満足度 ★★★★ この不条理さが現実・・!?
でも・・。私このラストいやだよぉお---!(涙)
突然首相暗殺犯として追われることになる青柳
「無様な姿さらしてもいいから ともかく逃げろ!」って・・。
「お前もそうしろよ~(涙)」
思わず心の中で、叫んでしまった驚愕の幕開け・・!!
次々と揃う本人も知らない状況証拠・・。
マスコミや警察に 完全に犯人だと断定されていく青柳~。
コレは怖い~!!
彼が無実だと知る私たちは彼が何か
「大きな力」の策略により罠にかけられているのだと
容易に感じさせる展開となっているのですが・・・。
なぜ??誰が?何のために??
彼と同じ疑問を抱きながら・・。どんどんこの
必死の逃亡劇を見守ることになっちゃいます!!
毎度引き込ませるのがうまい!!
彼を執拗に追いかけるのはまたも香川照之さん
永島さんといい悪汁垂れすぎ。
警察?闇組織だよこりゃ(笑)
そんな緊迫の中流れる『ゴールデンスランバー(黄金のまどろみ)』
『アヒルと鴨・・』では挿入歌が物語の鍵になってましたが
今回は彼を救う友人達や、同僚らの友情と優しさや暖かさを
際立たせて くれていたように思います。
--自分の武器は信頼することだけ---
そんな彼を何度も襲う裏切りシーンに・・。
ぷぷっつと笑えちゃうのは堺さん演じる天然青柳ならではかな。
「痴漢は死ね」「キャバ嬢と浮気・・」とか。こうしたコネタが
最後には意味を持ってくるところは
『アヒルと鴨・・』同様うなっちゃうところですよね~。
濱田岳はよくわからないキャラだったけど。
だからこそ光ってたのか?(笑)
ロックな同僚も父も母も・・い味出してました!!
しかし事件詳細は闇の中。
青柳の反撃も期待したんだけど・・やっぱ無理だったか。がっくり(涙)
ラストの流れもうまい!よかった--(涙)!!
でもそう思う裏で この不条理さはやっぱ やりきれなかった。
「よく出来ました」の判にも・・・
なんだか泣きたくなった私なのでした。
いつもながら音楽がよいスパイスになってましたね(^^)
DVD欲しくなってますw
この展開にはうなりました~!!
私もカレが逃げ延びたことには「やったー!」という思いはあったのですが
やはりこの理不尽さに泣けてきちゃいました。
でもある意味リアルな幕切れでしたよね!
音楽、またもいい味出してたと思います♪
原作を先に読むと、大抵は映画に不満があるものですが、ここまで忠実に表現してくれると何もいうことなしです。細部は本に譲るとしても、その分素晴らしい俳優が実に良い演技を見せてくれますし♪
もう一回本よんできます。(笑)
不条理が我々のすぐ隣にあること自体が恐ろしいですよね。
でもやはり「痴漢は~」と「キャバ嬢と~」には泣きましたよ。
ちゃんと意味をもってくるところにうなっちゃった次第ですが、コレが原作に忠実となると
一体どんな書かれ方をしてるのか俄然興味わきますね~!!
確かにソレはすばらしき俳優さんの力も大きいと予測できますけどね♪
父とあの同僚さん。なんか心に残りました~
まさかカレが・・カレだったなんて!
そうそう~!!犯罪者までが味方になるなんてね~(笑)
カレら?の失敗は、こんな「魅力ある男」を「オズワルド」にしちゃったことなんでしょうね
「痴漢は~」キャバ嬢と~」私もまさかこんな風に意味を持ってくるとは思いもよらず。
濱田クンの最後ともどもこの「びっくりした・」も効いてますよね~!!
ただ生き延びれば、それで良くできたのか。。。
でも、あの場合はあれが精一杯の誉め言葉なのかなぁ。
親にも一生会えないだろうし、お母さんの
涙に一緒に泣かされました(; ;)
助かって良かったね、と素直に言えないラストだよね。
でも、堺さんは素晴らしかった♪
濱田くんも、珍しい役所、すごく良かった(*^^*)
親ってのはもう、生きてるだけで嬉しいんだろうなぁ・・って思ったけど、
逆に「やっぱコレしかなかったのか(涙)」
って切なくなっちゃうよね-!!
堺さん。まさに助けてあげたくなっちゃうキャラでしたね♪
濱田くんの「びっくりした!?」もいいスパイスになってて・まさにびっくりでしたよね。
「青柳雅春」は死んでしまったわけで
大逆転にならなかったのはやりきれないですよね…。
何もしてない所かヒーローだった人なのに、
闇の力に追い込まれていく様は怖かったです。
でも、青柳を助けてくれる人達はみな魅力的でした。
いろいろなブログを通して
この映画の感想を拝見しているところですが、
結構高く評価されている方が圧倒的に多いようですね
あの過程とあの結末を皆さんは楽しまれたようで、
それを消化不良気味に感じてしまった私は
心が小さい人間なのかもしれません…
物語が面白くなかったわけではないのですし、
くれねこさんが書かれている事と同じような事を感じたのに…
やっぱり私には好きになれない作品でした