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私の趣味は障害者福祉

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お客様のための商売

2015-09-21 17:05:30 | 作業所への想い
昨日の投稿は、いい意味で大きな反響があった。
これが、一昔前ならば、大バッシングだっただろう。
昔は、昨日のような、障害者に対して厳しいことを言えば施設職員から大変怒られた。
それだけ、世の中の経済が厳しくなっているともいえる。

折角なので、昨日の話の補足をしたいと思う。
いつも講演で話していることなので、私の話を聞かれたことのある方は重複するかもしれない。

全国で講演させていただきながら、時間が取れれば、必ず現地の作業所を訪問させていただく。
作業所では、それぞれの地域で考えられた、さまざまな製品が作られている。

大半の作業所で言われることは「製品が売れません」。

なぜ作業所製品は売れないのだろう?
我々企業と、作業所は共に製品を作り販売しているが、何が違うのだろう?。

一般論だが、
作業所は障害者が製品を作るので、作業所のモノづくりの原点は
「彼らに何が作れるのか?」から始まり、
目標は「障害者でもこんな素晴らしいものができます」という「障害者理解」であるように思う。

では企業はどうだろう。
「お客様にどうやったら、気に入ってもらい、売れる製品ができるか?」を考え、
目標は当然だが「お客様満足」である。

私は作業所の製品つくりに「お客様」という概念がないために、売れないのではないかと思っている。

その一番の原因は作業所の「ネットワーク不足」にある。
作業所同士を含め、福祉以外の人脈がほとんどない。
そのために、世の中の情報が入ってこないのである。

昔は「別に製品は売れなくてもいいんですよ。リハビリですから・・・」という職員もいた。

障害者ディサービスのような施設であれば、それでいいだろう。
しかし、作業所では一般の方に製品を販売している。
これは、まさしく「商売」である。

「商売」なら、我々企業と同じ土俵に乗るのだから、厳しいのは当たり前だ。

よく、講演で

「世の中」の中に「福祉」があるのであって、「福祉」の中に「世の中」があるのはない

とお話しする。

「福祉」は「世の中」の常識の中でしか生きられない。

職員さんは「メンバーさんと目線を合わす」という言い方をする。

どのように目線を合わしているのだろうか?。
福祉の教科書では、自分がしゃがんでメンバーさんと目線を合わせるのだろう。

私はメンバーさんをだっこして目線を合わせなければならないと思う。

何故だかわかりますか?

自分がしゃがんでメンバーさんに目線を合わせると、世の中の目線とはかけ離れてしまう。
自分がだっこすることで、世の中の目線にメンバーさんの目線を合わせることができる。

福祉側が支援を待つのではなく、自らが世の中の一員として役割を果たすことが、唯一の福祉が生き延びる道であると思う。
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