黒人圧殺事件が広がったのは、その背景があるのだ。
〇アメリカは、ジョンソン大統領の時の「貧困との闘い」を、ニクソンが「薬物との闘い」へとすり替えた。これで黒人やラテン系アメリカ人は、大量投獄に会うことになる。
アメリカでは獄中投票はない。アメリカの「個人の自由」は「反労働組合」の婉曲表現である。「すべての人間」と言ったら「すべての白人男性」のことである。
 「黒」は「他者」の隠語であり、黒人だけでなく、ラテン系アメリカ人や貧困層の過半数を占める貧しい白人を示すこともあるという。
 だから今度の大統領選挙は、隠された南北戦争でもあった。アメリカでは「南北戦争」はタブーだ。しかしトランプの勝った州は、南北戦争の時の「南部連合」の州とミシシッピー川の上流地域だった。まだ奴隷制の後遺症は続いている。(これは日本でいまだに続く朝鮮人差別と同じ構造である)

2)中国も貧困層の拡大が進む格差社会だった
なぜ武漢から始まったかを調べて判ったこと
〇 なぜなら武漢市には中国一の循環器医療を誇る大学があり、先日も日本で手術を受けた心臓病の女性が飛行機で送られた先は武漢市でした。ウイルス研究も中国のトップでしたから、武漢での謀略説も出ました。なぜ武漢から始まったかが謎でした。武漢市のある湖北省には長江(揚子江)のダムもあり、今コロナ後に最も人の集まる中国最大の観光地だそうです。政府もGoto 武漢のキャンペーンをしたりしています。
〇 武漢は、中国の四大経済圏の一つの中心地で、中国内で一番急速に人口拡大が進んでいます。武漢市は2000年804万人、2017年1090万人(常住人口)で、2019年にはさらに100万人増えたと言う。そのほとんどが農民工つまり農村からの出稼ぎ労働者です。農村の人民公社は崩壊し、1割以下しか残っていないと言う。
 中国の都市には農村から農民工が殺到し、都市の周辺にスラムを形成しています。農村から離れた農民たちが職を求めて出て来て形成したのです。
〇 中国は毛沢東の作った戸籍制で、都市籍の都市労働者と農村籍の農民に分けられています。医療保険も違うし、雇用形態も違うと言います。農民工には保険が任意で、強制加入の都市労働者と格差があります。農民工の半数が医療にかかれない状況にあると言う。 
2003年でも必要なのに入院ができない人は1/5の最下層の40%だったという。都市籍と農村籍の労働者の格差がひどい。農民工は出稼ぎ労働者で、中国の戸籍制度と保険制度の為に出身地の農民の保険で支払われ、償還払いの為に医療にかかりにくい。 
〇 中国の医療機関は殆どが国営または公営ですが、階層化され、病院は都市にあり、病院への公費負担は少なく稼がなければならない。医師の給与も低く成功報酬制という。その為医療費も高騰しているし、医療モラルも低下し、医療費は出来高払い制の為に薬漬け、検査漬けで高騰しているという。
出来高払い制と、国公立の医療機関への補助金が低く抑えられ、医師は低賃金で歩合制給与の為に中国の医療は崩壊しているという。薬漬け、検査漬けは元より、あるジャーナリストが患者を装い10か所の病院を訪問し、尿検査で尿の代わりにお茶を提出した所、6つの病院が「潜血」があるとして薬剤を処方したことを英紙フィナンシャルタイムスが紹介しているという。
〇今年5月の第13回全国人民代表大会は、貧困脱出闘争(政策)の最終年であり、人民日報記者の質問への李克強総理は、「中国国民1人当たりの平均年収は3万元(約45万円)ですが、月収1000元(1.5万円)の人たちが6億人います(中国総人口は14億人)。1000元では中都市でさえも住宅の賃借が困難であるのに、今は感染症の蔓延に直面して苦しんでいますが、感染症の蔓延が終わった後に人々の生活を守ることは重要な課題になります。」という。
〇2019年の北京師範大の研究チームは、月収500元以下の人口は2.2億人という。
為替換算差があるから一概に比較は難しいが、アメリカと共に貧困大国ではないだろうか。
 それがパンデミックの起点となってもおかしくはない。
〇しかし、なぜ武漢(湖北省)だけで感染拡大が止まったかは謎でした。しかし、「世界」10月号の「分水嶺」とい記事によると、中国はやると決めたら迅速に徹底して、積極的に情報開示をして、激しい封鎖をし、感染の押さえ込みをした。また報道では、道路、鉄道、航空など一切の交通を遮断したという。また中国全土では55都市も都市封鎖したという。それで感染の拡大が抑えられたようだ。だが未感染者が多数いる以上は、今後再流行することが懸念される。

