黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

ワクチンは必要か。

2017-04-02 18:49:00 | 予防接種
 ワクチンはなぜ必要でしょうか。
 これは、根拠として①免疫生物学、②遺伝子学、③過去のアメリカの医学雑誌のワクチン特集号、④過去の日本小児科学会の特別委員会の答申、⑤その前に出された日本衛生学会の答申、⑥ルネ・デュボスの適応説と「白い疫病」などです。

 まずあなたが読んで゛納得して下さい。納得できなければ、コメントして下さい。

 これは過去に書いた論文の、現在での書き直したものです。私のワクチン批判の根拠です。ワクチンも感染症も、放射線の被害も、私の推奨する子育て法によって、確率を低くします。試して下さい。子どもが病気をしなくなります。そのために、小児科医は経済的に苦労します。それで私は、内科と心療内科を勉強しました。いまは、そちらが主になっています。訪問診療もし、看取りもします。それでないと診療所の財政が困難になっています。

 それでは、以下に掲載します。

       ワ ク チ ン は 必 要 か    
Q-1.ひとりひとりの子どもにとって本当に必要なワクチンとは?
Q-2.どのような副作用が起こっているのか?
Q-3.安全な予防接種の方法とは?

A-1.ワクチンは、治療方法のない病気の治療(予防は最良の治療)として登場しました。  それは魔法の弾丸でした。軽く病気にかかることで、抵抗力をつけるという。ただしオペラ「魔弾の矢」のように、一本ははずれて悲劇を起こします。
  次々と病気にかかる人が減り、天然痘が撲滅され、次は麻疹だと云われました。だが、今や大きな壁にぶつかったのです。近代医学の持つ欠陥(または限界)という壁に。ワクチンの副作用はその1つです。
 人は誰でも、自然の免疫をもっています。私の過去のブログ記事をお読みください。誰でも自然に免疫をもっているのを、免疫をつけなくてはと思う必要はありません。人は、約1億の抗体産生能力を持っています(ノーベル賞の利根川進さんの理論)。また抗体を作るとそれを遺伝子で後世に伝えます。遺伝子は変化します。それが進化論であり、遺伝子学では少数派のようですが、そう言われています。そうでなければ進化論は成り立ちません。そして環境に適応して変化して行くのです。
 病気をすればするほど免疫ができると言う説はまちがいです。わたしの友人にいますが、間違いです。持つ持つ人は免疫の力をもっています。寄生虫がアレルギーを防いだという説も間違いです。みんな根拠のないことを言っています。現代の免疫生物学では、自然免疫としてもっているので、それを妨げたり、低下させたりすることが問題なのです。某科学史家は、結核は慢性の病気だと言いますが、それも歴史的に見れば間違いで、長年人とつきあってきたから、感染(ツベルクリン自然陽性になる)しても、一生で20%しか発病しません。しかし、アメリカ大陸にコロンブスが結核を持ち込んだ時に、アメリカ大陸の先住民は遅くとも1万年前後の昔にモンゴロイドがベーリング海峡を渡って行ったので、結核の歴史がなく、結核に初めてであった時には急性の全身結核になることが多かったのです。そして代々たつ内に慢性の病気になりました。梅毒も、アメリカ大陸では慢性の穏やかな病気で、ほとんど発病しない病気でしたが、コロンブスがヨーロッパに持ち込んだ時には急性の病気で次第に慢性化していきました。
 それが適応説です。急性から慢性に変わるのは、適応関係ができ、抗体産生能力が遺伝されて、変化して行くからです。
☆病気とは何か
 人間と自然環境や社会環境に適応できない時になるのです。伝染病では?
 人間とその病気との適応関係によって、病気になるかならないか、なったら病気の強さや、慢性か急性か、軽症か重症か、が決まるのです。これを適応説と言います。
 人間は、ストレスによって、抵抗力(免疫)が低下します。だから同じ病気でも、人間の側の状態によって、病気が変化するのです。戦争や飢餓にさらされた時に、病気は重症化します。精神神経免疫学は、こころと免疫の働きが密接に関連していることを、動物実験で証明してきています。でもこの理論がなかなか臨床医師の間に広がっていません。
伝染病の予防対策は、ワクチンだけではありません。伝染病のはやらない環境を作ることが第一です。古典的対策=防疫=病気をもちこませない、は時代遅れで今はほとんど機能していません。
 人間を密集させないこと。人口が30万人以上の都市で麻疹が常在するという。私の推定では、健康な保菌者(キャリアー)がいるのではないかと思います。発病して感染源が判らないことが少なくないからです。
生活環境をよくすること。特に暮らしやすい社会を。差別をなくした社会を。お互に相手を認め、干渉しない、多様性を認める、迷惑をかけない、他の人のことを考えて、行動する。経済的に豊かな社会ではなく、こころ豊かな社会を作ることが必要です。つまり、ワクチンをするより、社会を変えることが必要なのです。
北欧は感染症の少ない社会です。でも成人病は減りません。うつ病による自殺も一時多かったのですが、減らすことに成功しました。人が人に暴力をふるって殴ることを認めない社会で、映画もそういうシーンはカットされるそうです。
☆それが、今の日本の社会では、難しいので、とりあえずいくつかのワクチンをすることを薦めています。子どもにとって必要なワクチンはないが、仕方なくするのです。特に病気がちの子どもには、ワクチンをすることが、病気にかかるよりはましなので、接種することを選ぶしかありません。とりあえず、子どもを病気にさせないか、かかっても軽く済む育児法を本にしました。
 現在スウェーデンでは、百日咳ワクチンをしていないのですが、5~6歳までの子どもたちの4~5%が百日咳にかかっているといいます。百日咳の初期治療さえしっかりしていれば、恐れる病気ではないのですが、日本の現状では、誰でもそれを受けられる訳ではなく、すべてのこどもたちにDT(ジフテリア、破傷風)二種で薦める訳にはいかない。それは予防接種をする医師のいない町村が少なくなく、まして小児科専門医のいない市町村も数多いためですし、離島もあります。
いつでも、小児科専門医にかかれる人は二種または破傷風トキソイド単独で薦めていますが、海外(特にアメリカ)に留学する人は三種混合の接種の証明を求められるので、していない場合はその時するしかありません。海外の高校や大学に入学するのでなければ、必要はないです。ジフテリアはなくなる病気ではないので、基礎免疫だけは受けるように薦めていますが、1999年に一人出たとの報告があり、それ以外は50年なかったと思います。
ソ連崩壊後のロシアで流行したので、日本でも社会経済的な混乱が起きたら、また流行する可能性があるかもしれません。

