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私の趣味は障害者福祉

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障害者の製品

2015-09-20 17:45:00 | 作業所への想い
本当に久々にブログを更新します。

先日の新聞にも取り上げられた作業所製品販売店「ふれ愛プラザ」。
この店ができた10数年前、私はこの店の看板に「障害者製品販売店」とは絶対に表示しないでほしいとお願いした。現在も、店の入口には「障害者」の文字はない。

先日、ある女性と話をしていて「どうして障害者の製品販売店と書かないのですか?」と質問された。

私が商売人だからかもしれないが、誰が作ったかは関係ないと思っている。
店に「障害者製品の店」と書いた途端、お客様は製品を見ずに「お情け」で製品を買ってしまうように思う。

では、なぜ「お情け」ではいけないのか?

以前、障害者の映画を見た女性が「障害者の気持ちが判りました」と話していた。
私は20年以上障害者と関わってきたが、未だに判らない。おそらく一生判らないだろう。
二時間足らずの映画を見て、障害者が理解できるわけがない。

映画が終了すれば、主人公の障害者の役は終わりだが、本当の障害者の生活は死ぬまでつづく。
明日には、この女性も障害者の事は忘れてしまうだろう。

「お情け」は一時的でしかない。

障害者の親御さんが一番言われる事
「私が死んだらこの子はどうなるのか?」

障害者自身が、親を頼らず生きていくためには、生活力が必要だ。
一時的な「お情け」では生活できない。

私が仲介したJTサンダーズ公式グッズの選手の人形は、ファン感謝デーの朝、この人形をもらう為に早朝から多くの女性ファンが列を作った。
女性は「作業所の製品」が欲しいのではなく「○○選手の人形」が欲しい為に並んだ。

今の作業所製品販売は「福祉」と「商売」を混同している。
「障害の方が一生懸命に作った製品ですので、買ってください~~」
とバザーで作業所職員が呼び込みを行っている。

「福祉」と「商売」を切り離さない限り「お情け」の販売は続く。

障害者がお客様に愛される品質の高い製品を作り、お客様も納得して製品を買うことで、本当の意味で「自立」ができるようになるのではないか。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mikiko)
2015-09-20 22:17:42
ご無沙汰しております。
5年前になりますか、静岡からお邪魔させていただきました。お元気そうで、何よりです。
ベーテル麻機を立ち上げ、おかげさまで様々な企業や福祉団体の方々と活動がひろがってきました。その中で、当時者の背負う人生が力強い歩みとなるようアイディアを出し合っています。森さんの言葉は今も響いています。良い意味で、ビジネスとして成り立つように願っています。また、お会いしたいですね。
Unknown (森浩昭)
2015-09-20 23:04:15
mikikoさん大変ご無沙汰しております。
もう、5年になるのですね。あっという間ですね。

実は、息子が今年、東大理三に合格して医療の道に進むことになりました。

5年前現役で医学部を受けたのですが、不合格で、後期試験合格。理一に進みましたが、医学の道があきらめきれず、これまで東大の図書館で独学して、ようやく今年合格しました。

mikikoさんにもご助言いただければ幸いです。

Unknown (mikiko)
2015-09-22 10:14:44
息子さんの合格、おめでとうございます。
私の父(もう他界しましたが)も最初北大の獣医学部でしたが図書館勉強で医学部に入った人間でした。
地域医療一筋でしたが、今私自身が地域医療の末端である受付で医療を考え福祉を考えています。
医療も福祉も大事なのは人です。科学の力もどう使うかは人にゆだねられています。それをどこにいらしても忘れずと思います。

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