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ニコンD7000が水没で修理不能も、保険で助かる。

 今月初めの休日、紅葉の写真を一人で撮りに出かけた。
渓谷の中程まで降りていき、川中の岩場の上に三脚を据え紅葉と水の流れを撮影し、さあ帰ろうとした瞬間、水と落ち葉に濡れた岩場で足を滑らせ、カメラを持ったまま水流の中にうつぶせに落ちてしまった。
幸い水深が浅かったので、すぐ起き上がることができたが、2m下流は小さな滝になっていたのでそちらに落ちていたらちょっと危なかったかもしれない。
後に弟から「出かける時は行き先を告げていかないと発見も遅れる」と注意されたが、携帯電話の電波も届かない所だったので頭でも打っていたら危なかった。
若い頃から危険な場所に敢えて近付きたがる癖があるだけに要注意。

 まあ不幸中の幸いで、水の中に落ちたお陰(?)でカメラとレンズはびしょ濡れになったが、岩に頭や体を打ち付けることはなく怪我はなかった。
 渓谷から這い上がり、三脚からカメラを外し、布でカメラ本体とレンズを丁寧に拭いたが、ズームレンゾの中に水滴が見えたのはちょっとショックだった。
本体からレンズを外し、カメラの電池を抜き、中を見る。
本体内部に水が入っているようには見えなかったがファインダーが曇っていたので、やはり水は中まで入っているのだろう。
レンズの中には完全に水が入っているのが見て取れた。

 もしかすると分解掃除ぐらいでは済まないかもしれない。
そんな予感がした。
休日明けに購入したカメラのキタムラに持って行く。
5年保証に入っていたが「水濡れ、水没は除外」と保証対象外だった。
カメラはニコンD7000。発売1年余り、購入1年未満。レンズは純正18-105mmズーム。
水没の場合、修理代は新品価格とほぼ同額か、どうかすると高くなる、という情報は得ていたが、キタムラでも同じ事を言われた。

 カメラが新しいこともあり、メーカー修理の方がいいかと考え、博多駅前のNikonサービスに直接持ち込んだ。
しばらくして点検した後、担当者は気の毒そうに言った。
「修理をすると新品をお買いになるよりも高くなります。ええ、レンズも同じです」
 淡い期待は跡形もなく消えてしまった。

 買い直すといっても今ニコン製品は一時期よりかなり高くなっている。
一眼レフはタイの工場で作っているため、タイの水害で品薄、価格上昇状態なのだ。
買い直すといってもこれでは当分無理だ。

 その時ふと保険代理店の話を思い出した。
たしか家財道具や所持品にも保険をかけており、カメラもその対象になっているから何かあれば言って欲しい、というようなことを言っていた。
その時は持ち物は大事にする方だし、ましてやカメラを壊すことなどないから、ほとんど自分には関係ない、と思っていたが。
早速、連絡して確認すると、補償対象だという。
物品補償ではなく、補償金をもらうことにする。
年明けまで待って価格が少し下がった時に買った方が手出し金が減るからだ。
いやー、こんな時に保険が役立つとは。







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