モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

「生きる」という意味について考えることのできた1ヶ月 (2)


12月6日
長女出産の当日。
私の両親も病院に駆けつけました。

腫瘍が見つかったということについては、昨日電話で話しておきました。
心配性の母親は私に「大丈夫なの?」そればかり言います。


「まあ見た感じ全く問題ないと思うよ」
いつものように何の根拠もないことを笑いながら答えました。




午後4時過ぎ
「kurogenkokuさん、無事女の子が産まれました」

私だけが奥の部屋へと案内されました。


大きな産声をあげる長女。思わず目じりが垂れ下がりました。
キレイに拭いて、タオルで包んで・・・。

「はい、パパ。抱っこしてあげてください」


2736グラムの小さな娘を抱いたとき、心の底から「死にたくない」と思いました。

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