A-2.副作用は、人間がワクチンに対して起こす応答または反応であって、それは人間の側がどんな状況にあるかに大きく左右されます。
 特に生(生きたウイルスの)ワクチンでは、同じワクチンを使っても、人間の側の抵抗力が落ちている時には、副作用が出やすい。つまり、副作用のないワクチンはありえないのです。
 しかし、子ども(人間)の状態が心身ともに健康であれば、副作用が出ないか、出ても軽いものか、または、わざわざ生きたウイルスを接種しても免疫がつかないことさえあるのです。それはあくまで、人間と病気との適応関係であって、ワクチンが同じものであれば、人間の側の状態によって、変ります。

A-3.だから安全なワクチンも安全な予防接種の方法も、完全に有効なワクチンも存在
しないのです。

§1.なぜ予防接種を受けるのか。
1)伝染病は予防接種以外には予防できないという幻想があります。
 どんな伝染病でも、少数だが、かからずに済む人がいます。なぜでしょうか。例えば堺市のO-157事件でも、多くの小学校の発病率が50%前後かそれ以下でした。なぜか。
 現代医学の「病気はなぜかかるのか」という病気の理論(病因論)の誤りがあるからです。
 誤) 単一病因論(一疾病一病因論)-→正)複合病因論。複数の病因が重なって病気を引き起こす。
    身体とこころの分離-------→ 心身一如(いちにょ)。こころと身体は表裏一体。
    社会的存在であることを見ない---→ 社会的に人間であること。
 病気は人間が環境に適応できない時にかかるのです。
 病気は、自然に治る力を阻害される為にかかります。(誰でも病気にかからないようにする力を持っています。病気にかかるのはその力を妨げられた時です。)
 環境に適応できない時に病気になるというのは、遠くヒポクラテスの時代から云われ、ルネ・デュボスが再び取上げた。同じ細菌やウィルスなのに違った病気として現われるのは、人間の側に違いがあるからだということから考えたそうである。
 伝染病は、社会や自然の環境を変革することによって、予防できる。
◎しかし、今すぐにはそれができないから、とりあえず予防接種を受けることを薦める。
 だからほかの方法で予防や治療ができる病気には予防接種は必要なく、それらがないものに限定して受ける。
 ヨーロッパでコレラが流行した時に、ウイルヒョウという日本でも著名な病理学者は、「コレラ菌が原因ではなく、人々の置かれた環境が劣悪であるからである」と主張しましたが、コレラ菌の発見の陰に隠されてしまいました。この時、ロシアのメチニコフや何人かの医師が公衆の前でコレラ菌の培養液を飲んで見せ、一過性の下痢しか起きなかったのですが、無視されてしまいました。ペストもペスト菌の発見も治療法の開発もなかったのに、ヨーロッパからなくなり、中国の沿岸で発見されたのです。現代医学は、これを説明できません。

2)予防接種は有効で、副作用がないという幻想。
 症状が出ない程度に軽く病気にかけるのが予防接種の原理です。
 ところが自然の病気が、軽く済む人と重症化する人があるように、予防接種を受けても、つかない人(有効でなかった人)と、ひどい副作用が出る人がいます。
 それはなぜ病気になるかという所に戻り、伝染病と人間の適応関係であり、病気の側は同じでも、人間の側がいろいろな状態にある為の違いが出てきます。
 軽く病気にかけるのですから、副作用のない、完全に安全な予防接種は理論的に存在
しないし、100%有効な予防接種も存在しません。