3)貧困と格差社会の進む大国、BRICS(ブリックス)諸国
〇 米国に次いで貧困と格差社会が進行する人口大国のブリックス諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)にコロナウイルス感染者と死者が広がっています。
 2020/11/20現在の、コロナ感染者数はアメリカ、インド、ブラジル、フランス、ロシアと続き、なぜか南アフリカは途中から増えなくなり、中国も止まっています。
〇 ブラジルのリオデジャネイロの貧民街に持ち込まれたのは、富裕層がイタリアのリゾート地で感染し、帰国してメイドや使用人を介して貧民街へ広がったと言われています。
〇 米国だけでなく、ロシアや中国、インド、ブラジルなどの様々な国で富の不平等が危機的なスピードで進行しています。2018年には世界人口の最富裕層1%が全世界の家計資産の47.2%を保有しているという。
〇 「多くの国で富の不平等が危機的スピードで拡大している。米国は先進諸国のなかで最も貧富の差が大きいとみられる」。資本主義は、対等な商取引をしていても、市場経済に内在する不平等によって富の分配の不平等は、必然的に拡大すると言う。それを数理モデルで証明した人たちがいます。「その自由市場経済に関するいくつかの数理モデルは、複雑なマクロ物理系に生じる相転移や対称性の破れ、双対性といった特徴を示している」と言う。つまり資本主義社会では必然的に、富の不平等が生じて、加速度的に進行すると言う数理モデルによって証明された。

4)中低所得諸国の経済の低迷
〇 続いてコロナ感染者の多いのが、スペイン、イギリス、アルゼンチン、イタリア、コロンビア、メキシコ、ペルー、ドイツ、イランと続きます。(EU諸国は後述)
〇 世界では1日1人200円(1.9ドル)以下で暮らす人が7.3億人(1割)もいるという。つい最近2020.10.の国連統計でも、7億人という。
世界銀行の定めた貧困の定義は、1日1.9ドル以下で生活している人(絶対的貧困)で、その国の国民一人当たりの平均所得の半分以下の所得の人を相対的貧困と言います。
 世界人口の貧しいほうから半分、35億人を合わせた資産総額と同等の富が26人によって、保有されている。
〇 アサド・レーマンのいうグローバルノース(私は先進国という)では最も貧しく脆弱な有色人種のコミュニティ(移民や難民のコミュニティ)ができている。グローバルサウス(同、発展途上国)では、半数の人がすでに貧困に陥っている。アフリカ、中南米、南アジア。
〇 第二次世界大戦後に労働者が獲得したものを解体するのが、新自由主義です。新自由主義に反対することは階級闘争です。「新自由主義は、第二次世界大戦後に労働者が獲得したものを解体するための《資本の側からの》階級闘争だ」(ナオミ・クライン)
〇 第二次大戦後に、一部の国は社会主義化し、またアジア、アフリカの多くの植民地が独立しました。そのほとんどの国の指導者たちは官僚体制を作り、権力を握って私腹を肥やし、腐敗してきた。
その国々、中南米諸国はメキシコ、コロンビア、チリ、ペルー、アルゼンチン、ベネズエラなどの国々。南アジアはバングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタン。それに加えてイラン、イラクとトルコとサウジアラビア。アフリカ全域、特に中央アフリカから以南。(マグレブ諸国=北アフリカ諸国を除く)
 発展途上国は、どこも工業化が進み、農業は衰退し、農民たちが都市へ職を求めて集まり、メガポリスを形成し、スラムを形成している。急速な工業化は公害を生じている。

