源氏物語~千年の謎~感想♪

2011-12-14 | く け こ

★★★★ 式部の道長への思いは物語の中で
御息所の思いと重なって燃え上がるー!!
美しい映像美とともに・・見応えたっぷりでございましたーー!

光源氏」は式部にとって藤原道長---?
源氏物語で描かれる「愛を求め彷徨う男(光源氏)の姿に・・」
「女たちの生き様に・・・」式部は何を封じ込めたのでしょうか?



「あさきゆめみし」びいきの私にとっては女性陣のイメージは
ちと違うと感じてしまったけれど
東クン・中谷さんには文句なし。
美しき平安絵巻の風景に・・
斗真くんの美しさに・・・うっとりさせていただきました--
物語と現実を行き来する・窪塚クン演じる安倍 晴明も
この作品をミステリアスなものにしてくれてたと思います♪
    

「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
----この世は 自分(道長)のためにあるのだ---- 

こんな歌を詠んだという自信満々男?菅原道長。
彼は様々な策略により栄華を手中にいれたよう。
彼の寵愛を受け「物語」を書き始めた式部ですが・・
彼女には見えていたのでしょう・・
そんな彼にとって自分もまた
彼の道具にすぎないことを---

源氏を思えば思うほど嫉妬の炎に焼かれる御息所-。
その恐ろしくも悲しい姿に思わず涙---
演じる麗奈さん。大迫力。素晴らしいです・・。

物語をこえ彼女の心と式部の心は暴走ーー
1つになって燃え上がっていく・・・
しかし礼節を重んじいつも静かに微笑む式部の中に
そんな感情が渦巻いているなんて・・
一体誰がきづくというのか・・・・。

その姿はここでは登場しないけど槿(あさがお)の君
源氏をめぐる女の戦いから身を引いた女性)を思わせる。
彼女は源氏を思い続けることで救われるけれど
式部にとってそれは「書くこと」だったのかもしれません。

しかしーーその式部の思いに気付いた男が1人いたのだ・・・
それは陰陽師・安倍 晴明(窪塚洋介)。
そして彼は式部の思いに・・・そっと涙するのだ。
「これほどの思いだったとは・・・・。」と。

なんだか・・それに泣けてしまった・・

彼女が「源氏物語に」込めた思いとは、
「知ってほしかった・・・・」
それだけだったのではないだろうかーー。
自分の思いを・・この時代の女達の思いすべてを---

誰の心も手中にする魅力的な男「光源氏」
しかしその胸中はいつも寂しく・・それを埋める誰かを求めて
彷徨い続け、愛するものを次々と失っていく・・・

「どこまで私を苦しめるのか・・・・」
そううつぶやく源氏に・・
「それがあなた運命・・・」と微笑んだ式部が又美しいこと(苦笑)


 それは道長への、いや男たちへの報復・・
   なんて思うとちょっと面白いかも----ねっ♪

★あさきゆめみし(源氏物語・相関図)を知りたい方。
 よかったらこちらへ♪

 

コメント (16)   トラックバック (21)   この記事についてブログを書く
« 「ルナー管弦楽団」コンサー... | トップ | ミッション:インポッシブル... »
最近の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラックバック、ありがとうございます。 (みぃみ)
2011-12-18 11:04:50
華やかで美しい男と女達のめくるめく恋のお話達。
一見そう思える「源氏物語」。
けれど、そこには紫式部の満たされぬ気持ちが込められており、登場する女達も然り…光源氏でさえも「愛」に苦しむ姿が描かれている。
表面上のお話に加え、隠された心も感じさせる上手さゆえ、教科書にも載る名作なのかもしれませんね(^^)。

六条イコール紫式部の深い愛を感じた晴明が立ち去る場面も印象的でした。
危険なのは承知、でも消し去るにはしのびない…。
晴明が除霊しなくてよかったです。
まだまだ源氏物語が続いたんですもの♪。
Unknown (KLY)
2011-12-18 11:08:17
結構酷評が多いこの作品ですが、それはきっと源氏物語に対するなじみの少なさの裏返しなのかなと思ったりします。
確かにある程度話を知らないとぱっぱか進んでいきますもんね(苦笑)
ただ源氏物語誕生の謎と銘打ったお話としては、紫式部の恋物語のリンクはなかなか面白かったですし、それを演じる役者も上手かったなと思っています。
こんにちは (たいむ)
2011-12-18 19:02:30
>東クン・中谷さんには文句なし
私も同じく。
・・ってか、この2人は「あさき・・・に登場してないから???(爆)
物語に作者を投影したと仮定したお話は実際にそうかも?とか思える感じで面白かったですw
東・中谷コンビはぴったりでしたし。

で、生田くんは好みじゃないのだけど、東くんの「私は何をしても許されるのですよ」にはキャ~ってなりました。


Unknown (yutake☆イヴ)
2011-12-19 18:13:01
こんにちは☆
ご訪問&TBありがとうございます。
コメント欄無く失礼しておりますが、どうかよろしくお願いします。