3)間違った感染症予防行政の発想。
 平成11年に施行された現在の感染症法は、隔離中心の伝染病予防法と治療中心の結核予防法とワクチン中心の予防接種法の精神をそのままひきずって近代的に偽装したものに過ぎないのです。
 予防接種の犠牲者が出ても、感染症(伝染病)の流行による犠牲者より少なければよいという行政側の発想。マスを重視し個人を無視し、いまだに、「よらしむべし知らしむべからず」の残る行政。市民より上級官僚、国会議員や企業に目が向いているのです。
 交通機関の発達した現代では、隔離政策は効果がないのに、いまだに一部に隔離政策が残り、感染の危険がないのに差別されます。それ以前よりは緩和されていますが、まだ残っています。いくら空港で有熱者をチェックしても、潜伏期間に入国されてしまえば、判らないです。
 結核は、発病した人を見つけて、治療すればよいという考え方なので、なくならない。発病を予防するということを有効性の証明のないBCGに頼り、他の施策を無視しています。ワクチンではなく、社会的施策が必要なのですが、ワクチンの方が安上がりだからです。
 環境を改善するより、人間を防波堤にして、犠牲者が出たら僅かの金を払っていた方が安上がりなので、金(資本)の論理が優先しているのです。
 学校や子どもに予防接種をさせるのは、子どもたちを防波堤にしているからです。成人は、なかなか予防接種を受けてくれないし、病気に感染しても医療機関にかからない人もいるからです。だから、高校までに予防接種を済ませようとするのです。
 結核発病は地域差か大きいのに、全国一律に、発病率の高い地域の現状に合わせようとしています。ようやく、小学1年と中学1年のBCGの廃止と中学生までのレントゲン検診の廃止がされました。本来なら、その時の答申のように40歳までのレントゲン検診も廃止し、症状のある人の検診と、発病した人の接触した人の徹底した検診と、国際式のツベルクリン反応の硬結による判定をし、陽性者の予防的治療を推進すべきだったのです。しかし、BCGを廃止しなければ、ツベルクリン反応の判定が難しくなる。しかも予防的治療の期間が短く、確実な効果が期待できないことも日本的である。国際式の方法に合わせることが先ず求められています。その上で日本のそれぞれの地域の現状に合わせた政策を取るべきです。 結核は70%が60歳以上で発病し、それも10大都市(特に大阪)に集中し、他は低いのです。

4)予防接種の評価基準--(+)病気の恐ろしさ、流行のおそれ、ワクチンの有効性、
            (-)病気の治療法の確立、ワクチンの副作用。
 この(+)と(-)をバランスにかけて、(+)が多ければ、すべきであるというのが、1970年頃の日本小児科学会特別委員会での議論だったのです。この評価基準を決めたのは、小児科医だけでなく、公衆衛生学者を加えて出したものでした。
 現在のアメリカの小児科の予防接種の専門家は、ワクチンの副作用のリスクと、その病気にかかった場合の合併症と死亡率を減らす利益とを天秤にかけて決める、という。
 しかし、2009年の新型インフルエンザの流行時に、WHO(世界保健機構)の委員にもワクチンメーカーからの研究費を貰っている委員が二人いて、パンデミックレベルを二段階も上げさせたのです。それに日本の政府が過敏に反応し、世界のワクチンとタミフルを買い占めたのです。
その結果日本製のワクチンだけで間に合い、買い占めた海外のワクチンの一部は返し、残りは廃棄しました。それから、いろいろな海外のワクチンが、日本国内での検証をせずにどんどん入り、定期接種とされてしまいまた。これにはグローバル化した製薬、ワクチン企業の日本への侵入を許してしまったのです。今は、WHOも、アメリカのFDA(食品医薬品局)やCDC(疾病対策センター)も信頼できなくなりました。以前は、企業とは少し距離をおいていましたが、今は判らなくなりました。
 
