新宿御苑散策
テレビが御苑の花の紹介をしていたし、大変いい天気でもあったので、久しぶりに訪ねてみました。
入口に 『新宿御苑のルーツ』 が掲示してあったので拝借
「新宿御苑の敷地は、天正18年(1590年)に豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸敷地の一部です。
東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保に及ぶ広大な土地(58.3ha、周囲3.5km)で、のちの甲州街道や青梅街道になる江戸から西に延びる街道と鎌倉街道が交差する要衝でした。
このため、この一帯の警護など軍事的な目的で家康が信頼できる家臣に与えたものとされています。
現在、大木戸門を入った突き当りにある玉藻池を中心とする日本庭園は、安永元年(1772年)に玉川上水の余水を利用して完成した内藤家の庭園、『玉川園』の一部です。」
コースに従って、花などを紹介すると、
先ず、ローバイ(蝋梅)。
そこから、日本庭園に入りました。
広々としたいい庭園です。
途中の『旧御涼亭』を見ながら進むと、スイセンが今を盛りと咲いていました。
この公園には、スイセンが、あちこちにたくさん植えられています。
清々しくて、心が洗われました。
途中に、ヤマモモの説明板が目にとまりましたので、拝借。
「ヤマモモは名前に“モモ”とつきますが、モモはバラ科、ヤマモモはヤマモモ科で違うものです。
“モモ”と名がついたのは初夏につける赤い実が果実のモモに似ていたから!といわれています。
新宿御苑では6月下旬頃小さな実がたわわになります。
甘酸っぱい実は鳥たちの大人気です。
実は鳥に食べてもらうことで芽が出やすくなります。
また種を遠くへ運んでもらえます。」
そうして、フランス式整形庭園に出ました。
スズカケノキの並木です。プラタナスとも云います。
反対側には、広々とした芝生のイギリス式庭園が拡がっています。
小さな子供たちが、無心に走り廻っていました。
今回も、いつの間にか『玉藻園』は通り過ぎていました。次回は覘いて見ましょう。
そして、ようやく修理の完成した『大温室』を覗いて見ました。
明治8年(1875年)開園したのですが、第二次大戦で大部分を消失し、昭和26年(1951年)から一般公開されました。
環境省管轄の温室です。
ここには、子供がくれたアツバチトセラン(厚葉千歳蘭:リュウゼツラン科)が植えられていました。
原産地はアフリカだそうです。
乾燥地帯の観葉植物ですが、葉の間から花茎が出て目立たない小さな花が咲くそうです。
楽しみに育てています。
『大温室』を出てから、今どきの花が結構見られました。
次がピボケ(緋木瓜)の花。
「中国原産の落葉低木で、平安時代に渡来したといわれています。
緋色の花色が名前の由来で、寒の時期に咲くことからカンボケ(寒木瓜)とも呼ばれています。
新宿御苑ではほぼ一年中開花しています。(バラ科)
花期:10月下旬~1月上旬」 (添え書きより転載。)
さらに、周囲には時期外れの桜が静かに沢山咲いていました。
ロウバイ(蝋梅)も、薄黄色の花をつけていました。
そのすぐ横に、ギンヨウ(銀葉)エンジュらしきものが茂っていました。
そうして、出口に近くなり、程よい空腹も感じられたので、ビールでも一杯と思い、この前入ったレストランを訪れました。
しかし、今回は飲み物はノンアルコールだけで、目的は達せられませんでした。
ワカメそば一杯頂いて帰りました。
新宿への往復は、もちろん歩きです。
おうちで一杯やりました。
いい運動になりました。