アニマルマニア

九州の園・館メイン。
ただの動物マニアなヲタクのブログ。
ブログ内の写真や文章の無断二次使用は固くお断りします!

消えた命

2010-12-09 23:50:10 | うみたまご+番匠

 

 

初めにお断りしておきます。

今回の記事は、一般人の私が書いて良いような事ではないのかもしれません。

しかし、このような結果になり、またスタッフさんから話を聞いて非常に憤りを覚えたため。

知っている事を書こうと思った次第であります。

感情的になるかもしれません、間違ったことを書いているかもしれません。

でも、知って欲しい事だから。

最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

以前このブログでも取り上げましたが 大分マリーンパレス水族館『うみたまご』で

2010/11/13(土)3匹(雌2雄1)、翌日にもう一匹の計4匹のコツメカワウソの赤ちゃんが誕生しました。

スタッフさんもデレデレの親ばかになるくらいのこの子たちは、母テマリと父トオルに大事に育てられていました。

私はスタッフさんのご好意で、この子たちの成長を見守らせてもらっていました。

事件が起こったのは、11/28の開園時間。

私はその日、到津の森公園に行っていて現場を見たわけではありません。

が、その日うみたまごに来ていたお客さんがツイッターで

 

『うみたまごでカワウソが赤ちゃんを食べてる。』

 

と言う書き込みをしているのを発見したと、知り合いに教えて貰ったのです。

『スタッフさんが親と格闘の末、赤ちゃんは首から上が食べられた状態で救出された。』

と・・・。

それを見てからはいてもたってもいられませんでしたが、12/4にようやくうみたまごを訪問しました。

そこには、赤ちゃんが産まれましたの貼り紙はなく、変わりに

 

『ガラスをたたかないでください』

 

と温室の周りに何枚も大きな文字が印刷された紙が貼ってありました・・・。

カワウソ舎の中ではテマリとトオルがピャーピャーキューキューと子を呼ぶ声で鳴いています・・・。

スタッフさんに聞くと

『別の日に二匹目もやられて、今は残った二匹を裏で人工哺育しているけどいっぱいいっぱいです。』とのこと。

二匹目は体重測定の時にはもう影も形もなかったそうです。

 

『貼り紙してても叩くんですよね、バンバンバンバン・・・それが原因じゃないかって・・・。』

 

まぁ子供がいつもバンバン叩いてたのは知っていたので、子供じゃあ仕方ないですよねと言うと・・・。

 

『いや、叩いてたのはおばちゃんたちだったんですよ「出てきてー!」って・・・テマリがピャーピャー鳴いてるから何かと思ったんですけどね。』

 

と・・・しかも28日の事があった後に

人止め用のポールをしたり

 『ガラスを叩かないでください』って貼り紙をベッタベタに貼ってある

 のにですよ。

それを聞いた時に プッツン と私の中で何かが切れました。

どうして、人の身勝手な行動でテマリが・・・トオルが自ら子供を殺さなければならなかったんでしょう。

どうして、こんなに字が読めない人が多いんでしょうか!!

どれだけテマリとトオルとスタッフさんが子供たちを大事にしていた事か・・・。

別に、スタッフさんが見ていたおばちゃんだけではありません、その人以外にも子供~お年寄りに到まで様々な方がバンバンとガラスを叩いていたのを私は知っています。

以前の訪問時にトオルが赤ちゃんを連れだしてる現場を何度か目撃していました。

  

この時↑は、このあとに体重測定のある時間だったので

赤ちゃんを取られまいとしての行動だったのでしょう(※この時は、すぐにテマリが回収にきました)

