和牛肉のブランド化は、全国の100を超す主産地で立ち上げられ、とくに前沢牛や米沢牛などは、マスコミにも旨く取り上げられて、あれよあれよのうちに著明なブランドとして知られるようになった。
その東北地方のブランド肉も、放射性セシウムの被害を受けて、多大なる影響を受けつつある。
生産者は、肥育技術を駆使し係るブランド肉として仕上げた段階で、強烈なカウンターパンチを受け、その対応に困窮し、ただ唖然としているという状況であろう。
個体の経済価値が高いだけに、その影響は優に億単位を超す損害を受ける生産者も少なからず存在されていよう。
被爆した牛肉は、その品質が良否に拘わらず、有無を唱えることもなしに廃棄処分される。
50万円前後の素牛代に加えて、多量の穀類などを摂取させ、およそ2年間を要して肥育管理を費やした結果である。
仕上がった牛肉は、我々国民の貴重な食料であり、文化でもある。
損害を受ければ、その分は国民一人一人に累を及ぼすことになる。
補償すれば済むという問題ではない。
原因者総意は、そのあたりの現場や国民の思いをどのように考慮しているであろうか。
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