5)インフォームド・コンセントが必要です。その上で、予防接種を受けるかどうかは、受ける方が判断することです。但し、現状では、予防接種をよく知らない医師が、予防接種をしていることが多いので、そういう医師にあたったら必要な情報は得られません。
 本来は、両親が、予防接種で得られる利益と、まれに起きる副作用とを理解していることが大切であるといいます。でも医師が知らなければどうしようもないです。
6)予防接種をする医師の知識と技術も問題があります。
 特に集団接種が問題で、医師会の動員でしている小児科医以外の医師に多い。
 内科、外科、産婦人科、耳鼻科などで、収入を増やす為に、予防接種のことを勉強せずに、予防接種をしている医師も少なくなく、毎年医師会で勉強会を開いて教育をしていますが、義務ではありません。だから小児科専門医以外にかかってはいけません。
 副作用を知らなかったり、予防接種の基礎知識がない医師も少なくないからです。ようやく少なくなりましたが、今でも筋注(本来は皮下注)を未だにしている医師もいると思われます。それで注射薬や、予診票にわざわざ「皮下注」と書いてあります。子どもたちの恐怖の的の集団予防接種はほとんどなくなりました。医者嫌いにするのは、痛いのではなく、恐ろしい思いをするからです。子どものこころを無視して接種するから、子どものこころの傷を作ります。間違いやすいワクチンの容器もやや改善されましたが、まだ間違いが起きています。それで医師会は毎年講習会をしていますが、なくなりません。

§2.予防接種の必要性
1) 病気の発生状況(2015年)
感染症患者報告数 破傷風 120、ジフテリア0、日本脳炎12(2016年、25年ぶりに
10人をこえた)7、麻疹159(2016年)、風疹125(2016年)、ポリオ0(ワクチン株が10年間で7人、自然株は数十年なし)、
 風疹は2012年2386人、2014年14,344人を除くと、ここ8年間は年350人以下で、昨年は125人。麻疹は、2015年35人、2016年は159人と増加。
結核 新規18、280人、罹患率14.4/10万人、うち19才以下は年100人以下。 結核は死亡率が 1.6/10万人に減少したが、過去の病気ではなく高齢者の病気になった。
百日咳は2008~2013年の5年間で1241人、うち15歳以下457人、さらにその内、
死亡率の高い0~1歳は116人(死亡1人、予防接種ありが34人)、大人の方が多くなりました。おたふく風、水痘は常時散発的に流行。2013年水痘で入院50人。
 疫学情報センター調べ、
2)病気の問題点
☆治療法は
◇ウィルスに有効な薬はほとんどないし、あっても副作用が強いのです。(マイコプラズマ、インフルエンザ、ヘルペス、サイトメガロウイルス、RSウイルスにはあります。)
◇細菌の産生する毒素による病気は、抗生剤で細菌をたたいても、病気の発病を防げないし、治療にもなりません。(破傷風、ジフテリア)しかし、重症化を防ぐことはできます。
◇百日咳は、初期(10日以内)に適切な抗生剤(マクロライド)を使えば、軽症化し、咳はひどくならず、一ヵ月程度でおさまる。しかし初期を過ぎてしまうと、抗生剤で菌を殺しても、咳は軽くならず、しかも百日続いてしまう。死亡例は知る限りでは前記の1人、乳児期が9割。
 結核は、自然陽転を見つけた時点で、発病予防の薬を12ヵ月飲めば充分である。そうすればその後30年間にわたり、発病率が 0.3%になる。
☆重症の合併症
 脳炎、脳症をおこすのは--麻疹、風疹、日本脳炎、水痘、ポリオ、おたふく風
 髄膜炎をおこすのは--おたふく風(潜在性も含めると、約10%前後に無菌性髄膜炎がおき、こどもの髄膜炎の4割を占める。一般的には1/400人という。)、ポリオ、結核。
 死亡率が高いのは--破傷風(10%)、結核(粟粒結核と結核性髄膜炎(50%)だけ、但し高齢者は別)、日本脳炎(18%)、乳児の百日咳も死亡はまれになる。
 ひどい咳が3か月続くのは---百日咳。
 血小板減少性紫斑病は---麻疹、風疹、水痘、おたふく風
 ライ症候群は---水痘、インフルエンザ(特に解熱剤を飲むとなる確率が高い)
 麻疹も解熱剤を使わなければ脳炎になったり、死亡することは無い。
3)予防接種の有効性
☆日本での有効性の評価はいずれも、血清抗体の上昇率でなされていて、国際的な批判に耐えられない。無作意にワクチンを受けた人と受けない人を選択し、免疫を受けた人の防御効果を判定する野外研究で判断するのがよい。しかし、感染する人が少なくなると、その研究も困難になる。抗体価ができることで証明はできない。それは、自然免疫の初期は、侵入した粘膜などで撃退すると、血液中に入らないので抗体は作られません。これがワクチンをしても免疫がつかない理由ですが、ワクチンの専門家と称する人たちはそれを認めません。それは自分たちの理論と違うからですが、生物免疫学という世界的に認められた医学書には、この説が書かれています。ですから野外実験が、科学的な根拠のあるデータになるのですが、実際的にはほぼ不可能な時代になっています。抗体価が上昇すると言うのは、参考資料に過ぎません。
☆生ワクチンとトキソイドが有効。()内に血清抗体が上昇した率
 生ワクチン--麻疹(1回で99%)、風疹(1回で99%)、
    ポリオ(2回で95~99%)、おたふく風(1回で75~85%、2回で90~98%)
    水痘(1回で95%、接種後に自然水痘にかかっても軽症になる。水痘患者に    接触後72時間以内に水痘ワクチンを接種すれば、80~90%の発病を防止)、
 トキソイド-破傷風、ジフテリア(1期、2期共に済ますと、感染が疑われた時に追加接種すれば100%)
 BCGは? 数字はない。アメリカ、カナダ、アイスランド、オランダではとりいれていませんが、日本より少ない。BCGを開発したフランスと日本がBCGにこだわり、その結果その二国が先進国では一番結核が多い。
 但し、細胞性免疫は測定できないので、生きたウィルスの場合は、血清抗体が上昇すれば細胞性免疫もついていると推定して、代用しているので、100%正確ではない。
 侵入した場所の細胞免疫が重要であり、ポリオ生ワクチンは腸の粘膜の免疫を作るので有効であった。だから内服しました。
それを子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)は、注射で粘膜の免疫を作ろうとして、アジュバンドなどを多くし、人での実験をしないで導入されました。がんは最低4~5年の潜伏期間があり、発病率も低いのに導入されたのです。子宮頸がんを減らしたと言う根拠のないワクチンです。
☆不活化ワクチン、死菌ワクチンは抗体上昇率が低いから、かからない保証はありません。
 死菌ワクチン--百日咳(罹患率が50%低下し、かかっても76%が軽症化というが)
 不活化ワクチン-インフルエンザおよび日本脳炎ワクチン。効果の証明がなく、インフルエンザワクチンは高齢者の重症化を減らすというだけです。
  B型肝炎ワクチン(ワクチン3回接種後の健康成人の抗体獲得率は80~90%で、 
          抗体陽性者は感染防御能を持つと考えられています)
  いずれもかからない保証はない。しかも何回接種しても抗体ができない人がいます。
#参考--兄弟が罹患した時、他の兄弟が発病する率は?(出典失念)
  麻疹99%、水痘90%、おたふく風76%、ポリオ1~2%、風疹?(90%?)
  マイコプラズマ90%(但し肺炎になるのは30%)、インフルエンザ 16%

