万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

尖閣問題は安保理プラス戦争準備の二本立てで

2013-11-26 17:27:41 | 国際政治
防空識別圏の狙い、尖閣主権の主張…中国認める(読売新聞) - goo ニュース
 本日、山東省の青島から中国の空母艦隊が南シナ海へと向かったと報じられております。南シナ海に至るには、東シナ海を通過しますので、事実上、東シナ海、即ち、尖閣諸島の主権主張のための示威行動と推測されています。

 この空母には、爆撃機や戦闘機が搭載されているとなりますと、中国側が、東シナ海上空に一方的に設定した”防空識別圏”において、何らかの形で武力を行使する可能性も否定できません。尖閣諸島は歴史的にも法的にも疑いのない日本国領なのですから、日本国は、中国による侵略の危機に直面しているのです。そもそも、国連加盟国には、紛争を平和的解決する義務があり、中国の武力による威嚇や武力の行使は、明白なる国連憲章違反行為です。また、安保理には、必要と認めるときには、当事者に対して平和的な紛争解決を要請する権原や、調査を実施する権限もあります。尖閣諸島の問題も、第6章の問題として扱われる場合には、中国の拒否権は紛争当事国として封じることができますので、日本国政府は、この問題を安保理に訴え、尖閣諸島問題をICJにおいて解決するよう中国に求める決議を成立させるべきです。アメリカは、尖閣諸島の主権問題に立ち入らないとする立場ですが、ICJでの解決であれば、この立場と矛盾することはないはずでです。

 その一方で、安保理を無視して中国が軍事行動の虚に出る可能性もあるのですから、安保理への働きかけと同時並行的に、日米同盟の下で、日本国は、防衛戦争の準備を進めるべきです。尖閣諸島を何としても守り貫きませんと、中国は、本気で国際秩序を破壊し始めると思うのです。

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8 コメント

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Unknown (ねむ太)
2013-11-27 07:32:21
おはようございます。中国の空母に戦闘機を積んでいたとしても、物理的な問題として飛ばすことは出来ません。
空母からの艦載機を離陸させるには、空母の速度が足りません。
元々、鉄くずとして売りに出されたいた空母であり、エンジンや軍事機密に属する部品は、外されていたので適当な機関をのせ動くようにし、カッコウだけのハリボテです。
歴史上、空母を実戦で運用したのは、我が国と米国だけです。
中国は防空識別圏を設定した事により国際社会の中で孤立しようとしています。
この騒ぎで一番悲惨なのが韓国です。
済州島の近くに浮かぶ島(岩礁)も中国領に組み込まれようとしていますし、抗議の声を上げても「小国の言う事など一々聞く必要はない」と冷たい回答をもらえたようでまずはメデタイ。
朴槿恵氏の日米を敵に回して中国にすり寄る戦略が、ものの見事に成功したようで、韓国は国さえ無くなりそうです。
韓国のメディアや政治家が気づいて大騒ぎしていますが、二度と我が国に関わるな、と言う他ありません。
高速魚雷艇建造中に、浸水して沈没・・・これが韓国の実力です。
朝鮮が千年もの間、支那の属国甘んじなければならなかった理由がよくわかる国会中継がありました。
11月25日の小西洋之議員の質疑ですが、小西議員のように憲法に、こう書いてある・・書かれているものが全てで、自分の望む答弁以外は何のかんのと屁理屈を並べ立て拒否する。
実際に政府のホームページからでもご覧いただけますので、見ていただいたほうがよろしいかと存じますが、この様な高学歴、元官僚であり人を見下すだけの人間が国の中枢に居るのなら独立は絶対に不可能だったと、よく判ります。
中国が、一方的に防衛識別権を制定し武力による恫喝をしようとしている、としているのなら中国の崩壊が間近に迫っているのかも知れません。
国際社会から非難を受ける事がわかっていながら強硬な手段に打って出ようとするのは、中国にとって国家として大きく国益を失う事はわかりきった話の筈です。



ねむ太さま (kuranishi masako)
2013-11-27 08:12:21
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 尖閣諸島問題が持ち上がった当初にあっては、国際社会やマスコミの一部は、中国のプロパガンダに惑わされる傾向がありました。しかしながら、今では、軍事力を背景に中国が領土的野心を隠さなくなったため、中国脅威論が高まると共に、国際世論も中国批判に大きく傾いております。今回の防空識別圏の設定や空母の派遣も、これまでかぶってきた平和主義国家の仮面を、自らの手で引きはがす行為です。野心に満ちた実像が現れたのですから、国際社会を騙してきたことが糾弾されることはあっても、中国が国際社会の信頼を取り戻すことは、もはやできません。韓国、そして、北朝鮮もまた、中国と同様の道を辿っており、行動のすべてが、国家としての信頼性を失墜させています。
 アメリカは、”防空識別圏”の圏内を爆撃機を飛行させたそうですが、中国軍に撃墜されるリスクを背負いつつ、この命がけの任務を遂行されたアメリカ軍に、敬服いたしております。
Unknown (兼業農家)
2013-11-27 11:09:47
”防空識別圏”て、領空の外側に設定するモノですよね。
そして、”防空識別圏”の中に、”尖閣諸島”があるということは、今回、お支那さまは、”尖閣諸島はまだ支那の領土ではないが、これから取に行く”と、全世界に向けて宣言してしまったのではありませんか?