5)なぜヨーロッパ(EU諸国)が感染者や死者が多いのか
 ① 若者の失業率が高いのは、スペイン33%、イタリア20%、フランス22%。
特に経済的にもスペインとイタリアは悪化している。
  イタリア北部工業地帯には多数の中国人労働者がいて、春節から帰って広めたという。
  特にイタリアは病院を合理化し、病床数も職員数も削減したために、医療従事者が疲弊し、ベッドも足りずに医療崩壊しているという。
 ②難民の受け入れはドイツが最大で114万人です。(東京新聞、国連人口統計)
  ドイツは当初の対応は良かったが、ここにきて死者も増えているようだ。
 ③イギリスは政府の緊急時科学助言グループ(SAGE)の助言でロックダウン(都市封鎖)をしない方針でしたが、委員の一人の理論疫学者(ファガーソン)が自説を取り上げられないので、「政府の方針では25万人が死亡する」との自説をマスコミに流して世論が沸騰し、政府が方針転換したのです。イギリスは11/20現在死者は52,745人です。(日本の理論疫学者の北大西浦教授(今は京大教授に栄転)も「都市封鎖しなければ、死者は42万人になる」(文芸春秋2020.7.)と言っていました。日本は11/22現在、死者2000人超です。)
イギリスでは新型コロナウイルスによる重体患者の35%がバングラデシュ人と黒人その他の少数人種だという。しかし、残りは白人。しかもイギリスはアメリカに次ぐ格差社会である。医療従事者の死亡が当初多かったのは、国営の医療企業の運営が合理化され、マスク、グローブ、ガウンなど用品管理が民営化され、緊急時の要求に対応できなかったためと聞いている。それではエボラ出血熱で亡くなったコンゴの医療従事者と同じではないか。
 ④ スペインを始め、欧州の死亡率の高さは、介護老人施設での年齢によるトリアージだという。多くの高齢者は施設の中で死に、医療機関へ行っていないという。
 スペイン、フランス、イギリスの死者の7割は介護施設で亡くなっているという報告もある。