野生動物は敵に巣穴を見つけられたりすると、安全に子育てができる場所を探したりします。

敵に居場所を知られないために、いくつか別荘を移動していくものもいます。

その時に、足手まといになりそうな子は殺してしまうこともあると言われています。

一つの巣穴で子育てするものも同様です。

その子に構っている事で、自分たちの身に危険が及ぶからです。

野生で生きるモノにとって、自分たちが生き残る事が最優先なのですから、当然の事でしょう。

ですが、動物園や水族館では生活の場所は限られていて、安心できる場所を見つけに行くことはできません。

ましてや、今回のことが起こったうみたまごでの展示場は温室と言うなんでもない場所です。

逃げ場のない場所で、お客さんの出すガラスを叩く音や出てこいと言う大声が絶えない状況

『たたくな』

と貼り紙をしているにも関わらず自分の勝手な思いでそれを無視する字の読めない客

せっかく見に来たのに出てこなくて残念とか言ってるその目は何を見ているのかと・・・。

コマリとマモルと言う前例があったことでうみたまご側も大丈夫と思っていた事に問題があるかもしれません。

動物に絶対はありえないのですから。

字の読めない目の悪い客用にもっと大きく 『子育て中です』 と掲示をした方が良かったのかもしれません。

せっかく、カワウソの育児風景を間近で観察できるこんなに良い機会をうみたまごが与えてくれていたのに、それを一部の心無いお客さんの行動で踏みつぶしてしまったことに、心の底から怒りを覚えました。

あんたは妊婦さんのいる産婦人科でバンバン扉を叩いて『出てきてー、お顔みしてー!』ってやるんかと!!

 

今回このような事を書かなくてはならない事が起きてしまい、大変残念で仕方ありません。

うみたまごで、この事を知っている人は限られる事件でした。

でも、テマリとトオルが教えてくれた事はどこの、動物園・水族館でも起こるかもしれないことなのです。

このまま行くと、ここで記事を書いていなければ、この二匹の命は生まれなかった命となって私たちは存在すら知らなかったかもしれません。

来園・来館者がマナーを守って動植物に接することで、普段見られないものを見せて貰っているのです。

どうかお願いです、動物園や水族館での最低限のマナーや掲示の忠告は守ってください。

今回のように、死ななくても済んだんじゃないかという小さな命を増やさないでください。

どうかもう、こんな悲しい事のないように・・・みなさんご協力ください。

私はもう、あんな悲しいカワウソの鳴き声(泣き声)も聞きたくないし、寂しく切ない顔も見たくありません。

子供を仕方なく両親からとりあげたスタッフさんに、子を返せと噛みついたトオルさん。

育児放棄したならいざしらず、愛情持って一生懸命に子供の世話をしていた親から子供をとり上げなければならないような事態にしないでください。

どうか、どうか静かに安心して子育てできる環境をみんなで整えてあげてください。

おねがいします。

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

  

最新情報などはこちらへ→ twitterやってます。

『写真』 ジャンルのランキング
コメント (7)   この記事についてブログを書く
« 徳山 赤パンダ 動画 | トップ | 徳山赤パンダ軍団 »
最近の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (未Z零号機)
2010-12-06 23:32:29
mixiのコミュの書き込みを見て来ました
読んでて悲しい気持ちと共に憤りを感じました

僕はうみたまごが好きで毎週のように通ってました
ここ2ヶ月ほど行けてなかったんですがそんな悲しい事件がおきていたなんて・・・
良く子供がガラスを叩いていたのは知っていましたが字が読めるおばさんまで叩いていたのなら腹立たしいですね
それに子供が叩いていてもその後ろで笑って見ている親もいました
せっかく子育てを見てもらいたいと言ううみたまごのスタッフさんの気持ちを踏みにじるような行為、許せませんね
人に見られてるだけでもカワウソにはすごいストレスなのにバンバン叩かれたらパニックになってしまうのも当然です
僕たち以上に悲しいのは親のカワウソなんですね
こんな悲しい事が二度と起きないようにうみたまごを愛する僕たちに何かできる事はないんでしょうか・・・

初めてブログを訪問して長々と失礼しました
そして、貴重な情報をありがとうございました

Unknown (倶利伽羅龍王)
2010-12-07 23:11:47
>未Z零号機さん

読んでいただき、わざわざコメントまでありがとうござます。
毎週うみたまごですか!
ではもしかしたらすれ違っていた時もあるかもしれないですね。
自分も最初は『子供が叩いていたのなら・・・。』と思ったのですが、スタッフさんから大人が叩いてたと、なんとも言えない切ない残念そうな顔言われた時は本当に頭の中で何かがブチッと切れましたね。
少なくとも間接的であれ、その行為が命を消してしまう事になったと言う一つの原因になったのであれば大問題です。
来園・来館者がマナーを守らなくてどうして『どうぶつと仲良くなる』ことができるでしょうか!
スタッフさんも忙しいから一つの事に構ってられないのが現状なので、その分常連さんが気をつけて見ておくことって大切なのかもしれないですね・・・どうにかできないものか・・・。

