黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

精神神経免疫学のはなし

2021-09-28 09:50:51 | 免疫の仕組み
精神神経免疫系のはなし

1990年代からアメリカのハーバード大学精神科などから始まっていたし、その後日本でも始まっていたのですが、研究費や社会的に評価されないなどから進展がないようで、今思いだして、検索中です。取り敢えず昔のものを載せます。

精神神経免疫学から
       「内なる治癒力」(スティーヴン・ロックとコリガン著、創元社1990)から
       「こころと体の対話」(神庭重信、文春新書1999)と、私により補足改変。
〇ヒポクラテスへ還れ
 「神の力と同じように、自然も病気の重要な原因となる。健康は、自分自身の内部や自分を取り囲む環境と調和が取れたとき初めて実現される。つまり、健康を保つには、何よりもまずこの内外の調和に配慮し、自然界の法則にそって生きることが大切になる・・・。こころのなかで起こることはすべてからだの現象に影響を与えている」とヒポクラテスは言う。
 「感情がわれわれのからだに影響を与えうる」ということが、いつの間にか消えた。
 ヒポクラテスの流れは、ガレヌスの「メランコリーの女性は、健康な女性に比べて、乳房に腫瘍ができやすい」と観察し、自然治癒力を重視していた。
 その死後千三百年にわたり、キリスト教文化の強い欧州で自然科学は停滞し、アラビアを中心としたイスラム医学へ継承されたが特に独創的な発展は無かった。近代医学はルネッサンスと共に十六世紀に興隆した。
 そして自然科学や医学が再び動き出したが、デカルトが精神―身体二元論を取ったことキリスト教の肉体はこころが宿る乗り物との考えと、ラ・メトリーの「人間機械論」と共に、医学に大きく影響している。コッホたちの細菌の発見は、特定病因説(一疾病一病因説)を有力にし、環境の力を重視したヒポクラテスの考えの流れは、世界の片隅に追いやられた。
 しかし、アリストテレスの「活力説」に端を発したライプニッツの「生気論(バイタリズム)」が十八世紀には出てきた。
特定病因説に異論をとなえたのは、ドイツの衛生学者のペッテンコーファーで「急性感染症は、何か特別な健康上の問題が先行していない場合には成立しない」と述べ、ロシアの微生物学者メチニコフらと別々の場所で、公衆の面前で培養コレラ菌を飲んで見せて、一過性の下痢だけでコレラを発病しないことを実証した。
病理学者のウィルヒョウは病気を自然病と人工病に分け、人工病は誤った文化や社会的構造が生み出した貧困によるものとした。パストゥールも「細菌が問題なのではなく、その環境がすべてである」と言っている。
クロード・ベルナールが「生体内部の恒常性」を発見し、「内部環境の不動性こそ、自由で独立した生存の条件であり、生命を維持するために必要な機構はすべて、それがどのように変化しようと常に唯一の目的を持つ。それは内部環境に生存の条件を恒常に維持することである。
 次はウォルター・キャノンのホメオスタシス説であった。彼は、体の内外から加わる有害な侵襲(外敵の攻撃や細菌の感染)に抗して安定性を維持するための、人体の自動調節作用をホメオスタシスと名づけた。キャノンは、人が緊急事態に直面した場合、怒りや恐れと共にある変化―緊急反応―が起きる。(交感神経系野発見) 一時的な恐怖であれば、緊急反応がその使命を終えれば、生体は元の状態にすぐ戻ることができる。ところが、慢性的な不安や緊張、恐れや怒りといった情動反応は、身体の恒常性をかき乱す結果しか生まず、自然治癒力にゆゆしい影響を与えていたことを認めていた。
 さらにハンス・セリエは、強い情動によって神経内分泌反応が起こることに注目した。
彼は病原体であれ、物理・化学的な侵襲であれ、また精神的な苦痛であれ、生体に侵襲を与えるような要素は、いずれも一定の生体変化(非特異的変化)を引き起こすことを見いだした。
そしてこのような刺激をストレスと名づけ、ストレス刺激によって起きる生体反応を「全身適応症候群」と呼んだ。これは、こころと免疫系との密接な関係を初めて実証したものである。これが糸口となって神経内分泌系のストレス応答の全貌が明らかにされた。
 現代では、ストレスという用語には混乱があり、いろいろ定義されている。
慢性疾患について、フランツ・アレキサンダー1939年「慢性疾患の多くは外的、機械的、あるいは化学的な原因によって起こるのではなく、また微生物の侵入によって起こるのでもない。その原因は、生存競争にさらされた日常生活のなかからもたらされるたえまないストレスにあるのだ」。 「感情的な要素が、・・を介して・・身体に影響を与えることがはっきりしている以上、理論的にはあらゆる病気は心身症である」という。そこから心身医学が生まれた。
ビクトーア・ヴァイツゼッカーは「病因論研究」の中で、「病気は何かの偶然といった起こり方をするものではなく、生命の情念的な動きから起こるものだ」という。