§3.予防接種の副作用
1)ワクチン接種事故
 間違って他のワクチンを接種する、接種量を間違える、接種部位を間違えるなどの手技上の事故。
 ワクチン製造の欠陥による強毒のワクチン接種(1948ジフテリアトキソイド事件、ヒトヘルペスウイルスワクチンもその疑いあり)
 接種事故がときどきあるが、対策が不十分だが、・・・
2)副作用総論
(1)受けた人の反応-宿主の応答-(予防接種後のもっとも普通の副作用)
 ①局所反応--注射した場所の、限局した発赤、腫脹、圧痛。またしこりを残すことがあります。注射後24時間以内、まれに7日以内に見られます。
 ②局所反応に伴って微熱や全身症状(だるさなど)が出ることがあります。同じく注射後24時間以内に見られ、乳幼児の場合には、この症状が顕著になり、高熱としばしばけいれんをともなうことがあります。(熱性けいれん、脳症など)遅くとも48時間以内に起きると言われていますが、脳症は他の国では半年後でも起きると言われています。
① 、②共、いずれもワクチン自体の有害な性質(属性)に由来するように見えます。
 まれに1才以下の乳児に百日咳ワクチンの注射後、脳症が起きます。通常初回接種の2~3日以内に見られ、けいれんと昏睡によって発症します。この状態の正確なメカニズムは不明で、今は極めてまれです。もし初回のDPTワクチン接種後に高熱、けいれん、意識障害が起きたら、2回目以後は百日咳ワクチンを除いたDTワクチンを使うべきです。現在日本で使われている改良百日咳ワクチンは、この反応が大幅に減っていると云われますが1981年より3年間に死亡例が2名確認されています。またスウェーデンでは、接種後1年以内の神経系の症状も副作用の疑いありとしています。
 トキソイドおよび生ワクチンは、不純物が少なくなり、この反応による発熱が、ほとんどなくなってきました。最近は後遺症の残る副作用は出ていません。
(2)ワクチンの特性(さけられない性質)
 ①ワクチンの成分に伴なう潜在的な危険性と実際の合併症。
 ウィルスの培養に使う組織培養液に、もともと本来存在しているウィルスが、ワクチンに入ってくる機会があるのです。
 例:ポリオワクチンへの猿のウィルスの混入(1960アメリカ)
② 弱毒化したウィルスが、より神経毒性の強い形へ復帰すること。
 ポリオ生ワクチンの投与後の小児麻痺発病があります。腸粘膜で30万人に1回突然変異して、強毒化すると考えられています。これは経口ポリオ生ワクチンを飲んだ赤ちゃんと、その子に接触した家族や他のこどもの両方に見られます。
 低ガンマ・グロブリン血症の乳幼児もまた、ワクチンによってひきおこされる小児麻痺を発病するリスクが正常児の1万倍も高い。
(3)免疫学的な副作用
 ①免疫学的に抑制されている宿主に見られる異常な副作用
 免疫機能の抑制されている人に優先的に見られる、異常な副作用を生む病原性をワクチンがもっています。それは主に生ワクチン接種による免疫産生不全症の場合の、重症発病で、進行性ワクシニア、播種性BCG感染があります。これらは原発性の免疫不全症(特にT細胞欠損)、二次的な免疫不全をもったこどもたち(栄養失調症)、免疫不全の二次的な形をもったこどもたち(白血病、悪性リンパ腫、免疫抑制療法を受けている患者たち)に見られます。日本では、今は先天性免疫不全症の発見が早く、BCGの新生児への接種(ほとんどの発展途上国で実施)はしていませんので、まず起きないと考えられます。
 妊娠も細胞性免疫の状態が変化しています。それで生ワクチンは禁忌です。なぜなら胎児への感染の可能性と、ウィルスが全身に重症化して広がる可能性があるからです。破傷風トキソイドは接種可能です。
しかし不注意にも風疹ワクチンを接種された妊娠中の女性の例では、特に問題は起きていません。しかし細胞性免疫の一般状態は、特に風疹やサイトメガロウィルスのようなある種のウィルスに対して、妊娠の期間中減少することが見られています。それは、ウィルスの自然感染だけでなく、ある種の生ウィルスワクチンに対しても、妊娠中の女性の感受性が増強しているようです。
③ アレルギー疾患の人々に顕著に見られる、異常な過敏反応
 多くのワクチンが、組織培養基か鶏卵などの中でふやされているという理由から、それらの中に含まれる異質の組織、蛋白または他の異物が、ワクチンに混入する機会があります。
 その中に含まれる、アレルギー反応をひきおこす可能性のあるアレルゲンは、
 1)ウィルスが育っていた宿主の細胞、
2)媒質、組織培養基またはその添加物、
 3)ワクチンの準備または精製の間に加えられる可能性のある外来異物抗原(抗生剤、防腐剤チメロサールなど)
 これらの、ワクチン製造上混入せざるをえない成分に対する、アレルギー反応は、注射直後から、24時間以内、遅くとも48時間以内に出現します。もっとも感受性のある反応は、アレルギー性疾患の病歴と家族歴のある人に見られ、卵の蛋白または抗生剤(例、ペニシリン)に伴なうことが多い。アレルギー性疾患の患者に、インフルエンザのワクチンを接種する時には、卵アレルギーがないことを確認すべきです。
 実際の症状としては、アナフィラキシーショックや発疹、じんましんです。
 不活化ワクチンが多い。(濃度が高い、2回以上繰り返し接種する為) インフルエンザワクチン
麻疹生ワクチン--鶏胎児を使用している為、卵アレルギーでは起きません。
ポリオ生ワクチン、麻疹生ワクチン、風疹生ワクチン--ストレプトマイシン、エリスロマイシン
 ③抗原の自然の性質、または投与の方法(経路)に関係しているように見える、正常な宿主に見られる、ワクチンの異常な効果。
 いくつかの、まだ原因がよく分かっていない、免疫学的にひきおこされた反応が、ワクチンを受けた人に起きています。これらは、関節炎、血小板減少症、脱髄型の中枢神経疾患、スチーブンス・ジョンソン症侯群、多形紅斑そしてギラン・バレー症侯群です。関節症状と神経障害の頻度は自然のウィルス感染(例えば自然の風疹感染)よりは少なく、かつ風疹ワクチンにより多く関連して観察されています。
