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ラブリーボーン

2010-02-01 | ら行・わ行

 満足度 ★★★☆
 こんなことあってはならない・・(涙)
 ラブリーボーンの意味に呆然としました・・。

 --私はスージーサーモン。14歳で殺された---

 もっとサスペンス色が強い作品なのかと思ったので
 ちょっと肩透かしを食らった感はあるのですが
 思いのほか切ない作品でした。
 突然死を受け入れなくてはならなくなった少女と
 その死を受け入れなくてはならなくなった
 家族の苦しみと悲しみが胸にきます。 

       

語り部が彼女だけに犯人はわかってるんだけど
彼女は「映画:ゴースト・・」」のような「力」を持ってるわけじゃ
ないのでそれを知らせることが出来ない。


家族が崩壊していく時も 父や妹が犯人にせまり
危険なめにあった時も、なにもできず
タダ見つめるしかない彼女は切ないかぎりでした

そんな彼女を 「ソコ」は いつも不思議な美しさで
呼び寄せるのだけど・
地上への未練と家族を心配する気持ちは
彼女を天国と地上の狭間にさまよわせてしまうのだ

こういうことが本当にあるのかどうなのか・・?
私は有る・・と思ってる人間なので
どうその未練を断ち切るべきなのか・・
どう。見送るべきなのか・・考えちゃいましたです。

事件を忘れたいと願う母と、犯人への憎しみを燃やす父
スージーが父親のほうに思いを寄せてるのは感慨深いところ。
やっぱ憎しみをもってちゃ死者は浮かばれん。ってことなのか。
まぁ子を置いて家をでるなんてのは論外ですけどね。

そんな家族が犯人に迫って行く理由が複線を無視した
「スージーの声」?ただの「感」?という部分を思うと
この作品自体が
ファンタジーと現実の間を漂っていたのかも・? 
 
子供の事故で救急車に乗ったことのある私は
その体の震えを今も覚えていて時々夢に見ます。
突然前触れもなく起こる悲劇をどう乗り切ればいいのか・・
ましてや他人によって理不尽に命を奪われたとしたら・・。
この作品にその答えはないかもしれないけど
家族の再生としてはいい映画だったように思います。

本当にこんなことはあってはならないこと・・。
それゆえ このラストの犯人の罰も
またまた納得できない物となり
なんと今年に入って  悶々4連発となりました!(笑)
悶々にも「???」と「涙」と「怒り」があることを
しったくろねこなのでした(わはは)

憎しみを捨てて・・。
やりたいこと。やり残したことをやりとげて
天国にむかったスージー。
笑顔で天国に向かった少女たちに・・
少しだけ救われたかな(涙)
外国では「ラブリーボーン・・・?」なんて思えるのかな?
辛いです(涙)警察にはしっかりしていただきたい!
 

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはー^^ (みすず)
2010-02-01 21:38:25
なんだかすっきりしない映画でしたね^^;
映像が美しく、引きつけられましたが、スージーの思い残したことが、あれなの?ってなり。
自分にも出来ることがあるはず!って言う予告のナレーションに、もっとサスペンス色強い映画だと思っていたので^^;

かなり肩すかしな印象でした^^;
あのラスト (にゃむばなな)
2010-02-02 20:13:27
日本人の我々にはあのラストは「江戸の敵を長崎で討つ」みたいですが、アメリカではある意味スージーが自ら自分の敵を討ったって感じなんでしょうね。
つららの登場シーンを見る限り、そんな気がしましたよ。
Unknown (mig)
2010-02-02 22:39:50
こんばんは♪くろねこさん
ごめんなさい、お返し間違えてゴールデンスランバーにしちゃったかも?

これ、、、つっこみどころも多いけど
トータルタノシメちゃいました★
スージーは14歳の恋に憧れる女の子だったから、最後は家族よりも男の子とのキス成就させちゃうのね、、、(笑)
ほんと警察、しっかりしろー!ですよね
みすずさんへ♪ (くろねこ)
2010-02-03 01:42:04
そうですね~。
あのまま埋まっちゃうことや犯人の結末とか、いろいろすっきりしない部分ありましたね~。
スージーの遣り残したこと。
私も違うことを期待しちゃいました!
でも14歳らしくて・・切ない場面でもありましたね~。
にゃむばななさんへ♪ (くろねこ)
2010-02-03 02:15:18
あのラストは天罰?って思っただけに生ぬるい!!と怒りがこみ上げましたけど
被害者の念が つららを落とした。
そうですね。私もそう思うことにします~!

migさんへ♪ (くろねこ)
2010-02-03 02:30:27
いえ大丈夫でしたよ~。
コメントありがとうです!!
スージーの「やりたいこと」ははじめは復讐だったのだと思うけど、ソレが家族を窮地においこんで行くのを目の当たりしたからこそ
「憧れの男の子とのキス」で彼女は昇華できたんですよね。
サスペンスを期待しちゃった私でしたけど
美しい映像と家族・そして彼女の物語の切なさに酔いしれた作品でした。
うんうん!警察にはほんとがっくりでしたね~
映画の批評は難しい (iina)
2010-02-03 10:24:52
事件は理不尽なことなので、総てが明確に解決して欲しく思うものです。
観客は、ただ受け手であるにすぎず、もやもやが晴れない場合も起こります。
それは仕方がありませんね。観客は創り手ではありませんから。そこで観客は
その作品をけなして溜飲を下げる道が残されます。
しかし、監督は映画を創って何かを訴えたかった筈です。そこを汲み取るという
考えもありそうです。
中には、観客動員のみを狙った作品もあるかも知れず、そこは選ぶ権利を行使すれば
済む話です。
iina様♪ (くろねこ)
2010-02-03 16:34:44
コメントありがとうございます。
1月に鑑賞した5作品中4作品でいろんな意味で悶々したもので。
誤解を生んだらすみません。
この「悶々」も私にとっては映画鑑賞の中の醍醐味で、実は楽しいところなんですよね。
皆さん楽しむ為に映画を見ているはずですから
批判も含めて悪意のある人はいないと思います。
いろんな批評の中で自分なりの解釈を見つけることは案外監督の心にも近づくことなのだと信じてますです♪


ふわふわ感 (ノルウェーまだ~む)
2010-02-10 20:26:33
くろねこさん、こんにちは☆
ふわふわしたかんじの映画だなぁと思ったら、なるほど「ファンタジーと現実の間を彷徨っていた」映画だったんですね。
納得!
ゴーストになって犯人逮捕したり、復讐を遂げるのであれば、ホラー映画になっちゃうので、スージーの可愛らしさが最大限に生かされた映画になって、良かったです。
つららが・・・ (kimi)
2010-02-10 21:55:33
こんばんは(*^_^*)
なんとも悲しい映画ですが、けっこう好きです☆
犯人はもっとひどい目にあえばいいのに、とは思いましたが。
それでツララはあのまま突き刺さるかと思ったんですよねぇ私。
って一緒に行った友人に話したらうけました(笑)
シアーシャちゃん、かわいかったです♪

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