〇心身症
 こころがどのように免疫系に影響を与えるかという証明
 免疫系は敵を攻撃するのに、必要最小限の力しか用いず、・・・
 誰でも病気にかかるのは、侵入した微生物を抗原として察知したさいに、免疫機能があまり反応しなかったり、逆に反応しすぎたりするからである。
〇心療内科
 ロンドン大学の精神科医バリントは、開業医を集めて始めたのが「心療内科」であった。
 心のあり方がからだの病気と密接な関係を持っていると考えた。
〇医学は自然科学ではなく、社会科学であると説いたのは、アメリカの衛生学者シゲリストであり、日本では東大闘争時の東大医学部長であった脳科学者白木博次であった。
 またヒポクラテスへ還れと唱えたのは、ロックフェラー大学医学部の結核研究者であり、環境医学教授で「人間と適応」を書いたルネ・デュボスと、精神免疫学を提起し「内なる治癒力」を書いたハーバード大学医学校助教授スティーブン・ロックであった。

☆彼らの考え方は根強く残っていて、「人新世とは何か」の中で、世界の周縁部に追いやられたネオ・ヒポクラテス医学派と書かれている。
「人新世とは何か」によれば、人文社会科学と自然科学との統合が必要なのである。
 医学は心理学や社会学と統合し、人間がどのような環境に置かれたら、どのように反応するかという研究を進めるべきであったし、まだこれからすべきである。しかし、今までそういう研究をしていた研究者には、研究費が配分されず、社会的地位も上がらず、ごく少数が片隅で研究しているに過ぎない。
◇免疫系の過剰反応
 ・外界からの抗原に対しての過剰反応―アレルギー反応
                   サイトカイン・ストーム
 ・自分のからだの抗原、つまり自分自身の健康な組織を抗原と認識して攻撃すると
―自己免疫疾患
◇免疫系の反応不良
 ・外界の抗原、例えば細菌やウイルスに対して、
  あまり反応しなかったり、無反応だったり、敵を破壊する能力が不足したりしていると
                  ―感染症にかかる
 ・体内の異常細胞(抗原)を排除する働きが乏しいと、この異常細胞が増殖してしまい
                  ―がんになる
 これらが免疫系の働きの故障した時に起こる。そこにこころの影響が明らかになりつつある。
〇「病気を制圧するうえで力強い味方となる免疫系も、体内の他の組織と同じように心理状態に影響されやすい」とルシャン、トーマス、ヴェイラントらは言う

心療内科のはなし、心身症
 現在、日本では心療内科というとほとんど精神科医が名乗っているので、精神科と思われているが、本来はこころの問題を扱う内科医なのです。診療報酬が低く、精神的にも疲れる仕事で、志す医師が少ないのです。放射線診断医、病理診断医と共に、医学医療に欠かすことができない学問分野なのに、なる人が少ないのです。

精神神経免疫学
☆NASA(アメリカ航空宇宙局)の医療班からの報告
宇宙飛行士たちは、大気圏に再突入する時にだけ白血球数の変化が起こることに気づいた
☆オーストラリア人医師チームの報告
 配偶者を失った直後の26人の血液検査をした結果、深い悲しみに打ちひしがれた人々の免疫細胞群は、微生物の侵略に対して反撃する能力の一部を失っていることがわかった。
☆スタンフォード大、精神科医ジョージ・ソロモンは、
 一群のラットに、すし詰めの檻に入れ電気ショックを与えるという二つのストレスを与えたあと、腫瘍を植えつけた。ストレスを加えられたラットの多くは腫瘍が増殖し、その成長も速かった。
△ソ連の科学者のした実験の追試。
  それは小さな電極で、動物の視床下部を破壊した。これによって正常な免疫機能が損なわれた。
△それに対するソロモンの追試では、視床下部を焼かれたラットの免疫機能は明らかに弱まった。このことからソロモンが「精神免疫学」と呼ぶことを提案した。
☆ロチェスター大学の心理学者ロバート・エイダ―はラットを用いたパブロフの条件反射実験をした。
 ラットに好物のサッカリンの入った甘い水を嫌いにしようとして、サッカリン水を口に注入した後吐き気を催させるサイクロフォスファマイドという薬品を注射した。ほとんどのラットがこの実験でなぜか死んでしまう。その原因は、サイクロフォスファマイドは強力な免疫抑制作用を持っていたのでラットをサッカリン嫌いにさせただけでなく、免疫系が抑制されるような条件付けを行なってしまったのである。
 そこで次にSLE(エリテマトーデス=全身性紅斑性狼瘡)という自己免疫疾患によって死ぬ運命にあるラット群に、この条件付けをした。そうしたら条件付けの訓練を受けたラットは炎症が軽くなり、訓練を受けなかったラットに比べて長生きした。これは条件付けと免疫の変化との間の明確な関連性を示す明確な実験だった。エイダ―はソロモンから借りて、精神神経免疫学と名づけた。