 風疹と麻疹のワクチンによる血小板減少症も観察され、まれに重症になり、紫斑を伴うこともありますが、最近はみられなくなりました。
 約10年前に、SSPE(亜急性硬化性汎脳炎)と麻疹ワクチンとの関連について疑いがもたれていましたが、麻疹ワクチンによる予防接種では、ワクチンを受けた人々の間での、SSPEの発生率を自然感染の場合の10分の1に減らしたことを示しています。
 多くのワクチンの他の副作用は、脳脊髄炎です。これは麻疹、ポリオ、日本脳炎、狂犬病の予防接種の後に続いて起き、ワクチンによるものと見られています。これらの反応の詳細なメカニズムは不明です。
  ギラン・バレー症侯群は、アメリカで1976年の豚インフルエンザワクチンの接種で10万人に一人起きることが報告され、これは自然感染の10倍である。
④正常な宿主に見られ、その病因は明らかではないが、免疫学的な基礎を有するであろう異常な副作用。
 1)感染症(主に麻疹)の再発(以前に予防接種を受けた乳幼児、学童、思春期児の発病)これは特にアメリカで1989年に広く広がる。その結果、MMRワクチンを2回小児期にすべきであるという勧告が出ました。その理由は、麻疹の発病は、 (1)初回免疫の効果の欠除、 (2)免疫が弱まる為、 (3)予防接種を受けていない、貧しい人々のこどもたちが増加する傾向があること、からという。それで2回法になりました。
 2)潜在する感染が、予防接種により顕在化し発病する。
  麻疹生ワクチンによる結核。その他肺炎、など。
 3)日本の改良DPTワクチン接種後、接種部の局所反応(発赤、腫脹、硬結、しこりが残る)は、7日後を中心に出現し、接種回数が増すにしたがって早期に現われる。まれに接種部の発赤、腫脹が腕全体におよぶ。(初回5~7日後、2回目以降は1~2日後に見られることが多い。)これは、なんらかのアレルギーのメカニズムが関与していると見られる。
3)副作用各論
◇経口生ポリオワクチン
 接種後4~30日後、ワクチン内服によるポリオ発病(小児麻痺)が、年に約0~1例(1/300万接種)。非服用者のポリオ発病(麻痺)が1970~87年に13例。いずれもワクチン由来の毒性復帰株によるもの。(一過性の下痢は?)
 *小児麻痺の発病。
◇三種混合ワクチン(DPT)--接種部の局所反応(発赤、腫脹、硬結、しこりが残る)は、翌日または7日後を中心に約35~50%の頻度で出現し、接種回数が増すにしたがって早期に現われます。37.5゚C以上の発熱が接種後12~24時間後に約3%(30%)。
 接種部の発赤、腫脹が腕全体におよぶ。(初回5~7日後、2回目以降は1~2日後に見られることが多い。)
 まれに熱性けいれん、脳炎、脳症(3日以内)、ショック、急死。その他DPT後遺症、髄膜炎、失調、まひ、肺炎。1981~87年に我が国で接種された3350万回におよぶDPTワクチン接種後に起きた重症の副作用の出た例は、脳症・脳炎2例、けいれん重積1例、急性小脳失調症1例という。
◇二種混合ワクチン(DT)--局所反応23%、発熱2%、全身反応は稀で後遺症なし。
◇麻疹生ワクチン--局所反応、5~12日後の37.5゚C以上の発熱率30%(20~50%)(38゚C前後が多く、数%が38.5゚C以上で最高39.5゚C)、10~20%に軽い麻疹様発疹が見られます。時に熱性けいれん(生後1~2年の幼児1000人に一人)あり。脳炎、脳症は1/100万人、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)0.5-1/100万人。我が国で1977~84年に行われた麻疹ワクチン666万回接種のうち、脳炎・脳症16例、小脳失調 1例、ショック 1例が報告されています。
 *発熱、一過性の発疹は5~15%に見られ、接種後5~12日に多く、1~2日続く。
まれに脳炎1例/100万。免疫のある人への再接種は、副作用の危険の増加はない。
◇おたふく風(ムンプス)生ワクチン
  接種2週後頃に発熱、耳下腺腫脹など1.6-3%。
  接種後2~4週に無菌性髄膜炎が、高い場合で0.1%。まれに片側の難聴。両側は極めてまれ。
 *軽度の耳下腺炎、発熱、発疹が報告されています。熱性けいれん、脳炎が30日以内におきるがまれ。鶏胎児とネオマイシンが混入する可能性があります。(NA)
◇風疹生ワクチン
 接種後1~2週で一過性の関節痛(膝、手指)や関節炎がでることがあります(1~2%)
稀に発熱やリンパ節腫脹があります(<1%)。成人に多い。
 *たまに軽度の風疹のように、発熱、発疹、リンパ節腫脹があります。関節痛とはっきりした関節炎は、成人特に女性にしばしば見られます。
 *症状のない血小板減少症。手の知覚異常や、特徴的な曲った膝の歩き方などの、特徴的な一時的な多発性神経障害は最近では見られていません。
◇水痘生ワクチン--局所反応(腫脹、発赤、疼痛)6%、1週前後に、発熱(5%以下)と水疱(5%)が出ることがあります。
◇BCG--以前より少なくなったが、2~4週後に接種部の針跡の発赤、漿液性滲出、後に痂皮形成。(丘疹、水疱。)まれに化膿し、潰瘍、ケロイド形成。ごくまれに所属の腋窩リンパ節炎。更に播種性BCG感染(局所、全身)、結核の発病など。
◇日本脳炎ワクチン--発熱、発疹、局所反応、まれに熱性けいれん、接種後脳炎、脳
症(7日以内)、急死、てんかんなどの神経障害。
◇インフルエンザワクチン--1/3以下で局所の発赤と、1~2日におよぶ硬結がある。
 全身反応①初めての接種者にまれに起こる軽度の発熱と違和感、筋肉痛は、接種後6~12時間で始まり、1~2日持続する。(インフルエンザ抗原そのものに対する反応と考えられる。)②即時型の過敏反応(じんましん、喘息発作、その他)-(鶏卵成分の残存によるものと考えられる)③ギランバレー症侯群(100万人に対して10人)。-以上ACIP勧告より。-
 熱性けいれん、接種後脳炎、脳症(6日以内)、ショック、急死、てんかんなど。
 1977~84年の間に、急死2例、ショック4例、脳症5例が報告されているという。
◇B型肝炎ワクチン--1/4に接種部の発赤、腫脹。重篤な副作用の報告はない。

