地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

飛鳥山へサクラ見物に

2013-03-21 | 散策
飛鳥山へサクラ見物に

お天気も良く、開花予報も出たことだし、今年は江戸の花見に興じてみようと、まずは飛鳥山に足を延ばしました。

地下鉄で王子駅までの往復で、今日は歩いた距離はほんのわずかです。
ルートは下の地図の赤線です。

江戸の桜の名所と云えば、先ず上野寛永寺、そして浅草の隅田川堤、飛鳥山です。
この他に、愛宕山、旧玉川上水路・・・

上野の山は、寛永寺様の関係で、庶民が踊りや酒で、騒げなかったようで、将軍吉宗のとき、庶民のために隅田川堤やこの飛鳥山に桜を植え名所にしたそうです。
どおりで、江戸の落語にも、『長屋の花見』や『花見の仇討』などという、しゃれがはやされ、今でも、仮装の花見が賑わっているそうです。

今日は、ウイークデイで、かつお昼時でもあり、子供たちの天国になっていました。暗くならないと始まらないようです。

さて、飛鳥山に向かう途中に、音無川親水公園がありました。
隅田川に注ぐ石神井川の流域に作られた公園です。石神井川は、この辺では“音無川”と呼ばれていました。
なかなか風流な公園です。

 

そして、路面電車道を超えて、飛鳥山に入りました。
園内には、公園管理の人たちが、多分、夜の花見客のためか、忙しく立ち働いておられました。

花見にはちょっと早いかな?しかし、週末の天気や混みようを避けるためには、いい日でした。

ついでに、レンギョウが美しく咲いていましたので、パチリ!

一渡りした後、園内に三つある博物館の内の飛鳥山博物館に入りました。

他に、紙の博物館、渋沢資料館がありますが、今日は飛鳥山博物館のみを、じっくり見学することにしました。

上は「北区飛鳥山博物館」のパンフレットの表紙の写真です。

北区の歴史や自然、文化を詳しく見れるよう展示してあります。残念ながら写真撮影は禁止されていました。

絶品は貝塚の断面標本です。縄文時代の『中里貝塚貝層剥ぎ取り標本』です。
実物ですから説得力があります。いい見学をさせてもらいました。

ただ、ゆっくり時間をかけて見ていると疲れますね。歳のせいでしょうか。
機会を見て、また見に行きたいと思います。他の博物館もあることですから。

外に出て石塀に腰かけ、缶ビールを一杯やり、ほろ酔い気分で帰途につきました。