免疫機能の働き
 免疫系を構成しているさまざまな要素以外にも、免疫系を介さない別の強力な要素が存在し、それらも免疫系の発育や機能を促進させているということも明らかになっている。
◎時間
 正常な免疫系は24時間周期で働いている。体内時計、対外時計に従っている。
 ☆イギリス・ノッティンガム病院の研究チームは、約200人の看護師と医学生に弱い抗原を注射し、その後3時間おきに24時間のあいだ、各人の免疫機能をモニターした。その結果、免疫力の強弱にパターンがあった。
 一般的に免疫機能は午前一時ごろに最低値を示し、その後上昇しはじめ、午前七時に最高値を記録した。午後から夕方にかけて小さなピークが見られた。
 ☆フランツ・ハルベルクという時間生物学者は
 日中と夜間の二群に分けて、マウスに放射線を照射する実験をした。放射線は骨髄に作用して免疫機能を弱める働きを持つ。放射線照射の8日後、日中に照射した群はいずれも生き残り、夜間に照射した群はいずれも死んでいた。骨髄を顕微鏡で見ると、日中に照射したマウスの骨髄細胞は、夜間に照射したマウスより大きな抵抗力を示し、致死率も低かったのだ。
 時間帯による影響力が大きいことがわかった。免疫系は常に一定ではなく、外部の影響から遮断されてもいないことがわかった。免疫系は24時間体制であるが、何らかの理由で、その強さが時間によって変化しているのである。

◎年齢
 免疫系は生まれた直後は弱く、そのために免疫学的寛容があるし、胎盤を通しての抗体などの液性免疫を母体から受け取り、また母乳によって腸管内の免疫を高めている。
 だから新生児は母親に免疫がない病気にかかると致命的になりやすい。
 乳児は次第に免疫産生能力を上げていき、ほぼ6カ月で無ある程度のレベルまで出来上がる。また母体からもらった液性免疫(抗体など)は、6か月で消失していく。
 しかし、水痘、おたふくかぜ、風疹などは十分対処できるが、麻疹には免疫を抑制する働きがあるため、この時期にかかると重症化しやすい。それで麻疹生ワクチンを1歳からするが、1歳前では母体からの液性免疫が残っていると抗体産生の働きが妨げられるため、不確実になるので、麻疹生ワクチン接種が1歳からになっており、それ以前に緊急接種する場合には短時間の間隔で追加接種をすることになる。
 そのため、現在DPT―IPV(四種混合)などを生後6か月以前に接種しているが、まれにではあるが、免疫系性能力が不十分のために、年間数人が亡くなっている。6か月過ぎてからの接種では死亡者は出ていない。
 生後6か月から免疫力は次第に上昇し、3歳でほぼ成人の8割以上の働きを達成し、6歳前後で出来上がる。人生で一番感染症の少ない時期が小学校時代である。この時期に感染症にかかるのは、免疫力を落とす何らかの要因、例えば厳しいしつけとか、虐待などの存在がが疑われる。
 2回接種法のワクチンの2回目を5~6歳でするのは、この時期だと確実に100%近くに免疫ができるからです。しかし、何らかの理由で決して100%にはならないようです。
 免疫系における多くの機能が年齢と共に衰弱化する。60歳を過ぎると免疫能力、とくにT細胞の機能が衰え始める。しかし、老化現象は個人差が大きいことも知られている。
 高齢になると共に、個人差も広がるし、心の影響も大きくなる。現在豊かであるか、貧困かによっても、また良い人生を送れたかそうでないかによっても、心の持ち方が変わっていき、それが免疫力を左右する。(この年齢の項は私が書きました)
◎遺伝的影響
 われわれはそれぞれ遺伝学的にも免疫学的にも異なっており、免疫に関連した特定の疾患には強い遺伝学的影響が見られる。(遺伝に関しては、現在はもっと詳しく判っている)
◎食物
 食物中に含まれる亜鉛やビタミンCなどが免疫系の成分の原料になる。
 コロナに感染して亜鉛が低下するのは、免疫系が動員されて亜鉛が消費されるからではないか。
◎医学的治療の副作用
 化学療法を受けているがん患者や、免疫抑制剤を使用している臓器移植患者。
◎性別
 女性は免疫グロブリンMの割合がやや高い。
 女性ホルモンのエストロゲンを多量に投与されたマウスは、免疫系のサプレッサーT細胞の機能が低下した。その為サプレッサーT細胞の抑制的影響がいくらか取り除かれると、マウスは過剰な免疫反応を示した。
 SLEにかかったマウスに多量のエストロゲンを与えたところ症状の悪化が見られたが、男性ホルモンを与えても何の変化も起こらなかった。
 また女性は、リウマチ様関節炎やSLE(エリテマトーデス、全身性紅斑生狼瘡)のような自己免疫疾患にかかりやすいし、甲状腺疾患にもかかりやすいが、その理由は判っていない。