6)スウェーデン政府の政策をどう評価するか
 スウェーデンを始め、北欧諸国は元々感染症の少ない国です。伝統的にマルクスの作った社会民主党が強く、福祉政策を強力に進めていました。そのため、貧富の格差の最も少ない国々になったからです。スウェーデンは第二次大戦後すぐに広い労働者住宅を作り、最近は高齢者の一人暮らしを支援しています。スウェーデンだけが、エビデンスのないロックダウンもマスク着用もとらなかったのです。でも高齢者の外出制限とソーシャルディスタンスは取っています。集会はまだ50人以下です。
 スウェーデン在住の日本人医師宮川絢子さんに言わせれば、政府は当初から死者は6千人出ると予測していたと言います。6/14には死者は4874人(2/3は高齢者施設内か在宅診療を受けていた人たち)で、9/1現在も5821人です。その後はまた増えたために、制限強化をしたようです。
 北欧5か国とドイツ、ベルギー、スイス、オーストリアはジニ係数(収入不平等指数)が20%台のAクラスで、最低がスウェーデン。最も格差の少ない社会という(2013年CIAワールドファクトブック)。
7)戦争と内戦が世界中で続いています
世界では発展途上国やシリア、ウクライナなどの内戦と、干渉戦争、先進国での政治的紛争が広がり、世界の秩序は大きく変動している。
難民を受け入れているのは、トルコ、コロンビア、パキスタン、ウガンダ、ドイツなどで1000万人、他にバングラデシュ、イラン、ヨルダン、スーダン、レバノン、エチオピアなどが受け入れ。難民の出身国は、シリア、ベネズエラ、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマー、エチオピアなど3000万人。国内難民は、シリア、コンゴ、コロンビア、アフガニスタン、イエメン、ナイジェリア、ソマリア、スーダン、エチオピア、南スーダンなど4570万人。
 2016年現在での武力紛争国は、シリア、イラク、アフガニスタン、メキシコ、ソマリア、ナイジェリア、スーダン、南スーダン、リビア、トルコ、パキスタン、エジプト、コンゴ民主共和国(キンシャサ)、イエメン、エチオピア、ウクライナ、インド、イスラエル、パレスチナ、ミャンマー、ベネズエラ他。
8)日本それも東京で、なぜ夜の街か。
 東京は世界的には、メガポリスと言われ、東京を中心とする川崎、横浜と埼玉および千葉の一部で、人口3400万人とも言われています。そして山谷は無くなったが、横浜の寿町は未だ残っています。スラムは無くなるも、ネットカフェや簡易ホテルが広がり、ホームレスもいます。しかもそのすぐ上に、ぎりぎりで生活している貧困家庭、多くは母子家庭が貧困です。子どもの貧困は、親の貧困です。
 日本でも年間所得が200万円以下の人が、1000万人いると言います。(東京新聞) 
 ホストクラブ、キャバクラ、飲み屋街に働く人たちの実態はどうか。ほとんどが日銭商売で、雇用関係がはっきりしない仕事の人が多く、最底辺の人々だと思います。そこに集中するのは仕方のないことです。ブラック企業や3K職場、ウーバーイーツや出前館しか見つからない仕事。そんな人々の集まる街だから。
 女性の貧困は、キャバクラ、ソープランド、高級デリヘル、パパ活などの「風俗」の仕事しか見つからず、そこに現役女子大生すら働いているのです。女性にはもっと仕事が見つからないのです。奨学金というローンと生活費の為に。
 日本経済も「大恐慌以降では最大の経済危機が来る」という。
9)だから、感染症対策の第一は、仕事を与え、清潔な住環境を確保することです。
 マスクも手洗いも、社会的隔離もエビデンス(科学的根拠)はありません。インフルエンザの流行の時にしましたか?。それなのになぜ世界的に広まったのでしょうか。北欧諸国がなぜ感染症の少ない国なのでしょうか。
 当初飛沫感染だけで、空気感染(エアロゾル感染)はないと言われましたが、実際に中国武漢でのデータではありますし、従来型のコロナウイルスではやインフルエンザウイルスでは空気感染がありますから、おかしいと思っていましたが、やはり最近になり空気感染もあるようです。
10)ワクチンも血漿療法も危険を伴い、重体の人にしか使えません。
 まだ新型コロナウイルス感染症の重症化要因が判っていません。初期の解熱剤やステロイド剤の使用は重症化の危険があります。サイトカインストームも薬や精神的な因子を排除できていません。
 デング熱のように、抗体依存性感染増強(抗体がある方が重症化しやすい)の疑いが消えないのです。まだ不明のことが多い病気です。
11) 世界の不思議とされる日本や韓国、台湾、マレーシアの感染者数、死者数の少なさ。
 それを私は、国内の二重経済のないことと、格差の最も少ない国であることと考えます。
 シンガポールは国外から雇い入れた低賃金労働者が被害に遭い感染者と死者の大部分を占めたため、この中に入りませんが、もう感染しつくして新規には出ないと思います。だから統計上高いですが、現在は日本などと並んで低いです。
 この理由はアメリカの項で述べた、アメリカでは貧困と格差社会の拡大、二重経済の形成があるが、日本ね韓国、マレーシア(それに台湾)は1960・70年代に急成長を遂げ、人口のほぼ全体が資本主義部門へ組み込まれた「成長の奇跡」として知られている。つまり二重経済がなく、かつ格差が比較的に少ないことにあると考えます。
12) 日本特に東京は感染症対策をおろそかにしていました。元々、都立病院は戦前の伝染病院が母体です。それを作ったのは、伝染病に対するパニックを鎮めるためでした。旧都立清瀬小児病院は小児結核療養所でした。国立療養所の多くは結核と精神、それにハンセン病対策で作られました。国民を安心させるためでした。
厚生労働省は伝染病棟を閉鎖し、保健所を減らし、感染症対策をワクチンにすり替えました。ワクチンではなく、隔離病床を残して置くべきだったのです。空床がもっとも費用のかからない状態の隔離病床です。しかし、収入はありません。それを予算削減で無くしました。保健政策の末端を支えていた保健所も予算を削減してきました。日本人の健康と長寿命を支えたのは、末端の保健師たちです。それを減らしたのです。
 その結果が現状です。でも二重経済にならずに済み、まだアメリカほどの格差社会にならず、貧困家庭は1000万人という程で済んでいるから、コロナの広がりも少ないのでしょう。
13) 「世界」12月号「分水嶺」での記事によると、3月の勉強会で岡部信彦川崎市健康安全研究所所長は、「ロックダウンやそれに近い話が出るが、そういうことを強烈にやるとこの病気に対する不安は大きく膨らみ、失業する人だけでなく、絶望感からうつ状態や自殺者が多く出てしまう可能性も考えなくてはいけない。感染症による直接の重症化、最悪の死と、感染症を防ぐためとはいえ強烈な方法によるマイナスの部分とは、天秤にかけて図る必要がある。」と話したという。
14)これからの対策は、母子家庭を始め一人親家庭の経済支援。学生ローンの凍結又は棒引き。貧困者とコロナ対策で職を失った人たちへの経済補償。制限してきた生活保護の拡充。
 コロナ対策の為に打撃を受けたサービス産業への経済補償。
元々緊急事態宣言はすべきではなかったのです。緊急事態宣言による経済的損失のすべての補償を個人と企業にすべきなのです。
15)最後に
 日本はそれだけの免疫水準の高さがありました。それは横浜のクルーズ船の乗船者3711人のデータで見ると、感染率19%、発病率(症状が出たのは)10%、死亡率は感染者の1.8%でした。これは裕福な人の数字ですが、多くが60歳以上で、70歳以上が2000人もいたデータです。この時点で予測がついたはずです。貧困家庭を救済すれば、流行しても重症化を防げることを。病気になっても仕事を休めないか、経済的に医者にかかれない人もいるのです。
 高齢者が危ないのではなく、生活に困った人たちが危ないのです。貧困と過重労働が重症化するキーワードだと思います。