こんばんはー^^ (みすず)
2011-12-19 23:30:12
面白かったですねー^^
生田くん&東くんはぴったりで^^
かっこよく、美しかったです♪

わたしもあさきゆめみしファンだったので、女性陣はん??なところもあったけど、田中麗奈さんの生き霊の演技は恐ろしかったですー><。

目の保養になって、楽しい鑑賞になりましたわ^^
たしかに! (みぃみさんへ♪)
2011-12-20 15:12:47
源氏物語を--男と女達のめくるめく恋のお話--
だけって思ってる方多いかもですね、
でもホントはこの時代の女たちの悲しみや源氏の苦しみが描かれてる壮大なお話なんですよねー。
当然ながらソコには作者(式部)の思いもあるわけで、改めてこの作品の面白さを、彼女の凄さを再確認しちゃいましたよ。
御息所は式部?いえいえ彼女はすべての女性の代弁者。晴明とて払えるはずなし!だったのでしょう。ねぇ(笑)

KLYさんへ♪ (くろねこ)
2011-12-20 16:10:11
酷評が多しですかー。
私はこの日本の美しい風景と怨念をー。世界にしらしめてほしいと思いましたが(笑)
確かに話を知らないと危険かもですね~♪
この作品を読んだとき式部はこの時代の女性の代弁者であろうとしているのだろう。と感じましたが当然ながらソコには自分自身もあったはずで。御息所だけでなく他の女性たちの中にも彼女はいるに違いありませんよね。
見る前は違うと感じてた女優さんたちですが皆さんさすがにいい演技でソレを払拭してくれたと思います
こんばんは!! (たいむさんへ♪)
2011-12-21 01:13:18
私はこの物語に結構はまっちゃったんですが
ここに作者(式部)が投影されてると思うとまた感慨深いし面白いですね!
私は生田くんにクラクラだったもので・・彼がいった「私は何をしても許されるのですよ」にキャ~でした(笑)
東クンと比べるとまだ青いとは言えそうですが
そこがまたなんともいえずよくって---
源氏の放浪はまだまだこれから。続きが見たいと思いましたー
yutake☆イヴさんへ♪ (くろねこ)
2011-12-21 01:24:28
コメントありがとうございました!今後ともよろしくです♪
源氏の話はまだまだこれから。
私ももっと見たいーーと思いました。
とはいえこの先を演じるには斗真君はまだ青いいと言えそう。今回はそれがよかったと思えたけど♪
続編はもうちょっと成長した彼で是非ともお願いしたいです!!
みすずさんへ♪ (くろねこ)
2011-12-21 01:42:23
私も「あさきゆめみし」ではまったもので、
女性陣にはやっぱ「ん?」って思いましたわ。
特に桐壺はアレレ?だったけど真木さんの美しさに斗真君の美しさにはクラクラ。
私も目の保養をさせていただきましたわ--。
思えば思うほど嫉妬に焼かれる御息所。
麗奈さんの狂気と式部の頬笑み・・
どちらもぞーとする美しさ&切なさでございました!!