☆個人の免疫機能を測定する尺度がない。
 △液性免疫では、抗体は測定できるが、他はできない
  免疫グロブリン、モノクローナル抗体、中和抗体など様々な抗体
 △免疫記憶は測定できない
 △細胞免疫は、一部しか測定できない
 異物や抗原に反応する際のT細胞の殺傷および免疫能力、NK細胞の機能、T細胞やB細胞の増殖能力などの測定
 △スクラッチテストは、即時型過敏症のテスト、ツベルクリン反応は結核菌に対する遅延型過敏症で、細胞性免疫と考えられている
 △リンフォカインの量の測定、モノクロナール抗体による免疫細胞の割合など、
 
脳神経系と免疫系の相関はどうなっているのか

実験報告
 ハーバード大細胞免疫学者のテリー・ストローム医師は学会で、「免疫系の自己制御の能力は大変すぐれており、そのことは証明されている。しかし、免疫反応の結果に対して脳やホルモンが何らかの影響を及ぼしている可能性は疑いようのない事実だと思う」
 精神神経免疫学者たちの努力により、ようやく「想念や感情がホルモンや神経伝達物質を介して神経細胞に作用し、微妙ではあるが明らかに健康に影響する」というプロセスが解明され始めた。
 
☆「免疫系は条件づけできる」
 これはソ連人研究者の結論である。
 △それをロチェスター大学の心理学者ロバート・エイダ―の追試の実験をして再確認した。
多くの精神科医や免疫学者がそれを誤りと証明しようとして追試した。しかし、多くの実験室で同じ実験結果が報告され、動かしがたい事実であることが証明された。
 しかし、人間を対象にした研究が遅れている。
 △免疫系が反応できるのは約1000万種といわれてきた。
 しかし、利根川進博士は、人間は約1億の抗原に反応し、抗体を作ることができることを証明し、ノーベル賞を受賞した。

☆脳と免疫系の関連性は明らかであるが、それがどうして起きるかは解明され始めている。
 △1958年ハンガリーのゲーザ・フィリップとアンドール・スゼンチヴァニは、モルモットの視床下部の中央部を除去することによって、アナフィラキシー・ショックにおちいるのを妨げることを発見した。その結果モルモットはアレルゲンにほとんど反応しなくなった。一方、脳に損傷を受けていないモルモットにアレルゲンを与えると、13匹中10匹までがショックで死んでしまった。
 △1960年代はじめには、レニングラード実験医学研究所のエレーナ・コルネ―ヴァは、視床下部の異なった部位を選択的に損傷することによって、免疫系の状態を様々に変化させることに成功した。
 例えば、視床下部の背側核を切断すると、細胞性免疫と液性免疫の両方が抑制された。
△精神科医のジョージ・ソロモンは、それを追試した。そして同様の結果を得た。
 とくにソロモンは視床下部を傷つけることで「胸腺」の活動が著しく抑制されることを発見した。胸腺は免疫系のT細胞の成熟に関与し、中枢神経系が免疫系に重要な役割を果たしていることを示した。
 △ニューヨーク市のマウントサイナイ医大のマーヴィン・スタインらは、モルモットの視床下部を除去した。そして、高純度に精製された卵白に対して感作させ、もう一度卵白を与えると過剰反応を起こすようにした。そこで再び卵白を与えると、脳に何の操作も加えられていない10匹のモルモットのうち8匹は死んだが、脳の一部が除去されているモルモットの死亡率は20%にも満たなかった。
 これは視床下部と液性免疫との間に関連があることを立証した。
 △フランスのトゥール医大の脳研究者ジェラール・ルヌーは、右脳と左脳はそれぞれ異なる影響を免疫系に及ぼしているという。
 マウスの左脳のある特定の部位を除去すると、脾臓においてT細胞の数の現象が見られた。しかし、右脳の同じ部分を除去してもこの現象は起きなかった。
 △ベネット・ブラウン医師は多重人格を研究していて、患者の人格が変化すると身体的な変化も同時に起きることを発見した。
  ・ある糖尿病の女性患者は、ある特定の人格が前面に出ている時だけしか、糖尿病の症状が出現しなかったので、担当医は治療に難儀した。
  ・またある男性患者は、ある人格が支配している時にだけ、柑橘類にアレルギー反応を示した。
 どのようなメカニズムでこれらの現象が起きているかは不明である。
 
