今朝、新聞を読んでたら丹波市内においてレッカー付きのトラックの盗難が相次いでいると書いてあった。
こんな田舎でもそんなことがあるのだねえ。などとぼんやり別世界のことと思った。
それで会社に行くと渡辺が10トンユニックがないという。
ん? オレはいつも10トンが入れてあるあたりに突っ立っていたのにその時初めてなくなっていることに気がついた。
「まさか!」
この時のオレの「まさか!」はたぶん見事なものだっただろう。
絵に描いたような「まさか!」だ。
渡辺と二人で、そういえば今日の新聞にでてたな。みたいな話をしながらオレの脳裏には長重郎との思い出が走馬灯のように駆け巡った。
あっ、長重郎と言うのはオレが密かに10トンに付けた名前なので誰も知らないだろう。
平成6年から一緒に働いているのでもうかれこれ19年だ。
トラックの19歳は人間で言うともう50歳後半くらいだろうか。
なんで?と聞かれると困りますが。
しばらくぼんやりと空になった車庫で青空を見てたら少し泣けてきた。
いや、確か今日は曇り空だったか。
尋ね人のチラシを作ろうと思って確かに撮っていたはずの長重郎の写真を探したのだがどこにもなかった。このまえ削除したのを思い出した。
そのうち警察がやってきて状況を確認した後、被害届を作成してくれた。
バラバラにされて部品で密輸されたりする場合もあって、そうなるとなかなか見つかる可能性は低いのです。と言いながら去っていった。
ちなみに丹波市内の被害はまだ一件も解決していないそうだ。
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