§4.ど ん な 合 併 症 が あ る か 
      -病気にかかった時に-
☆おたふく風(流行性耳下腺炎--
 唾液腺(特に耳下腺)など、全身の腺組織と神経組織の病気。
 不顕性感染30~40%(4才まで)。
髄膜脳炎(10%)、顎下腺炎、睾丸炎、副睾丸炎、膵臓炎、卵巣炎、甲状腺炎、乳腺
炎、涙腺炎、バルトリン氏腺炎、乳様突起炎、
 神経系合併症(顔面神経炎、脊髄炎、感染後脳炎、聴力障害、水頭症)、聾、 心筋炎、関節炎、糖尿病、肝炎、紫斑病、溶血性貧血。
☆風疹-関節炎、脳炎(1/6000)、紫斑病(血小板減少性)、先天性風疹症候群、肺炎。
☆麻疹--
 呼吸器系および中枢神経系の合併症
 結膜炎、中耳炎、乳様突起炎、喉頭気管炎、閉塞性喉頭炎、頚部リンパ腺炎、気管支炎、肺炎(1/100~1000人)、急性脳炎(1/1~10万人)、
亜急性硬化性汎脳炎(S.S.P.E.5~10/100万人。63%は1才未満に麻疹にかかった子。)
 まれに紫斑病、結核の悪化、縦隔気腫および皮下気腫、角膜潰瘍、虫垂炎、下痢と脱水、皮膚の化膿、敗血症。
☆水痘--出血性進行性播種性水痘、先天性水痘、新生児水痘、二次性細菌性感染(皮膚)=水疱の化膿。脳炎(15才以下で4人/1万人)、肺炎(大人に1/400)、ライ症候群(15才以下に1/1万~1万5千人)、急性小脳失調症(1/4000)。
 まれに肝炎、関節炎、紫班病、腎炎、角膜炎、こう丸炎、結核の悪化。
☆ポリオ--小児麻痺の発病(1/30万人)、脳炎、髄膜炎。麻痺、熱性病、下痢。
☆ジフテリア(鼻、咽頭、喉頭)--心筋炎、神経炎、軟口蓋の麻痺、眼球の麻痺、横
隔膜の麻痺、四肢の麻痺。
☆結核--粟粒結核、結核性髄膜炎、慢性肺結核、浸出液をともなう胸膜炎、骨結核、
結核腫、リンパ腺結核、および上気道の結核、腹部、皮膚、眼、尿路などの結核
◎以上の副作用のデータは過去のものであり、現在は人とウイルスとの適応が進んでいてもっと副作用が減り、症状が軽症化していることが現実に進行しています。ただし、あなどってはいけません。あくまで、人とウイルスとの力関係で決まりますから、抵抗力が落ちていると重症化します。その対策は、叱らず、のびのびと子育てすることです。

