地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

幼年期地形 木曽川上流部

2008-09-03 21:25:08 | Weblog
木曽川上流部は幼年期の地形でした。08.8.30の記録は一部間違いでした。

隆起準平原は全体に緩やかな地形ですが、そこに逐次、川の浸食で深い渓谷を刻んだ地形が幼年期の地形です。そして渓谷の後背地は緩やかな幼年期独特の地形をなしています。
日本ラインの木曽川中流域の奥は、08.8.30に触れた上流部の恵那峡、深沢峡、蘇水峡で、今日取り上げた地形はそのさらに上流部の峡谷です。
それを、「まさに壮年期の地形」と、申しましたが、幼年期の誤りでした。

幼年期の地形は、隆起準平原が、山間部は準平原らしく緩やかな山容を見せていますが、川は浸食により、深く削り取られた峡谷をなしている地形です。

老年期の地形は、山容も河川も緩やかになっていて、放牧場に適した地形になります。
明日は、老年期の地形を見てみましょう。




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