コメントを投稿

く け こ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

21 トラックバック

源氏物語~千年の謎~ (みすずりんりん放送局)
 『源氏物語~千年の謎~』を見た。  【あらすじ】  何故、紫式部は「源氏物語」を書かねばならなかったのか。  絢爛豪華な平安王朝の時代。時の権力者・藤原道長(東山紀之)は、娘・彰子(蓮佛美沙...
源氏物語 千年の謎 (LOVE Cinemas 調布)
日本最古の恋愛小説「源氏物語」をモチーフに作者の紫式部の生きる現実世界と光源氏の生きる物語の世界が交錯する。監督は『愛の流刑地』の鶴橋康夫。主演は『ハナミズキ』の生田斗真と『阪急電車 片道15分の奇跡』の中谷美紀。共演に東山紀之、窪塚洋介、真木よう子、多...
2011年11月30日 『源氏物語 ~千年の謎~』 朝日ホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『源氏物語 ~千年の謎~』 を試写会で鑑賞です。 豪華な女優陣なんですが・・・ ここまで魅力的に撮られていないとグーの根も出ません。 【ストーリー】  平安時代、娘が帝の子を産むことを望む関白・藤原道長(東山紀之)は、紫式部(中谷美紀)にある命を下す。そ...
「源氏物語 千年の謎」 物語世界に投射される女の情念 (はらやんの映画徒然草)
世界最古の恋愛小説と言われる「源氏物語」。 それを書いたのは紫式部であるというの
源氏物語 千年の謎 (花ごよみ)
光源氏が主人公の物語と、 その物語の作者である、 紫式部の秘められた恋。 物語の世界と現世の交差、 二つの愛の世界が交じり合った「源氏物語」。 監督は鶴橋康夫。 制作総指揮は角川歴彦。 主人公・光源氏は生田斗真。 紫式部は中谷美紀、 式部が思いを寄せる藤原道...
「源氏物語 千年の謎」多くの女を愛した先にみた嫉妬心に駆られた悪霊と想い人への意思表示 (オールマイティにコメンテート)
「源氏物語 千年の謎」は平安時代に活躍した作家、歌人紫式部の「源氏物語」を映画化した作品で、紫式部が藤原道長に依頼されて書き始めた源氏物語を執筆していくうちに紫式部に込 ...
「源氏物語 千年の謎」みた。 (たいむのひとりごと)
恋愛絵巻『源氏物語』と、その作者である紫式部の現実の恋物語が同時進行、あるいはクロスして描かれている作品。見送っても良いくらいに思う映画なのだけど、中谷美紀に真木よう子という私的に注目の女優さんの共演
【源氏物語 千年の謎】(「源氏物語」簡単講座つき感想) 田中麗奈ブラボー! (映画@見取り八段)
源氏物語 千年の謎 監督: 鶴橋康夫    出演: 生田斗真、中谷美紀、東山紀之、真木よう子、田中麗奈、窪塚洋介、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、榎木孝明、甲本雅裕、東儀秀樹 公開: 2011年...
源氏物語 千年の謎 (新・映画鑑賞★日記・・・)
2011/12/10公開 日本 136分監督:鶴橋康夫出演:生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈、榎木孝明、甲本雅裕、尾上松也、東儀秀樹、佐久間良子 千年の時を越え、今、「源氏物語」誕生の秘密が明かさ....
源氏物語 千年の謎 現実と物語と自分の夢の中を行ったり来たり・・・(^-ω-^)Zzz.. (労組書記長社労士のブログ)
【=66 -12-】 「世界最古の長編小説」または「世界最古の恋愛小説」、昔からなんども何度も読もうと思って結局挫折しまくった源氏物語、、徹底的に映画やドラマや舞台に使われてきたであろう、今回の映画「源氏物語 千年の謎」の原作はコミックだそうだ。  平安王朝の...
映画『源氏物語 千年の謎』★“情”のほとばしりが走らせた筆~もっと源氏を観たかった…orz (**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**)
                                     &nbsp.....
源氏物語 千年の謎 (★the tip of the iceberg★氷山の一角)
東儀秀樹さんがエンディングテーマを手掛け、篳篥を披露されています。ちゃんと役柄もありまして、一条天皇を演じています。ここでピンと来るべきでした。作品内で本格的な舞楽・雅楽シーンが盛り込まれています。舞楽・青海波「雅楽」ってどんな音楽? 実は昨日、中3の...
源氏物語 千年の謎 (映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評)
源氏物語 オリジナル・サウンドトラック古典文学をフレッシュなキャストで映像化した「源氏物語 千年の謎」。現実世界と物語世界を交錯させた構成は新機軸で面白い。平安時代。絶 ...
源氏物語 千年の謎 (佐藤秀の徒然幻視録)
書くことは呪うことだ 公式サイト。高山由紀子原作、鶴橋康夫監督、生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈、 ...
源氏物語 千年の謎 (パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ)
日本史上に残る恋愛小説『源氏物語』を、大胆な解釈で主人公・光源氏と作者・紫式部の恋を並行して描いた歴史絵巻。「ハナミズキ」の生田斗真、「小川の辺」の東山紀之、「阪急電 ...
源氏物語 千年の謎(2011-112) (単館系)
源氏物語 千年の謎 源氏物語は紫式部が書いた書物とされ それの新解釈(?)の映画化。 藤原道長(東山紀之は、娘が天皇の寵愛を得るために 娘の女房役である紫式部(中谷美紀)に誰もが夢中になるよ...
『源氏物語 千年の謎』 (京の昼寝~♪)
□作品オフィシャルサイト 「源氏物語 千年の謎」 □監督 鶴橋康夫 □脚本 川崎いずみ、高山由紀子□原作 高山由紀子 □キャスト 生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子、多部未華子、芦名 星、       蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈、榎木...
源氏物語―千年の謎― (映画的・絵画的・音楽的)
 『源氏物語―千年の謎―』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)本作では、原作小説(注1)に従って、光源氏を中心とする純然たるフィクションの物語と、紫式部を中心とするいわば“映画的”な「現実」の物語とが交錯して描かれていて、その狙い自体は随分と興味をひかれ...
源氏物語 千年の謎 (C'est joli~ここちいい毎日を~)
源氏物語 千年の謎'11:日本◆監督:鶴橋康夫「愛の流刑地」◆出演:生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子◆STORY◆平安王朝の時代。才女との誉れ高い紫式部は、時の権力 ...
映画『源氏物語 千年の謎』を観て (kintyre's Diary 新館)
11-89.源氏物語 千年の謎■配給:東宝■製作年・国:2011年、日本■上映時間:136分■鑑賞日:12月19日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)■入場料:0円(招待券)□監督:鶴橋康夫□原作・脚本:高山由紀子□脚本:川崎いづみ□撮影:藤石修□照明:磯野...
源氏物語 千年の謎 (いやいやえん)
文字というのは不思議なもので、後に残り後を引く。書いた物語は彼女の願望であろうか、そう考えると愛欲に狂い嫉妬に走るいわば「女」というものに現実味がでてくる。六条御息所の女の情念は、式部の修羅そのものな