日本も米国も何故そこを突っ込まないのかと不思議でなりません。

先日香港の新聞が報じたように、支那は3年以内に崩壊するそうですが、早まりそうですね。
在日支那大使館が、日本にいる支那人の登録をさせているそうですが、この際その名簿を貰い、不法滞在者をついでに一掃してしまえばいいのではないでしょうか。

支那崩壊と朝鮮崩壊は一対ですから、朝鮮人の一掃も出来る準備をしておくべきでしょう。

この調子では来年には、支那は内乱になるのでは・・・。
兼業農家さま (kuranishi masako)
2013-11-27 12:35:07
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 一昔前ならば、”すわ開戦か”の重大危機でありながら、マスコミなどの論調も、あたかも、然したる事件でもないような扱いです(ベルリン封鎖、キューバ危機、SS20の配備などに匹敵する…)。中国の言論統制が及んでいるとしますと、秘密保護法案に反対しているマスコミこそ、国民の知る権利を侵害しております。
 何れ中国の現体制が崩壊するならば、より早い時期の方が、周辺諸国が払う代償も最小限で済みます。自滅が最も望ましい形態ですので、この事件が、共産党一党独裁体制崩壊の引き金となることを願っております。
国単位で考えるのはs時代遅れ (チャイナの崩壊はないと思っている人)
2013-11-27 19:09:13
 チャイナが崩壊?それは願望でしょう?ま、そう言う事は聞きあきたですね。もう何年も前からですから、オオカミ少年も効き目がないでしょう。
 防空識別圏?また、つまらんことをしているけど、たいしたことでもないでしょう。わが国も、自分の領土でもなく、実効支配しているわけでもない島(中韓が争っている)を識別圏に入れているので、尖閣が入っていてもたいしたことじゃないでしょう。実際B52は平気で飛んでいるでしょう?それで戦争の準備?なんだか阿呆らしい。
 アメリカは八またの大蛇ですね。支配層は。どことと組むのが一番よいか?チャイナも五またの大蛇ぐらいですよ。まあ、首の一つが要らざることをしても、早計にに戦争の準備などと考えないほうが良いですよ。国単位で考えるのは時代遅れ。
 日本が発展したのは日本人の勤勉さだけではないのですよ。何事も、種銭がなければ、なりません。さて、どういう人たちが日本に融資したのでしょう?さらに、個人でも、孫社長の創業の種銭は誰が出したのでしょう?
 チャイナも、種銭を出した人たち、いや、勢力がいて、回収も終わらないうちに、崩壊などないですよ。
 日本人は律儀で金を返すから融資して、チャイナ人は、華僑の保証でもあったのでしょう。
 ま、国家の単位で考えていてはわからないのですよ。
 アメリカと中国も対立するようで仲間でもある。その証拠が米国債だけでなく、住宅金融会社の債券も大量に保有していることでわかるのです。
 いざとなったら、アメリカが味方をしてくれるなどと思うのは、楽観過ぎる。なにしろ、プラグマティズムの国だから、わからんですよ。
チャイナの崩壊はないと思っている人さま (kuranishi masako)
2013-11-27 20:43:20
 中国の共産党幹部や富裕層は、密かに財産を国外に移し、家族を海外に居住させるなど、何時でも亡命できる体制を整えています。中国の崩壊を最も強く信じている人々は、皮肉なことにも、特権階級の中国人なのではないでしょうか。
残念ながら願望から抜け出ていません (チャイナの崩壊などないと思っている人)
2013-11-28 18:56:47
 そう言われていますね。でも、中米が戦争状態になれば、そう言うお金も凍結の対象になるでしょう。で、なんで幹部や富裕層は海外に財産を移すのですか?中米の戦争などないと思っているからでしょう?
 どんな事業にも種銭が必要なのですよ。日本の経済発展も日本人の努力だけではないのです。ガリオアエロア資金だけでなく、非公式にも資金が入ったのですよ。種銭なしでは、どんなに優秀でも創業は不可能なのです。
 チャイナは小平の政治力と華僑の保証で、種銭が導入されたのです。途上国のほうが、インフラが十分でないから、利潤が高いのですよ。ま、それでも回収できなければ資金の投入はありえませんが。
 日本もチャイナも回収できると判断されて資金が投入されたのですよ。共産主義など関係ありません。利潤が高く、回収が可能なら、国際資本は投入されるのでしょう。チャイナは、まだまだ、内陸部に利潤を生む格差がありますから、国際資本の投入は続きます。だから、崩壊などしません。ま、機を見るに敏感な近江商人の行動を見ればよいのです。
チャイナの崩壊などないと思っている人さま (kuranishi masako)
2013-11-28 20:39:33
 中国大陸の歴史を見ますと、民衆の大規模な反乱が、何度となく、王朝を滅亡に導いております。中国の経済システムは、共産党に利権が集中する仕組みですので、国際資本が投入されているからといって、中国の体制崩壊はあり得ない、とは言い切れないと思うのです。

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