地図を楽しむ

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日本百名山 24、那須岳(1917m)

2013-10-22 | 日本百名山

日本百名山 24、那須岳(1917m)

「那須五岳と称えられるのは、南から、黒尾谷岳、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を指すが、
その中枢部の茶臼、朝日、三本槍を、所謂那須岳と見なしていいだろう。

茶臼は名の通り臼型のコニーデであり、朝日は峨々とした岩の盛り上がりであるのは、かっての噴火の火口壁の名残だという。
三本槍はその名から察して鋭い岩峰を思わせるが、
実はそうではなく、なだらかな頂きを待っているのは、その北肩が下野・磐城・岩代の三国境になっていて、
封建時代に黒羽藩、會津藩、白河藩の武士が所領を確かめるため、五月五日の節句にそれぞれ槍を携えて登山し、山頂に三本の槍を立てた行事から来た名ごりだそうである。・・・

那須七湯(湯本、北、弁天、大丸、三斗小屋、高雄、板室。現在はこのほかに、旭、八幡、飯盛、新那須の四つを加えて十一湯となっている)はこの火山脈のおかげである。・・・

そしてそれらの温泉を根城として登山の出来ることが、那須岳の大きな特徴であろう。」

(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用) 


  

この解説書には、筆者が登ったコースの説明はないので、私が20代の頃登ったコースを辿ってみましょう。

赤いコースは、確かな記憶ではないですが、三斗小屋に泊まったのは間違いございません。

 

やっと山頂近くにたどり着いたら、ハイヒール姿の若い女性達がハッシャイでいたのには、参りました。
ロープウエイで登ってきたのですね。うんざりした覚えがあります。