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古代ギリシャ展を見に行く

2011-08-05 | 日記
古代ギリシャ展を見に行く


ゆっくり休める日だと、くつろいでいたところ、山の仲間から上野の国立西洋美術館に「古代ギリシャ展」を見に行かないかとお誘いを頂き、喜び勇んで急遽出掛けました。


11時待ち合わせを、1時間半も前に出かけ、上野公園をゆっくり散策しました。
今日も、正岡子規記念球場では小学生たちの元気な野球姿、叫び声が聞こえていました。
ギリシャといえば、最近余り景気のいい話が聞かれませんが、地図帳を開けてみると結構広い面積の国ですね。認識を改めました。トルコの海岸ギリギリまでギリシャなのにビックリ。トルコはよくもこの国境を承認したものとあきれました。またの機会に歴史など紐解いて調べてみましょう。
面積は日本の1/3、人口は1100万人。エーゲ海に浮ぶ島々の数は3000もあるそうで、地中海性気候の住みよい国のようです。


さて、待ち合わせの時間が近くなり、国立西洋美術館に行ってみました。中に入るのは初めてです。




想像以上に入場者が多く、特に若い女性が多いように感じました。
彼女たちは、熱心にメモを取り、イヤホーンで情報をキャッチしながら見ていました。

何時ものように、入り口近くは混んでいますので、中ごろからやや熱心に見はじめました。

男性の肉体美中心の彫刻が多いように思いました。
話題の円盤投げ「ディスコボロス」は特に念入りに見ました。足のつま先までごまかしなく精巧に作られています。
多分解剖学から紐解かないと出来ないはずですが。(レオナルドダビンチのように)
当時、可能だったのでしょうか?

女性像が極めて少ないようでした。
奴隷の上に成り立った社会で、女性もごく一部の美人を除いては殆ど奴隷同様のあつかいだったのでしょうから。

そのためか、エロティックな画像や器物が多く見受けられました。
例えば、杯です。ブドー酒を飲み干すほどに現れるエロティックな女性の肢体、
また、乳房を如実に象った杯、男根を大きく育てるために水をやっている女性の姿・・・

その頃の一般人の日常生活の姿もいろいろ展示されていました。
脂肪分がぶよぶよに垂れ下がった醜い姿の老人、・・・およそ、美的世界から程遠い彫刻がおおく飾られていました。

そして、特に眼を引いたのが、女性を無理やり犯している男性像。若い女性等が熱心に見ていたのには驚きました。私など、みてみぬ振りして(?)汗かきながら早々と通り過ぎましたが。
写真が撮れないのが残念ですが、今から2300年位前、BC300年頃に、今と余り変わらぬ生活が営まれていることに、なにか違和感を感じます。

多分、多くの奴隷の上に成り立っていた社会、武人中心の社会だったからでしょう。

その後、アメ横でビールで一休みし、九段まで佐竹家所蔵の古地図展を見に行きました。

佐竹藩というと旧秋田藩です。
まだ形の整っていない世界地図や江戸後期の赤水図などが集められていたのには驚きました。

カラフトや蝦夷地や北方領土への関心も強かったのでしょうか。

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