☆脳の発育と免疫系の能力と関係がありそうだ
 △ハーバード大神経科医ノーマン・ゲシュウィンドとグラスゴー大ピーター・ビーハンは、
失読症の患者が自己免疫疾患を併発している割合が高いという。これは特に男児の場合、
脳の発育の仕方に関わっているという。
 彼は、状況証拠をつなぎ合わせたものであるが、失読症が家族発生しやすい、それは失読症以外の症状をとってもよい。そして失読症の家族には、吃音といった他の言語的な障害が高率に認められるし、またその家族には潰瘍性大腸炎といった自己免疫疾患の罹患率も高い。
 しかも失読症は男児に多い。また失読症は左利きが多い。それで「テストステロンの何らかの異常が、左脳の発育を抑え左利きを生じさせ、同時に胸腺の活動も抑制し、その結果免疫疾患が生まれてくる」との仮説を立てた。

☆カリフォルニア大学サンディエゴ校の神経解剖学者カレン・ブロックは、「ラットの胸腺には、直接脳に連絡している第十脳神経の迷走神経の繊維が結びついている」ことを発見した。
 ブロックの仮設では、「脳が胸腺に影響を及ぼしているだけではなく、胸腺の正常に機能し、T細胞を産生するためには、ある量の神経線維が必要不可欠であるという。実験略。
☆インディアナ大学の精神神経免疫学者デーヴィッド・フェルトンたちは特殊な蛍光染色を用いて神経経路を追跡したところ、神経線維のネットワークは胸腺の付近に達しているばかりでなく、脾臓、リンパ節、骨髄まで達していた。また神経線維のネットワークが血管の近くやリンパ球が通る場所で終わっていることを発見した。これは「神経支配や神経の成長は、血管に沿って臓器に入り込み、そこから枝分かれしてリンパ球の存在領域にまで達している」という。
 フェルトンの調査結果には、「神経シナプスの多くは、肥満細胞が充満した胸腺や脾臓の近くに位置していた」。彼はあらゆる神経線維群がこの細胞群の近くにあることを発見し、
それは直接神経的な連絡があることを意味していると考えた。これを「神経調節機構」と名づけた。

脳と神経系の働き
 ウォルター・キャノンが20世紀初頭にあきらかにした。続いてハンス・セリエはストレスを提唱した。
☆キャノンは、ストレスに対する反応というテーマに、「闘争か逃走か 反応」と名づけた心の中の葛藤の概略を明らかにした。
「例えばスピーチを依頼されているという状況が」あると、それを脳がストレスとして反応すると、その認識は信号に変えられ、神経中枢の脳から脳幹へ伝えられ、脳幹はこれに反応して自律神経のうちの交感神経を興奮させる。交感神経が”ストレス”で賦活されると、呼吸は速くなり、心拍数は増し、血圧は上昇する。筋肉に栄養を与えるために肝臓は蓄えていた糖を放出する。血液は心臓や中枢神経系さらに筋肉などにまわされ、体は闘いを始めるか逃げ出すかの準備が整うことになる。信号の一部は、副腎の髄質へ伝わり、副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが血中に放出される。
☆脳が健康に及ぼす影響についての知識のほとんどは、ストレス研究から得られたものである。
ストレスを感じると、脳の下垂体に信号が送られ、下垂体はエンドルフィンを放出する。

 △カリフォルニア大学ロサンジェルス校の心理学者ジョン・リーベスキンドは、動物に短い中程度の強さの電気ショックを繰り返し与えた所、その刺激に誘発されてエンドルフィンが分泌された。ところが、三分間持続する長い電気ショックを一度だけ与えたところ、天然の鎮痛物質(脳内化学物質)は分泌されたが、エンドルフィンではなかった。
 そこでラットにエンドルフィンを誘発させるような電気ショックを与えたところ、免疫細胞の一つ、ナチュラル・キラー(NK)細胞の活動性は低下した。しかし、長時間の電気ショックからは、このような活動性の低下は生じなかった。
 △リーベスキンドの共同研究者である心理学者のヤフダ・シャヴィットは、同種の実験を行なって、エンドルフィンを誘発するようなストレス下では、ラットのNK細胞が持つ、腫瘍を破壊する能力が弱まることを発見した。
 ・そこでシャヴィットはラットにモルヒネ(エンドルフィン)遮断剤を注入したところ、ラットの免疫系、とりわけNK細胞が突然活発な反応を示し始めた。
 このことは、エンドルフィンが免疫機能を弱める働きをもつとするなら、その利用を阻害するモルヒネ遮断剤で、免疫抑制作用も抑えられるはずだという考えを裏付けた。
 ・次にシャヴィットは、オピスタン(合成麻薬物質)を動物に投与してみた。その結果は、エンドルフィンが分泌されたときと同じようにNK細胞の活動性は低下し、その低下の割合はオピスタンの量に比例していた。
 △リーベスキンドとシャヴィットは、「エンドルフィンは少なくとも免疫系の一部には免疫抑制作用をもたらす」という結論を下した。
 これによってエンドルフィンを誘発するなストレスにさらされたラットの乳がんが悪化したことの説明がついた。