できることなら、今後のうみたまごも見守って行きたいです。
 (lucrezia4)
2010-12-08 19:10:08
もうね・・・動物側の事情を分かれとはいいませんよ。無理だから。
だけどせめて貼紙くらい読めろと。人間の言葉でしょうが。
何があったのかと心配していたのですが、こういうことだったのですね。
赤ちゃんも親ウソも飼育さんもみんなみんな辛かったですね・・・
だけど叩いてたおばはんだけは、何事もないなんて。なんだか虚しくなります。
チビちゃんたちの冥福を心よりお祈り申し上げます。
Unknown (Macropus ridiculus)
2010-12-08 19:59:51
こちらでもこんばんは。
 私は誕生の13日にうみたまごを訪問し、事件翌日の29日に再訪しました。
 29日訪問の際は事件のことを知らず。こちらのブログで詳細を知りました。

 不謹慎かも知れませんが「自分が水族館に誕生した赤ちゃんを見に行くと、その児は亡くなる」というジンクスを感じていたんです。うみたまごのナマケモノ、海の中道のラッコなど。
 「園館の飼育動物で赤ちゃんが亡くなる確立は高い。たまたま自分が鉢合わせただけ」と自分を納得させ、「ジンクス」も半ばジョークだと感じていました。

 が、今回の件は悔やまれてなりません。
 「ガラスに貼られた注意書は、字が細かく、来園者の注意を喚起するには効果が不充分ではないか」と感じてはいたんです。
 しかしこうした所感を伝えず、「おめでとうございます。繁殖がんばってください」という社交辞令しか申し上げなかったのは後悔の極み。
 少々煙たがられても、飼育動物の安全のため、御意見申し上げる姿勢が必要だったかもしれません。

 うみたまごは触れ合いの機会が多い館ですが、それが園館を訪問する際のマナーに対する来館者の意識を麻痺させてしまったなら残念です。
 私自身も来園者・来館者のマナー向上のため、少しづつできることを行っていかなければ、と感じているところです。

 まとまりのない文章でごめんなさい。

 今回の件が、今後のカワウソたちの繁殖に影響のないことを祈るばかりです。
Unknown (ちゃしろ)
2010-12-10 12:55:20
はじめまして。

胸の痛む記事でした。
「動物園」というものの存在意義を考えさせられます。

動物園・水族館に足を向ける人はみな自分自身のことをきっと「動物好きの善良な人間」と考えていることでしょう(件のおばさん含めて)。
しかし、実際動物園に集まる人々を観察すればわかる通り、老若男女問わず「ペットショップのショーケースを覗く感覚」、「動物の珍妙な芸を期待する感覚」で訪れる人は少なくありません。むしろそちらの方が主流かも。
観覧ツアーが組まれるほどの人気動物園では、獣舎の前で容赦なく焚かれるフラッシュの嵐に毎度驚かされます。
「動物に会いたい」のではなく、「私がこの動物を見た」記録を残したいだけの人の群れ。
これはマナーの問題というよりもっと根本的な、「動物園」イコール「見世物小屋」という勘違いがあるのではないでしょうか。

最近はふれあい体験や、間近でのダイナミックな展示をしてくれる施設が多くなっており、「動物園・水族館とはエンタテイメントを提供する場である」という面が拡大し、ますます入園者の意識とのズレが大きくなることを危惧しています。

足りないのは「教育」なのでしょうが、さて、いい年齢になった大人の「見世物感覚」をどこで誰が正せばいいのか…?
悩ましいところです。


拙い文章で、失礼いたしました。
気になっていました (くすのかめ)
2010-12-11 12:35:12
何が起こったのだろうと思っていたら・・・。
最近の若い者は、じゃなくて分別のあるハズの年配者も自分に甘い人多すぎです。道徳や恥の文化も消滅寸前ですし・・・。
私の友達の某園の飼育員さんもお客さんのマナーの無さを嘆いています。
そういう人間を相手にしているという事を認識して、子育て中はバックヤードに移して時間を決めて公開するとかじゃないとダメかも。悲しいけど。
Unknown (あき)
2010-12-28 19:54:29
はじめまして。
通りすがりの者です。

くすのかめさんのおしゃる通りだと思います。

飼育員側の危機管理の欠如ではない
でしょうか?

色々な兼ね合いがあるとは思いますが、
カワウソ達の事を一番に考えれば、
ある程度育った時点で公開するなど
回避出来たことだと思います。

コメントを投稿

うみたまご+番匠」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事