万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

中国外交白書―”主権防衛”は侵略宣言

2011-01-12 15:20:54 | アジア
「断固たる闘争で主権防衛」=尖閣問題で中国外交白書(時事通信) - goo ニュース
 今年出版される中国の外交白書には、昨年発生した尖閣問題について、”断固たる闘争で主権防衛”という表現があるそうです。この言葉、日本国からしますと、中国の”侵略宣言”、あるいは、”侵略予定宣言”の以外の何ものでもありません。

 中国の自己中心的な認識によれば、尖閣諸島は中国の主権が及ぶ中国領であり、我が国の海保の活動こそが、主権侵害に当たるということなのでしょう。しかしながら、尖閣諸島は、国際法に基づいて日本国が領有しているのですから、この事実を無視して中国が一方的に領有権を主張することはできません。しかしながら、たとえ国際社会では通用しない論理であっても、一方的に言い募って既成事実化するのが中国の戦法ですから、近い将来、平然と尖閣諸島を武力で占領するとも限りません。”主権防衛”とは、”侵略”を正当化するための中国流の倒錯した表現なのです。

 外交白書では、「日中関係は比較的大きな起伏の後、改善と発展の歩みを踏み出した」と総括しているそうですが、現実は、逆になると思うのです。白書を作成した人物は、”主権防衛”という言葉が”侵略宣言”と解されることを、果たして理解していたのでしょうか。

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コメント (2)   この記事についてブログを書く
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2 コメント

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無駄よ (毒キノコ)
2011-01-12 20:36:54
支那人に何を言っても無駄だよ。彼らに常識を求めることがどだい無理なのである。
もう中国から方向転換したら?
毒キノコさん (kuranishi masako)
2011-01-12 21:15:51
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。

 現代という時代に対する中国の理解度は別としましても、方向転換したくても、日本国の地理的な位置は変えようがありません。つまり、猛獣のような国に狙われているという現実からは逃げられないのです。無法者国家、中国の覇権主義をどのようにして押さえ込むのか、これは、日本国、否、全世界にとりましても、重大な問題なのです。

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