脳神経系と免疫系の情報交換
 脳神経系が免疫系に影響を及ぼすには、脳が免疫系の働きを感知できることが必要である。
それならば、神経系と免疫系のあいだでの情報交換が行なわれているはずである。
 ☆アラン・ゴールドスタイン博士は、精神分裂病患者にクロールプロマジン(鎮静剤)を投与すると、病気の症状のいくつかが消失するばかりでなく、免疫系の細胞の異常の一部も消失することに気づいた。(ゴールドスタインは精神分裂病野患者の血液の中から自己免疫疾患の患者に認められる化学物質に類似した物質を見つけていたのである)。
クロールプロマジンは、自己免疫疾患の症状を軽減する作用を持つと同時に、精神分裂病の症状を改善した。
 ☆スイスの研究者ウーゴ・ベセドウスキーは、ラットの脳の視床下部の電位を測定し、次に病原性をもつ抗原をラットに注入した。ラットの免疫系が抗原と戦っているあいだ、脳の神経細胞の放電率は二倍以上に上昇した。脳の二倍以上の電気量の増加は、免疫系の必死の活動を反映したものだった。
 △ベセドウスキーはさらに、ラットに免疫反応物質を注入すると、それによって引き起こされる免疫反応の程度が強ければ強いほど、ノルアドレナリン(神経伝達物質である)の脳内濃度は急速に低下した。
☆生化学者ニコラス・ホールは、胸腺における脳と免疫系を結ぶもう一つの回路を発見した。
 胸腺はホルモン(サイモシン)を分泌するさいに、二つの機能を行なっていた。①未熟な免疫細胞がT細胞へと成熟するのを促進する役割。サイモシンの量が増えるとT細胞の産生も増大する。②脳に信号を送る役割。
 抗体量が上昇するのとほぼ同時にサイモシンの量は増大し、ピーク値に達する。(しかし、これを中止させる信号については判っていない)

脳―免疫系相関
 この証拠が二つある。
◎一つは、主に推論的なものである。
 ●ロバート・エイダ―は、条件づけられた行動によって免疫系を変化させることができるという実験に基づいて、「免疫機能は脳の作用によって影響を受けやすい」という結論を出した。
 ●旧ソ連人の研究者や、ジョージ・ソロモン、マーヴィン・スタイン、ジェラール・ルヌーらの研究によって、大脳の新皮質や視床下部に対する選択的な損傷が免疫系に特定の変化をもたらすことが明らかになった。
 ●ノーマン・ゲシュウィンド、ピーター・シフネオス、ジョン・ニーマイヤーらの研究では、情報交換に関与する脳の構造的な違いが病気の過程に影響するらしいことを示した。
 
◎もう一つは、より直接的な証拠である。
 ●神経系の分布を丹念に調べた研究によって、骨髄、胸腺、脾臓、リンパ節といった免疫系の主要部分に神経系が分布していることが明らかになった。
 ●エンドルフィン(モルヒネ様物質)が脳から分泌され、免疫を抑制あるいは促進する作用があるという証拠が示された。
 ●脳神経系と免疫系のあいだに情報交換する活発な経路があることを示すさまざまな実験結果。

脳神経系と免疫系を結ぶ機構
 免疫系は他の間隔ではとらえられないような環境変化を感知し、体内で第六感的な働きをしているのかもしれない。
 △ウーゴ・ベセドウスキーは「免疫系は脳が拡張していったものであり、『末梢の受容器官』ではないかという。
 △ルイスヴィル大の精神科医ジョエル・エルクスは、免疫系を「液性神経系」と名づけた。
☆テキサス大の生化学者エドウィン・プラロックは、細胞レベルでの免疫系の研究によって、
ある発見がもたらされた。
 その一つは、白血球は神経系が産生するある種の蛋白質と実質的に同じ化学物質を作る(複製する)ことができるという。その中には、副腎皮質ホルモン、コルチコトロピン(下垂体ホルモン)がある。
 プラロックは、定期的にワクチン接種を受けている「下垂体機能不全症」の子どもを研究した。ワクチン接種は正常な子どもではACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌させるのに十分なストレス源になるが、(下垂体機能不全のためにACTHを分泌できないのではないかと思われていたのに)下垂体機能不全症の子どもたちは健常児と同様にACTHを分泌したのである。ブラロックは、ACTHは脳からではなく、免疫系から産生されたのだろうと推定している。
 プラロックは「免疫系の機能のもう一つは、おそらく感覚器官としての機能だろうと推定している。
 △健康増進研究所のテッド・メルネチャックは、「免疫系は分子レベルにおける触覚器官である」という。
 免疫系には自己以外の抗原分子を感知する能力がある。リンパ球は、分子の型から百万種もの異なる抗原を認識することができる。この能力は絶えず変化し、つねに最新のものへと更新される。リンパ球が抗原に遭遇するとクローン細胞として自らを複製する。これが記憶細胞として残り、その抗原が再び侵入してくると速やかに免疫反応を発動する。
 特定の記憶をもつクローン細胞がプログラムされた抗原に遭遇しないと、クローンは徐々に消滅してその数は減少していく。新たに記憶される抗原もあり、認識可能な抗原の数は百万種のレベルを維持している。(利根川進は一億の抗原に対応できる能力をもっているという)