文献
1)F.M.バーネット「伝染病の生態学」1962
2)(感染症の)「温床と化す米国の大都市(American epidemic)」(日経サイエンス別冊2018/10――サイエンティフィック・アメリカン編集部論文)
3)「中国の医療格差と医療制度改革」(環太平洋ビジネス情報2009)
4)「中国の都市化―加速、変容と期待」(富士通総研.経済研究所2016/11)
5)「数理が語る格差拡大のメカニズム」日経サイエンス2020.9月号
6)BBCニュース(www.bbc.com/)所収、英国集中治療全国監査研究センターの統計
7)「コロナと風俗と『貧困女子』」、「困窮する外国人労働者」文芸春秋2020.7.月号
8)「新型コロナと経済危機」特集、週間金曜日2020.5.15.
9)「違う世界に通じる入口へ」アルンダティ・ロイとナオミ・クライン、世界2020.9月号
10)「人間の尊厳と生命権は不可分」、世界2020.9月号
11)ルネ・デュボス「人間と適応」みすず書房
12)ハンス・セリエ「現代社会とストレス」法政大学出版局
13)ヒポクラテス「古い医術について」岩波文庫
14)ブレイディみかこ他「そろそろ左派は<経済>を語ろう」亜紀書房
15)シゲリスト「文明と病気」上・下、岩波新書850
16) ピーター・テミン「なぜ中間層は没落したのか」慶応義塾大学出版会
17) 斉藤幸平編「未来への大分岐」集英社新書
18) 斉藤幸平「人新世の『資本論』」集英社新書
19) リチャード・ウイルキンソン「格差は心を壊す」東洋経済
20) 「世界」9,10,11、12月号収載論文
21) 「文芸春秋」9,10、11月号収載論文
22) 「日経サイエンス」5、8、9、10、11、12月号収載論文

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1 コメント

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Unknown (森中)
2020-12-20 17:11:56
>ルネ・デュボスは、先進国並みの文化水準や都市交通システム、工業化を、発展途上国が求めることは自然な流れであり、止めることはできない

途上国が先進国と同じ利便性を得るためには、地球が2.5個いる。だから論理的には破綻。

新自由主義は、貧富の格差が広がるからダメというような功利的な理由では少しも減らない。個人の意志の尊重が生み出す思想で、税金は強制的収奪であり、個人を虐げているという考え方。だから、やめさせるためには功利的ではなく、原理的な議論が必要。それをしないで、結果的に(功利的に)貧しい人が増えるからダメだという議論ばかり。だから少しも減っていかない。

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