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葛城の森のクチナシグサの実が裂開

2020年05月21日 20時08分54秒 | 自然観察
以前のブログで紹介した葛城の森のクチナシグサとは別に、同じ森の別な場所に
全体が赤茶色のクチナシグサが咲いている事を、先日フォーラムの田中代表から
教えてもらいました。
本日、家内を病院の診察に送り、待ち時間に葛城の森に行き短時間ですが
その赤茶色のクチナシグサを見に行ってきました。
このクチナシグサ、茎も葉も花も赤茶色という聞いたことが無い色をしています
田中代表は、また観察記録をしてはと言いますが、ちょっと以前のような根気が
無くなっているので、難しいかな。
現地に行き、5~6株あるクチナシグサを見ると、ほとんどの株で、実が出来て
蒴果(?)が裂開して、タネの散布を始めていました。

私は以前の観察で、タネは雨による水散布ではないかと思っていたのですが
草や蔓の多い現地では、どうかなと疑問もわいてきます。
ただつくば市は、昨日から夜にかけて、雨が降ったので、雨に流されたのか
小さいタネが全然残っていないカラも有りました。


赤みを帯びたクチナシグサの株の様子

以下は、裂開した実の様子です














実際に裂開する瞬間を見てないので、断言は出来ませんが、ホウセンカのように
裂開の時に、弾き飛ばす散布ではなさそうです。
実の様子は、オリンパスのTG-5で拡大マクロ撮影をしていますので、実際よりは
大きく写っています。
白い小さなツブがタネです。
クチナシグサは茨城県の希少種に指定されています(1997年版)が、代表から
頂いた里山散歩図鑑の資料には、絶滅危惧種と書かれていましたので、最新の
情報では、そのようになっているのかも知れません。

私の独り言、
赤みを帯びたクチナシグサ、光合成をする葉緑素はどうなっているのだろう
元々半寄生と言われるので、あまり影響が無いのだろうか
それとも、これでも光合成をしているのだろうか、疑問はつきません。









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