昔からの観察では、こころの持ち方が病状を左右する
 ☆北里柴三郎門下の石神亨博士は、10年にわたり結核患者の診療にあたっていて、ある発見をした。「この症例を理解する鍵は患者のこころの持ち方にある。どの結核患者にも、事業の失敗、家庭不和、恨み、ねたみ、といった個人的な背景が存在する」。
さらに神経質な人ほどこの病気にかかりやすく、予後も概して不良となる。それとは対照的に、重篤な患者が順調に回復することもある。これは楽観的でくよくよしないタイプの患者である」と石神博士は書いている。「また、長期療養を必要とする患者の場合、見かけ上は良好であっても、ひとたび不幸な出来事が起きると経過が一変する。結核の第二期の患者は、同じ結核にかかっている母、妻、子、あるいは近い親戚を看病している時は、順調に回復しているように見える。しかしその大切な人が亡くなった場合、彼らは絶望し、激しい結核の症状があらわれる・・・・このような患者は死の転帰をとることが多い」
大阪の石神研究所の石神博士の論文「肺結核の進行と予後に対する心理的影響」は1919年に「アメリカン・レビュー・オブ・トゥベルクロ―シス(アメリカ結核研究誌)」に発表されたことと、しかも結核専門医が、強い心理的要因と背景を指摘していることが注目されることである。
 しかも、イギリスの医師ウイリアム・オスラー卿が「結核の治療と経過は、患者の肺の中にあるというより、こころの中にあるもので決まる」と述べてから10年後であった。
 ロバート・エイダ―は「我々の関心は病気の因果関係にあるのではなく、心理社会的な出来事、それに対する処理能力、基本となる身体状態という、三者の相互関係にある」のである。
◎病気の発症や経過を決定する要素は二つある。
 一つは遺伝である。がん、心臓病、関節炎なども遺伝的な要因がある。
もう一つは、生来の体質である。体の生まれつきの強さ、弱さと精神的な強さ、弱さもある。(これらは解明されつつある)
 
 ここにストレスが登場する。
☆ハンス・セリエがストレスを提唱した。その後いろいろな意味に使われている。
 「生物学的なストレスとは、からだに対する要求への、生体の非特異的な反応である」というのが、セリエの考えた三つの定義の中で特に好んだものであるという。
☆ストレスの定義は混乱し、精神神経免疫学ではこの用語を使うことはできないので、ストレスという語は、「環境や状況が個人の能力で対処できる範囲をこえているという認識」を
意味する。この意味では、ストレスは各人の主観的な経験ということになる。
☆用語は混乱していても、ストレス時に体の内部で起きる生理的反応は整然としている。
 ストレスは二重の反応を生じるというのが、従来の学説である。
 一つは、キャノンがまとめた「神経系」主体とした反応である。
 もう一つは、生化学的な反応である。
ストレスに対する反応が免疫機構に影響を与える
無力感が免疫を低下させる?
☆コロラド大の精神科医ローデンスレーガーは、生後6か月の子ザルを母親から引き離して檻に入れた。子ザルたちは母親の不在に対して全身で抑うつと不安を表した。別離の前後で白血球の増殖能力を調べたら、別離後に白血球の活動性は目立って減少していた。

