万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

菅首相は事大主義

2011-06-20 15:07:13 | 日本政治
知られざる オバマ氏と菅首相のトモダチ作戦~外伝(産経新聞) - goo ニュース
 就任当初、菅首相とアメリカとの関係は、それほど良好というわけではなく、国民の多くも、首相の過去の言動から反米政治家と見なしていました。ところが今や、菅首相は、親米政治家に変貌したようなのです。

 もちろん、首相は、本心から親米派に”転向”したのではなく、国内の政治基盤が危ういことを敏感に察知して、外部に強力な後ろ盾を求めたと憶測することができます。自己保身にかけては、右に出る者はいないくらい、首相は、狡猾であり用意周到です。国内からの如何なる辞任圧力を受けても、アメリカの支持さえ取り付けていれば延命できると踏んでいるのでしょう。つまり、菅首相は、事大主義なのです。

 アメリカも、得てして、国内では国民から評判の悪い政治家でも、親米路線でさえあれば寛大なところがありました。このことが、国民から不評を買う一因ともなってきたのですが、菅首相の事大主義とアメリカの親米派擁護が、”ねじれ現象”を起こしながら結びついているとしますと、我が国の政局は、さらに混迷を深めそうなのです。

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4 コメント

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Unknown (UNKNOWN)
2011-06-20 17:13:02
 米国にとって、左翼出身の政治家は好ましいのだ。なぜなら、左翼は理屈と欲で動く。貧乏人出身が多いから、物欲も名誉欲も旺盛。セン何タラをみればわかる。だから篭絡しやすい。管総理は財務大臣として渡米した時、すでに親米派にカウントされている。むしろ小沢封じのために後押しされたのが真相だろう。
 米国が好まないのは、土着の理屈ではなく感性で判断する保守政治家だ。安倍、福田、麻生の三代の自民党の総理、および、小沢元代表。
いずれも名望政治家。だから転びにくいのだ。
 管総理は親米派であれば政権が長持ちすることを小泉元総理の例から学んでいる。狡猾さも。だから簡単には倒れない。
 自民党は選挙をやれば勝てるなどと思っていれば甘い。選挙直前に、自民党崩壊に繋がる大スキャンダルが出てくる。民主のトロイカはズル、狡猾。自民も党首も幹事長も代えたほうが良い。あんな口の軽い幹事長では赤子の手を捻るようなものだ。
UNKNOWNさん (kuranishi masako)
2011-06-21 08:13:29
 長期的に見ますと、左翼政権の成立は、我が国を弱体化しますので、アメリカの国益に反するのではないかと思います。また、左翼政治家は、狡猾であるがゆえに、表では親米を装いながら、陰では、反米であるかもしれません。何れにしましても、我が国の政治家の劣化は著しく、国民は、真剣にこの解決方法を模索すべき時に来ているのではないでしょうか。
Unknown (UNKNOWN)
2011-06-22 06:16:19
 管政権は左翼政権ではなく、元左翼政権。やはり事実はありのままに。左翼政権と断じるのはデマゴーグ。デマ学者になるの?
 ”左翼嫌い”だが、政治に理屈を捏ねる女性自身が左翼に多いスタイル。保守の女性なら、家庭の運営や子育てが中心になる。
 後から親米派に転向する方が、より親米派になるもの。米に面従腹背するのは保守政治家が多い。
 政治家の劣化は劣化したマスコミ、劣化した政治、経済学者、劣化した政治評論家を軽信する劣化した国民のせい。”政治家の劣化!”と言っても、天に唾をするようなもの。自分の顔に落ちてくる。
 形から入るなら選挙制度を変えること。小選挙区制だと40%ぐらいの支持が必要。さすれば、確実に票が読める団体の票が欲しくなる。自民にとっては某宗教団体、民主にとっても、様々な怪しい団体。
 5人区、3人区の中選挙区制なら、10,20%の票を獲得すれば当選する。本来の支持団体プラス無党派層で当選する。さらに、5人区なら、弱小政党も当選する可能性がある。死票が少なくなるだろう。
UNKNOWNさん (kuranishi masako)
2011-06-22 08:16:07
 何度も申しますように、イデオロギー論争は大した意味はありませんし、多義性のある”保守”を一括りにして論じることもできません。また、政治は、好き嫌いの問題でもありません。
 国民の意識にも問題がありますが、UNKNOWNさん自身も制度改革を提言しているように、政治制度に欠陥があると、有能な政治家を選出することはできないのです。より幅広く人材が集まるよう、制度を変えてみることも一案であると思います。

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