地図を楽しむ

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すずめのお宿 散策

2013-11-24 | 散策

すずめのお宿 散策

 

もとの会社のOB会があったので、ついでに目黒の古民家の一つ「すずめのお宿緑地公園」を覘いて見ました。

めぐろ駅から運動を兼ね歩きました。距離は約5km。途中、大鳥神社にも寄りました。

その散歩ルートは下の地図の通りです。

 

さて、目的地の「すずめのお宿」ですが、周囲はうっそうとした竹林に囲まれていました。


下のパンフレットにもあるように、この地域は竹林が多かった土地のようです。
すぐ近くの国宝・円融寺も竹林の中にありました。

  

 

(残念なことに、写真機が電池切れで写せなくなりました。)

 

目黒区指定文化財 古民家案内のパンフレットによると

「・・・現在はほとんどが市街地になっていますが、昭和初期ごろまでは『たけのこ』の特産地として知られた農村地帯でした。このかっての農村目黒の雰囲気をわずかに伝えているのが古い民家です。・・・」

「もとは緑ヶ丘1丁目(自由が丘の近く)の栗山重治さんの旧宅であったものですが、昭和54年に区に寄贈され、竹林の美しい『すずめのお宿緑地公園』内に移築復元されたものです。

栗山家は旧衾(ふすま)村の旧家で、江戸時代には代々『年寄(としより)』という村の重要な役職を務めた家柄で、屋敷は普通の農家より規模も大きく、一般には禁じられていた『長屋門(ながやもん)』を前面に配し、うっそうとした屋敷林におおわれた格式高いものでした。」
 

 

ことのついでに、部屋の見取り図とその解説をつけると

「A:土間・・・炊事の場でもあり、大事な農作業の場所でもあります。
(隅には、鍬や唐箕もありました。唐箕を観るのは久しぶりです。農機具を扱っていた父がよく整備していました。)

B:広間・・・家族の作業の場として使われます。

C:勝手・・・囲炉裏が切られ、炊事や食事を通じて家族が向き合う貴重な場所です。

D:座敷・・・接客のための場所。床の間などのしつらえを設け、他の部屋よりも部屋の意匠が凝っています。

E:納戸・・・家族の生活の場。この部屋で寝起きをし、家財道具一切を納戸にしまいます。」

 

これからは、散歩がてら、天気の良い日にはこうした民家を訪ねてみましょう。
東京には、こうした民家園がいっぱいあります。