参考文献
1.ルネ・デュボス「人間と適応」みすず書房,1970
2.H.E.シゲリスト「文明と病気」上・下 岩波新書 1970
3.B.ディクソン「近代医学の壁」岩波現代選書,1981
4.W.H.マクニール「疫病と世界史」新潮社,1985
5.スティーヴン・E.ロック他「内なる治癒力-こころと免疫をめぐる新しい医学-」
 創元社,1990
6.Joseph A.Bellanti,MD,guest editor:Pediatric Vaccinations:Update 1990.The Pediatric Clinics of North America 37:3(June) 特集号1990
7.「1983/84 年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関するACIP勧告」
 CDCMorbidity and Mortality Weekly Report :Vol.32,No.26,1983.7.8.p.3
8.特集「予防接種-異常反応と対策」:アレルギーの臨床5(5),1985
9.井関幹郎「予防接種」:medicina vol.27 no.8,1990
  (1)平山宗宏「総論」、 (2)青木正和「BCG」 (3)水原春郎「DPTワクチン」
(4)高島宏哉「インフルエンザワクチン」 (5)植田浩司「風疹ワクチン」 (6)伊藤康彦
他「ムンプスワクチン」
10.杉浦 昭「MMRワクチン接種後の脳症」:日本医事新報 No.3465,p.134,1990
11.高島宏哉「予防接種副反応とアレルギー」:治療学 vol.9 no.6,824,1981.
         表7.ワクチンの副作用
 副作用の型    副作用の例      ワクチンの例  病原性のメカニズム
非免疫学的作用
宿主の反応    局所反応:腫脹     DPT
         全身反応:発熱反応   DPT     毒素または他の混入物質           百日咳脳症       百日咳構成成分
ワクチンの    外部から付け加わった  ポリオのソーク
  反応     物質:潜在的な発癌性  ワクチン、生ワクチン



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