☆ペンシルヴェニア大の心理学者マーティン・セリグマンらの実験では、できるだけ楽な姿勢でイヌを拘束するためにハンモックの上で、特定の音を聞くと電気ショックを連想するように条件づけた。結果としてイヌたちは無力状態におおちいった。
 ハンモックでの条件付けの後、今度はイヌを床の半分に電流を流した箱に入れた。条件づけしていない方のイヌを箱に入れ、電気ショックを与えると、たいてい狂ったように走りまわり、仕切りを飛び越え、電気の流れていない方へ移った。実験を繰り返すうちに、ショックの避け方が巧みになった。電気ショックを感じると平然と仕切りを越えて安全地帯に入り込んだ。
 次に条件付けした方のイヌを箱に入れると、最初の30秒ほどは、狂ったように走りまわった。しかし、その後はイヌは動くことをやめ、横になって哀れっぽい声を出した。1分後に、電気ショックのスイッチは切られた。イヌは仕切りを越えて逃げようとしなかった。
 もう一回試してみたが、結果は同じだった。最初はなんとかしようとするのだが、すぐあきらめてショックに甘んじた。何度か試したがイヌは逃げようともしなかった。
 セリグマンは無力感が動物や人間に及ぼす影響を20年にわたり研究してきた。
 「無力感は、学習され条件づけられた反応にすぎない。強いストレスに直面すると、どうにも解結しようがないという無力感に圧倒されてしまうことがある。何度あがいてもどうにもならないとわかると、しだいに絶望感が深まり、ついにはすっかりあきらめてしまう。つまり、困難な状況に立ち向かう気力を完全に失ってしまうのだ」
 これは圧倒的なストレスに屈服した人間のメタファーである。
 △無力感は、慢性的に感じていると、先ず受動的になる。性欲や食欲を失い、抑うつ状態となり、不安や恐怖から逃れられなくなる。
 無力感はからだにも同じように、潰瘍や他のストレス病がおこりやすくなる。からだが弱っているときに、感情を揺さぶるようなストレスを受けると、時に致命的な症状に発展することがある。
 △セリグマンは「ある喘息患者は母親と電話で話していた時、彼が自分ひとりの力で仕事を始めようとしていたことに対して、母親は自分がのけ者にされたことを恨み、母親が興奮して「あなた一人でやっても失敗するだけよ」と勘当を言い渡し悪態をついた。口論から一時間もたたないうちに、彼は致命的な喘息発作に襲われた。
△セリグマンと同じペンシルヴェニア大のマデライン・ヴィシンテイナーらと、がん細胞をラットに注射する実験を行なった。そして制御できないショックを受けたラットは、ショックを制御できたラットに比べ、腫瘍の発生率が二倍になった。
 
☆これらの研究は、ストレスに対する反応が免疫機能に影響を与えるということを示している。
☆ストレスの研究は、重大さの如何にかかわらず、人生におけるさまざまな出来事が健康に影響を与えるということだった。
 △小さな日常的なストレスが人の免疫機能に影響を及ぼすかどうかの研究がなされた。
 ロックはハーバード大学の学生を対象にした。そして内面的な感情について、抑うつ状態の有無、不安の強さなど余り悩みをを感じなかった「対処良好群」と、心配や不安でひどい抑うつ状態におちいったことのある「対象不良群」とに分け、ナチュラル・キラー(NK)細胞の活力を調べた。「対象不良群」はナチュラル・キラー細胞の活動性が低下し、「対処良好群」のナチュラル・キラー細胞の活動性は高かった。
☆オハイオ大医学校の心理学者ジャニス・キーコルト=グレーザーらは、医学生を対象にした実験で、期末試験の一か月前と試験の初日の二回採血した。その結果はロックと同じような結果だった。また学生の感情や気分、たとえば孤独をどの程度感じているかも調べ、比較的小さな日常的なストレスでも免疫系に影響を及ぼすという結果が出た。
・試験を受けるという日常的な緊張や不安でも免疫系に影響を及ぼすこと。更に大いにストレスを感じていると答えた学生は、ナチュラル・キラー細胞の活動性が低かった。
・ひどく孤独を感じていると答えた学生の免疫機能が最も損なわれていた。

☆ワイズマン科学研究所のイスラエル人科学者は、流産により胎児を失った女性は、なぜ流産したかよりも、自身がそれをどう受け止めたかのほうが、免疫機能に大きな影響を及ぼすことを発見した。
 一つは、流産の現実を受け入れない、結果を認めたくない女性のグループで、近親者の死を嘆く人たちの反応に似ていて、免疫機能が低下し、T細胞の働きが弱かった。
 他方、悲しんだり、取り乱したりせず、子どもを失ったことにうまく対処できた女性のグループは、免疫機能は低下しなかった。

◎気分や心の持ち方が生体の防御システムに影響を与える原因やしくみを、私たちはようやく理解し始めている。
 心理状態が生化学的変化をもたらし、その結果免疫系が揺さぶられる。
 それは人生に降りかかる「大きな出来事」だけでなく、侮辱や口論などの日常的なちょっとした出来事でも影響をもつのである。
 ☆このことは私たちが無力ではないことが分かる。
 からだや健康に対する脅威をどう受け止めるかによって、からだの反応は変わってくる。
 からだと同様に、こころもその恒常性(ホメオスターシス)をもち、感情のバランスを取り、平静と健康を保とうとしている。
 人間も動物も、ストレスに満ちた状況にうまく適応していく柔軟性をもっている。
 ストレスという内的体験は、免疫機能を方向づけ、その程度を決定する。同じ場所、同じ時間にいても、個人の受け止め方によって結果が大きく異なってくる。
1990年代に始まった精神神経免疫学は、さらに精神神経免疫内分泌学へと発展したものの、その後の研究をまだ入手していません。さらに文献を検索します。
 ただアメリカを中心に、がんの治療への心理療法などは進んできていますが、日本ではまだ遅れているようです。

 次回は、ハンス・セリエのストレス説について見ていきたいと思います。

       

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