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表現の自由とLe Dernier Cri/パキート・ボリノ、Stu Mead と Reinhard Scheibnerの展示の支持表明

2015-09-05 14:47:30 | Weblog


以下のテキストはタコシェの中山亜弓さんがFacebookに投稿された記事の転載です。現在マルセイユで行われている、出版芸術集団ル・デルニエ・クリと二人の作家に対する脅迫と抗議の数々。そしてこれに反対し、彼らの芸術及び表現の自由の支持を表明する署名運動について、中山さんがわかりやすく解説されています。




 昨年、南フランスでのHeta-Uma/Mangaro展において、私が共同でキューレーションを行ったパキート・ボリノ(アーティスト、グラフィックに関する出版集団Le Dernier Cri主宰)と、タコシェで2012年に個展を行った在独アメリカ人アーティストStu Meadのまわりで最近起っていることについて記します(少し長くなります)。

 7月から8月27日まで、La fricheというマルセイユの複合芸術施設内のLe Dernier CriのアトリエにてStu MeadとReinhard Scheibnerの在独アーティストの二人展が開催されました。これはいつも行っているアトリエ展示で、Le Dernier Cri(LDC)はすでに何冊かのStuの本を出し、作品展示もしており、アトリエは何ごともなく500人ほどの来客を迎えていたようですが、一方で、作品がエログロ(特に幼児性愛が問題視され)であるとの理由から、電話やメールでパキートやLDC、会場となるla friche、マルセイユ市の文化芸術関係の部署に、不特定の脅迫が執拗に繰り返され、ネット上にパキートの個人情報まで晒されました。

 8月末には、地方選を控える極右政党国民戦線(FN)のネガティブキャンペーンの材料になり、PACA(プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏)の助成を受けたla fricheが幼児性愛ポルノを公開しているといった非難がSNS上で展開され、アトリエ閉鎖の署名や抗議も起こり、極右に近いキリスト教団体まで加勢。

 8月28日のla friche内での新しい施設Art-O-Ramaの落成式を考慮して、展示は27日に繰り上げ終了しましたが、落成式に際してウルトラカトリックが(すでに終った)展示の打ち切りを叫ぶ事態に。この週末に抗議活動が予定され、作家たちのフランスでの活動禁止を求める署名も進行中で、これに対して表現の自由に基づくパキート・ボリノとLDCならびにStu MeadとReinhard Scheibnerを支持する署名もはじまりました。

 La fricheは争いを避けながらも、表現の自由を守りLDCを支持するスタンス、脅迫と炎上の渦中のパキートは、「年頭にシャルリ・エブドが攻撃され、自分までもが20年間やってきたことを今さら非難され、中世に戻ったみたい」と困惑しています。

 パキートとLDC、StuとReinhard Scheibnerがはやく平穏な日常を取り戻し、活動を行えるように希望して、事の次第と関連の記事を紹介します。表現の自由に基づき、パキートおよびLDC、Stu MeadとReinhard Scheibnerを支持する署名はこちらです。仏文に続いて全文の英訳があります。


▼署名はこちらから(CHANGE.ORG)
https://www.change.org/p/la-friche-belle-de-mai-marseille-r%C3%A9gion-paca-petition-contre-la-petition-de-la-fermeture-de-lexposition-stu-mead-et-berlinhard?recruiter=372273960&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink

9月4日のル・モンド

9月3日のLa Provence.com

9月1日のles inRocks
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