栗太郎のブログ

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私をホッケーに連れてって!

2012-01-29 18:07:04 | 見聞記 栃木編

先日、夜のバイトで偶然、アイスバックスの選手と話す機会があった。

日光アイスバックスは、その名の通り、日光に本拠地を持つブロアイスホッケーチーム。
古河電工時代から続く、日光の誇るスポーツ文化なのだ。
だからもちろんご当地では、小中学生からして全国レベルである。
日本のアイスホッケーリーグの現状といえば、ずいぶん前に、西武系列の西武鉄道と国土開発がリーグから撤退してからこのかた低迷し、
今では韓国と中国のチームを加えて存続している。
そんな中、アイスバックスは、国内に残る数少ないチームのひとつとして頑張っているのだ。
企業チームから地域密着のプロチームと生まれ変わる時も、相当の覚悟と苦労を抱えて奮闘している姿は、地元紙の記事を読んで知っていた。
なにせ、フランチャイズにしている日光市自体は、観光知名度の高さはあっても、たしか人口10万もないくらい小さな自治体なのだ。
しかも小さいながらも新幹線の停車駅があるだとか、すぐそばに大都市と隣り合わせているだとか、そんな興行的アドバンテージもない。
その街がプロチームを持つことは、他チームと違って、負担とリスクは大きいわけ。
まるで、片田舎に残る無形文化財の祭事を朴訥と守り続ける村人のような、健気ないじらしさと意地を感じるのだ。
そして現在、サッカー解説でおなじみのセルジオ越後氏と、スポーツコラムニストのえのきどいちろう氏をフロントに迎え、その献身に支えられて今に至っている。
(と、書いてみたが、もしかして記憶違いがあればごめんなさい)

で。
そんなわずかな予備知識しかなかった僕が、その選手に「一度、生でゲームが観たいんですよ」と言ったところ、教えてもらったのが、この週末の、地元最終シリーズ3連戦だったのだ。
僕は、その初日の土曜日(つまり昨日)、カミサンと太郎ちゃんを連れて日光霧降アイスアリーナまで行ってきました。
いわばこれも、年末バイト代利益還元キャンペーンの一環です。


 自由席の入場を待って並ぶファン。


  チラシ。このコピー、原田貴和子を思い出すなあ。


入場口では、セルジオ氏が記念撮影に応じていた。
僕のちょっと前で、その申し込みが終わってしまいガッカリしていると、ふとその隣にえのきど氏を発見。
かつてサッカーマガジンを毎週買っていて、かつ、文化放送のリスナーである僕にとって、えのきど氏はランク上位の有名人。
さっそく記念撮影を願い出ると、即座に快諾。
喜ぶ僕を見て、「とうさんのそんな笑顔、めったに見たことない」と太郎ちゃん。
そりゃあそうでしょう、もともと縁もゆかりもない栃木のために、骨身を削って働いてくれてんのよ、この方は。
とうさんの笑顔は、会えた嬉しさと、その感謝の気持ちゆえよ。


 中に入ると、すでにゲーム前のウォーミングアップの最中。

 アクリル(?)のフェンスをよく見ると、パットがぶつかっている跡が多数。

 振る舞い酒までありました。




さて相手は、最下位チャイナドラゴン。


屋内だけに、衝突音や観客の喚声が反響し、その臨場感はたまらなく、いやおうなしに興奮してくる。
フットサルのような攻守の切り替えの早さや、なめらかに滑るスピード感に目を見張る。
スティックをつかうだけに、いわゆる「リーチが長い」状態なので、ドリブル(?)、キープの仕方、多彩なパス、その好プレーのたびに、おお、おお、と唸らされる。
サッカーでいうところの、スルーパス、センタリング、シザース、エラシコ、マルセイユターン、、、。(さすがにラボーナはなかったけど・・・)
動きにしても、スクリーン、インターセプト、無駄走り、つぶれ、裏街道、、、。
言葉は違うだろうけど、ゲームにおけるそのプレーの質と意味は同じ。
あろうことか、ピリオドがいくつで何分間さえも知らずに観に行ったルール無知のわりには、結構楽しめた。


結果は7-1の快勝!
残りのゲームも、プレーオフに向けて頑張ってください!

 マスコットのしかっちも嬉しそうでした。




そしてなにより、セルジオさん、えのきどさん、ありがとう!





※本日(1/29)のゲームも、4-0で勝って連勝のようです。



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