★★★★ これは 奇跡の実話。 心から--機長を関係者の皆さんを讃えたいです!
2009年1月15日、乗員乗客155人が乗ったUSエア1549便が空港離陸直後、鳥の群れと衝突。
両エンジンが停止するという危機に見舞れた。
サリーこと機長サレンバーガー(トム・ハンクス)はハドソン川へ の着水を決意し、見事 乗員乗客155人全員 を救った。しかし彼はその後 その判断を問われることになったのだ-----。
トムハンクスにハズレなし!!(*^_^*)!
事故詳細を描きながら 彼の心に寄り添う展開は秀悦!!
さすがイーストウッド監督と叫びたいところだ。
ここからは ネタバレ全開ですので注意してください---!
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宣伝ではヒーローが 一転 容疑者に----!
とかまるで逮捕されたような印象があったけどそういうことはなかったみたいですね?
とはいえ事故調査委員会の結論(コンピューターのシュミレーション)は何度やっても
「引き返せた--」という結論になるというのだ。
そうなるとあのハドソン川の救出模様がいかに奇跡だったか---という美談が
あんな大変な思いをしなくてもよかったの・・・!?
なんて思えてくるから まいっちゃう。
その結果に1番ショックを受けたのは紛れもなく機長なのだ----。
「引き返せた? 判断ミス?自分は間違ったのか--?」
彼の心に生まれた 迷いは 次第に 彼の心を苛むことになる---
しかしそんな彼を救ったのは
百戦錬磨の経験をもつゆえの「自信---」だったのかもしれません。
そして衝撃の検査内容が判明する。
そう彼の予測通り---このコンピューターシュミレーションには
ごっそり抜けていたものがあったのだ。
それは、「緊急アクシデントに対し
確認し、判断し 決断するまでの 時間だった-----」
突然のアクシデントに対し機長らは
何が起こったのか(原因)
何が壊れているのか(状況確認)
復旧方法はないか?(判断)
そして どうするべきか(決断)
を行わなければならなかった。
その時間がシュミレーションの中にはなかったのだ。
新たなシュミレーションに加えられた時間はわずか35秒---
到底そんな時間でできるものではないことを感じたものの・・・
・・時間は十分だった。
そう・・すべての機が 墜落したのだ。
たった35秒判断が遅れただけで機は墜落していた・・・
それは紛れもない衝撃的な答えでしたね~~(涙)
悪夢を合わせて 何度か映し出される墜落模様ですが・・
ラストでは 生きるか死ぬかの状況下で
いかに 機長が冷静かつ的確な判断を下したのか---
乗務員たちが どれほど冷静に行動していたかが判明・・・。
それは見る私たちの心を震わるのに十分でした。
こういうとこも・・うまいな~~と思わせるところですよね。
そして 私たちはもう一つの真実を知らなくてはならないのだ。
この事件の裏には 救命にあたった多くの人々の善意があったことを---。
エンディングでは実際の機長と乗客の再会映像が流れ、真実味もひとしお。
まぁ・1っ歩間違えば彼を容疑者--にしたかもしれない事故調査団体ではあるけれど
彼を本当の意味で英雄にしたのは彼らともいえるわけで
「真実を追及することに尽力した(嘘はつかなかった)」彼らのその働きも
ある意味素晴らしかった-と、ほめておこうと思う。
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